オーヘントッシャン12年

Auchentoshan 12 Year Old

2025.11.07

whisky-auchentoshan

トリプル蒸留が生む驚くほど滑らかな口当たり

『オーヘントッシャン12年』は、スコットランド・ローランド地方にあるオーヘントッシャン蒸留所で造られるシングルモルトウイスキーです。この蒸留所は1823年創業の歴史ある施設で、スコッチウイスキーでは珍しい「トリプル蒸留(三回蒸留)」を採用していることで知られています。通常のスコッチが二回蒸留であるのに対し、三回蒸留を行うことでアルコール度数が高まり、雑味が取り除かれ、非常に滑らかで軽やかな酒質が生まれます。

「オーヘントッシャン12年」は、アメリカンオークのバーボン樽とオロロソシェリー樽で12年以上熟成された原酒を使用しており、香りにはバニラ、キャラメル、シトラス、ナッツ、ドライフルーツなどが感じられます。味わいは柔らかく、麦芽の甘みとともに、焦がしカラメルや紅茶のようなニュアンスが広がり、余韻はスムースで心地よく続きます。スモーキーさはほとんどなく、クセが少ないため、ウイスキー初心者にも非常に飲みやすい一本です。

その洗練された味わいと軽快な口当たりから、ストレートやハイボール、少量加水など、さまざまな飲み方で楽しむことができます。特にトリプル蒸留によるクリーンな酒質は、他のスコッチとは一線を画す個性を持っており、ローランドモルトの魅力を存分に味わえる逸品です。「オーヘントッシャン12年」は、ウイスキーの奥深さと飲みやすさを両立した、上品でバランスの取れたシングルモルトとして、多くの愛好家に支持されています。

■飲み方あれこれ!!

ストレート:

オーヘントッシャン12年の繊細な香りと軽やかな味わいをそのまま楽しめる飲み方です。トリプル蒸留による滑らかな口当たりと、バニラやシトラス、ナッツの香味がダイレクトに広がり、余韻まで上品に続きます。

少量の加水:

ほんの少しの水を加えることで香りが開き、フルーティーさや麦芽の甘みがより際立ちます。アルコールの刺激が和らぎ、紅茶のようなニュアンスやキャラメルの深みが穏やかに感じられるようになります。

ハイボール:

爽快感を楽しみたい時にはハイボールがおすすめです。オーヘントッシャン12年の軽快な酒質が炭酸とよく馴染み、シトラス系の香りが引き立ち、食事との相性も抜群な一杯になります。

▶「オーヘントッシャン蒸溜所」のこと

「オーヘントッシャン蒸溜所」は、スコットランド・ローランド地方のグラスゴー近郊に位置する(※)、スコッチウイスキーの中でも特異な存在として知られる蒸溜所です。その創業は1823年。もともとは「ダントチャー蒸溜所」として記録されており、現在の名称である「オーヘントッシャン(Auchentoshan)」は、ゲール語で「野原の片隅」を意味します。創業者はアイルランド系移民とされ、アイルランドの伝統的な製法を取り入れたことが、現在の蒸溜スタイルに大きな影響を与えています。

⇒ローランド地方のグラスゴー近郊に位置する(※)

〇オーヘントッシャン蒸溜所は、かつて1560年に修道院があった場所に建てられたとされており、神聖な土地に根差したウイスキー造りという背景があります。この土地の歴史が、蒸溜所の静謐な雰囲気にも影響を与えていると考えられています。

「オーヘントッシャン」最大の特徴は、スコッチでは非常に珍しい「三回蒸溜(トリプルディスティレーション)」を採用している点です。通常、スコッチウイスキーは二回蒸溜が一般的ですが、三回蒸溜を行うことでアルコール度数が高まり、雑味が取り除かれ、非常にクリーンで軽やかな酒質が生まれます。この製法はアイルランドのウイスキーに多く見られるもので、オーヘントッシャンはスコットランドにおける数少ない三回蒸溜の蒸溜所として、独自の地位を築いています。

仕込み水には、キャンプシー丘陵から流れる清らかな水を使用。原料にはノンピートの大麦麦芽を用い、スモーキーさを抑えた繊細な味わいを追求しています。熟成には主にアメリカンオークのバーボン樽とオロロソシェリー樽が使われ、バニラやキャラメル、シトラス、ナッツといった香味が複雑に重なり合います。

第二次世界大戦中には爆撃によって大きな被害を受けた(※2)ものの、戦後に復興。現在は日本のサントリー社の傘下にあり、グローバル市場でも高い評価を受けています。代表的なボトルには「オーヘントッシャン12年」「スリーウッド」「18年」などがあり、いずれもトリプル蒸溜ならではの滑らかで飲みやすい味わいが特徴です。

⇒第二次世界大戦中には爆撃によって大きな被害を受けた(※2)

〇1941年、ドイツ軍によるクライドバンク空襲で蒸溜所の貯蔵庫が破壊され、大量のウイスキーがクライド川に流れ込むという事件が起きました。川が琥珀色に染まったという逸話が残っており、地元では「川が酔った」と語り継がれています。

その軽快でクリーンなスタイルは、ウイスキー初心者にも親しみやすく、またハイボールやカクテルベースとしても優れた適性を持っています。ローランドモルトの伝統と革新を体現するオーヘントッシャン蒸溜所は、スコッチウイスキーの多様性を語るうえで欠かせない存在です。

▶「オーヘントッシャン蒸溜所」の歴史(年表)

1823年:

スコットランド・ローランド地方のグラスゴー近郊にて、政府公認の酒造ライセンスを取得し、正式に蒸溜所として創業。前身は「ダントチャー蒸溜所」とされており、創業者はアイルランド系移民と伝えられている。

1941年:

第二次世界大戦中、ドイツ軍によるクライドバンク空襲で蒸溜所の倉庫が破壊される。大量のウイスキーがクライド川に流れ込み、川が琥珀色に染まったという逸話が残る。

1974年:

蒸溜設備の刷新が行われ、より現代的な生産体制へと移行。伝統的な三回蒸溜を守りながらも、品質と効率の向上を図る。

1984年:

スタンリー・P・モリソン社によって買収され、ボウモアやグレンギリーとともにモリソン・ボウモア社の傘下に入る。

1994年:

日本のサントリー社がモリソン・ボウモア社を買収。これにより、オーヘントッシャン蒸溜所はサントリー(現ビームサントリー)の傘下となり、グローバル展開が加速する。

2000年代:

免税店や都市部での販売が拡大し、「アーバンモルト」として若者層を中心に人気を集める。売上は2010年頃と比較して約2倍に成長。

現在:

ローランド地方唯一の三回蒸溜を守る蒸溜所として、繊細でクリーンな味わいのウイスキーを提供。観光地としても注目され、蒸溜所ツアーや体験型イベントが充実している。

Data

蒸留所(親会社):オーヘントッシャン蒸溜所(ビーム・サントリー)

所在地: グラスゴーの北西約16キロ、クライド湾を望むダルミュア

URL:https://www.suntory.co.jp/whisky/auchentoshan/(サントリーオーヘントッシャン紹介ページ)

創業年:1823年

蒸留器: ランタンヘッド型(初×1基、後×1基、再×1基)

アルコール度数: 40度

容量: 700ml

 

 

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