Glenmorangie Original
華やかで柑橘系の香り漂うスコットランドの人気モルト
『グレンモーレンジィ オリジナル』は、爽やかな柑橘の香り、味、フィニッシュどれも魅力的なシングルモルト。フレッシュなフルーツやバニラアイス、花を思わせるアロマ。クリーミーで南国のフルーツに、蜂蜜や蜂蜜やメープルシロップを思わせるフレーバー。を思わせるフレーバー。スィートでバランスが良いが、フィニッシュはドライ。繊細で複雑な味わいが、世界中のモルトファンを魅了している。
・グレンモーレンジィ蒸留所のこと
グレンモーレンジィ蒸留所は、インヴァネスから北へ向かったロス州のドーノック湾南岸沿い、ハイランド北部テインの町はずれににある。1843年、バルブレア蒸留所の共同経営者だったウィリアム・マセソンが、古いビール工場を改造して創業した。
ウイスキーの産地としてはハイランドに分類され、周辺は古くから密造酒造りが行われ、良質の水とピートの産地でもある。1918年からは、マクドナルド&ミュアー社の所有となったが、2004年にモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンに買収され、グレンモーレンジィ社に社名変更している。
グレンモーレンジィとは、ゲール語で「大いなる静穏の渓谷」の意味といわれているが、確かなことはわかっていない。創業時当初は資金が十分でなかったため、蒸留所の規模も小さく、ジンの蒸留に使われていた中古のポットスチルが2基だけだった。そのスチルは、ネックが異様に長い形をしていて、これがグレンモーレンジィ独特のピュアな酒質を生み出す要因ともなった。
首の長さは5.14m。スコットランドにある蒸留所の中で最も高く、後にリニューアルした際にも全く同じ形、サイズのものをつくっている。仕込み水には、石炭岩と砂岩層を通り抜けた、ウイスキーでは珍しいミネラル豊富なターロギーの泉の湧き水、熟成には、すべてバーボン樽を使用している。
そのため、わざわざアメリカのミズーリ州で自らホワイトオークの原木を調達して製樽、それをバーボン業者に貸し付けている(デザイナーカスクと呼ばれる)。グレンモーレンジィは樽の先駆者ともいえる蒸留所で、シェリーやポート、マデイラなどのワイン樽に詰め替えて後熟するウッド・フィニッシュを施したウイスキーを、初めて市場に投入した蒸留所でもある。
現在ポットスチルは、蒸気蒸留方式のものを初留4基、再留4基、合計8基所有している。ブレンド用には供給せずに、すべてをシングルモルトとして出荷。華やかで軽く、花や柑橘類を思わせる香りとクリーンで繊細な味わいは、スコットランドでも一・二を争う人気モルトとなっている。
Data
所有者:グレンモーレンジィ社
所在地:Tain,Ross-shire
URL:https://www.glenmorangie.com/
創業年:1843年
蒸留器:ボール型(スワンネック)
アルコール度数:40度
容量:700ml
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