ヘーゼルバーン21年

Hazelburn 21 Year Old

2025.11.16

whisky-hazelburn

トリプル蒸留が生む繊細で滑らかな味わい

「ヘーゼルバーン21年」は、スコットランド・キャンベルタウンにあるスプリングバンク蒸溜所が手がける、非常に希少で高品質なシングルモルトウイスキーです。この蒸溜所は、モルティングからボトリングまでの全工程を自社で一貫して行う、世界でも数少ない伝統的な施設として知られています。「ヘーゼルバーン」シリーズはノンピート麦芽を使用し、3回蒸留によって生まれる滑らかで繊細な味わいが特徴です。

21年という長期熟成を経たこのボトルは、シリーズの中でも最高峰に位置づけられており、バーボン樽原酒を80%、ポートワイン樽とシェリー樽原酒をそれぞれ10%ずつ使用することで、複雑で奥深い風味を実現しています。香りはレザーカバーの古書や麻布、土のニュアンスに加え、糖蜜クリームやキャラメル、ブラックベリーの甘く芳醇なアロマが広がります。味わいはマシュマロや綿菓子のような優しい甘さに、ミネラル感やほのかな土っぽさが加わり、フィニッシュにはココアパウダーやカプチーノ、ほんのりミントの爽やかさが残ります。

日本国内ではわずか276本のみの限定入荷となっており、コレクターやウイスキー愛好家の間で高い評価を受けています。その希少性と完成度の高さから、特別な日の一杯や贈り物にもふさわしい逸品です。伝統と革新が融合したキャンベルタウンモルトの魅力を存分に味わえる、まさに芸術品のようなウイスキーです。

■飲み方あれこれ!!

ストレート:

長期熟成による複雑な香りと味わいをダイレクトに楽しめる飲み方です。シェリー樽由来の甘く芳醇なアロマや、トリプル蒸留による滑らかな口当たりが際立ち、余韻までしっかり堪能できます。

少量の加水:

ほんの少しの加水によって香りが開き、隠れていたフルーティーさやスパイス感が顔を出します。味の層が広がり、より繊細でバランスの取れた印象になります。

トワイスアップ:

常温の水を同量加えることでアルコールの刺激が和らぎ、まろやかさと香りの広がりが際立ちます。キャンベルタウンモルトの奥深さをじっくり味わうのに最適なスタイルです。

▶「スプリングバンク蒸留所」のこと

「スプリングバンク蒸留所」は、1828年にスコットランド南西部の港町キャンベルタウンに設立された、現存する最も伝統的な蒸留所のひとつです。創業者はレイド家で、その後ミッチェル家が経営を引き継ぎ、現在もJ&Aミッチェル社によって家族経営が続けられています。キャンベルタウンはかつて「ウイスキーの首都」と呼ばれ、30以上の蒸留所がひしめいていましたが、禁酒法や品質低下などの影響で衰退し、現在ではスプリングバンクを含む3つの蒸留所のみが稼働しています。

「スプリングバンク蒸留所」の最大の特徴は、ウイスキー造りの全工程を自社で一貫して行っている点です。原料の大麦は自社でフロアモルティング(床で発芽させる伝統的な製法)を行い、乾燥にはピート(泥炭)を使用。糖化、発酵、蒸留、熟成、ボトリングまでをすべて敷地内で完結させるという、現代では極めて稀なスタイルを守り続けています。これにより、品質管理が徹底され、独自の風味を生み出すことが可能となっています。

蒸留方式にもこだわりがあり、スプリングバンクでは2.5回蒸留という独特な手法を採用しています。これは、初留1回、再留2回のうち一部を再度蒸留することで、複雑で奥深い味わいを実現するものです。また、同じ敷地内で「スプリングバンク」(ライトピートで複雑な味わい)、「ロングロウ」(ヘビリーピーテッドでスモーキー)という異なるスタイルのウイスキーも製造しており、1つの蒸留所で3つの個性を持つブランドを展開している点もユニークです。

「スプリングバンク蒸留所」のウイスキーは、塩気を感じる「ブリニー感」や、ピートの香り、フルボディで長い余韻などが特徴で、「モルトの香水」と称されるほど香り高く、世界中のウイスキー愛好家から高い評価を受けています。大量生産を避け、手作業による丁寧な造りを貫く姿勢は、クラフトマンシップの象徴とも言えるでしょう。

伝統と革新が融合したスプリングバンク蒸留所は、スコッチウイスキーの本質を体現する存在として、今もなお輝きを放ち続けています。

▶「スプリングバンク蒸留所」の歴史(年表)

1828年:

スプリングバンク蒸留所がスコットランド・キャンベルタウンにてレイド家によって創設される。キャンベルタウンは当時、ウイスキー造りが盛んな地域であり、蒸留所の立地として理想的な環境だった。

1837年:

レイド家の姻戚であるジョン・ミッチェルとウィリアム・ミッチェルが蒸留所の経営を引き継ぎ、ミッチェル家による家族経営が始まる。現在もJ&Aミッチェル社が所有しており、伝統的な製法を守り続けている。

1872年:

ミッチェル兄弟の間で意見の対立が起こり、弟のウィリアム・ミッチェルがスプリングバンクを離れ、同じキャンベルタウン内にグレンガイル蒸留所を設立する。これにより、地域内に複数のミッチェル系蒸留所が存在することとなる。

1926年〜1933年:

世界恐慌やアメリカの禁酒法の影響を受け、スプリングバンク蒸留所は一時的に操業を停止する。キャンベルタウン地域全体でも多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれた。

1979年〜1987年:

再び経済的な困難に直面し、蒸留所は2度目の操業停止を余儀なくされる。しかし、伝統を重んじるミッチェル家の意志により、1987年に操業を再開する。

2004年:

ミッチェル家がかつてのグレンガイル蒸留所を再建し、「キルケラン」というブランド名でウイスキーの製造を開始。キャンベルタウンのウイスキー文化復興に貢献(※)する。

⇒キャンベルタウンのウイスキー文化復興に貢献(※)

〇1920年代、アメリカの禁酒法の影響でキャンベルタウンのウイスキー産業は壊滅的な打撃を受けました。粗悪なウイスキーの大量輸出によってブランド価値が暴落し、かつて30以上あった蒸留所はほぼ消滅。しかしスプリングバンクはその荒波を乗り越え、現在も稼働する数少ない蒸留所としてキャンベルタウンモルトの復興を牽引しています。

現在:

スプリングバンク蒸留所は、フロアモルティングからボトリングまでの全工程を自社で行う世界でも稀有な蒸留所として知られ、スプリングバンク、ヘーゼルバーン、ロングロウの3ブランドを展開している。クラフトマンシップと伝統を守る姿勢が、世界中のウイスキー愛好家から高く評価されている。

Data

蒸留所(親会社): スプリングバンク蒸留所(J&Aミッチェル社)

所在地: キャンベルタウン

URL:https://www.springbank.scot/(スプリングバンク蒸留所公式サイト)

創業年:1828年

蒸留器:ストレートヘッド型(初×1基、再×2基)

アルコール度数: 43.2度

容量:700ml(化粧箱付き)

 

 

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