ブラッドノック11年

Bladnoch 10 Years Old

2025.11.12

スコットランドの静寂を閉じ込めた芳醇な一杯

『ブラッドノック11年』は、スコットランド南部ローランド地方に位置する歴史あるブラッドノック蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。1817年創業のこの蒸溜所は、スコットランド最南端に位置し、長い歴史の中で幾度も閉鎖と再開を繰り返しながらも、伝統と革新を融合させたウイスキー造りを続けています。

「ブラッドノック11年」のボトルは、バーボン樽で熟成された原酒を100%使用しており、アルコール度数は46.7%。冷却濾過を行わず、自然な風味を大切にした造りが特徴です。香りはハチミツやシトラスの爽やかさに加え、青リンゴや洋梨のようなフルーティーなアロマが広がります。口に含むと、滑らかな口当たりとともに、バニラやウッドスパイスのニュアンスが感じられ、余韻にはほのかな甘みとスパイスが心地よく残ります。

このウイスキーは、かつての「10年」モデルをベースに、名匠ニック・サヴェージ博士がレシピを調整し、さらに1年の熟成を加えることで、より深みのある味わいに仕上げられています。その結果、ローランドモルトらしい軽やかさと繊細さを保ちつつ、しっかりとした骨格と奥行きを持つ一本となりました。

生産本数が限られており、希少性の高いこのウイスキーは、コレクターや愛好家の間でも注目の的。ストレートやトワイスアップでその繊細な香味をじっくり楽しむのがおすすめです。静謐なローランドの風土と、職人の情熱が詰まった逸品といえるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

ストレート:

グラスに注いだ瞬間から広がるフルーティーな香りと、バニラやオークのニュアンスがダイレクトに感じられます。口当たりは滑らかで、青リンゴや洋梨のような爽やかな果実味が広がり、余韻にはほのかなスパイスと甘みが残ります。熟成された原酒の力強さと繊細さをそのまま味わえる、最もおすすめのスタイルです。

少量の加水:

ほんの数滴の水を加えることで、香りが一気に開き、隠れていたシトラスやハチミツのニュアンスが顔を出します。味わいもまろやかになり、スパイス感が穏やかに広がるため、より複雑な風味を楽しむことができます。ウイスキーの表情が変化する瞬間を体験できる、通好みの飲み方です。

トワイスアップ:

常温の水と1対1で割ることで、アルコールの刺激が和らぎ、香味のバランスが整います。フルーティーさとウッディな余韻が調和し、長く続く心地よい後味が特徴です。食後のリラックスタイムや、ゆっくりと味わいたい夜にぴったりのスタイルです。

▶「ブラッドノック蒸溜所」のこと

スコットランド南西部、ローランド地方のウィグタウン近郊に位置する「ブラッドノック蒸溜所」は、1817年に創業された歴史ある蒸溜所です。スコットランド最南端に現存する蒸溜所としても知られ、200年以上にわたってローランドモルトの伝統を守り続けてきました。その名はゲール語で「花の場所」を意味し、周囲には野生のランが咲く自然豊かな環境が広がっています。

創業以来、ブラッドノック蒸溜所は幾度となく所有者が変わり、操業停止と再開を繰り返してきました。1993年にはユナイテッド・ディスティラーズ社の方針により一時閉鎖されましたが、1994年に北アイルランド出身のレイモンド・アームストロング氏が蒸溜所を購入。当初は住宅としての利用を考えていたものの、「本来の姿に戻すべき」との想いから2000年に蒸溜を再開しました。その後も経営難により2014年に再び閉鎖されましたが、2015年にオーストラリアの実業家デイヴィッド・プライヤー氏が買収し、蒸溜所は再び息を吹き返します。

■ブラッドノック蒸留所

プライヤー氏のもとで蒸溜所は大規模な改修を受け、最新の設備とともに伝統的な製法を融合させた新たなスタイルを確立。2017年には生産が本格的に再開され、現在では「ローランドの女王」とも称されるほど、エレガントで洗練されたウイスキーを生み出しています。

ブラッドノックのウイスキー造りの特徴は、ローランドモルトらしい軽やかで繊細な味わいにあります。発酵槽にはダグラスファー(米松)製の木桶を使用し、ポットスチルは初留・再留ともに2基ずつ。仕込み水には近隣を流れるブラッドノック川の清らかな水を使用しています。これにより、クリーンでフルーティーな香味を持つウイスキーが生まれます。

また、冷却濾過を行わず、自然な風味を大切にする姿勢も特徴的です。バーボン樽やシェリー樽など多様な樽を用いた熟成により、バニラやハチミツ、シトラス、スパイスといった複雑な香味が引き出され、飲み手に豊かな余韻をもたらします。

近年では、マスターディスティラーとしてニック・サヴェージ博士を迎え、伝統を尊重しつつも革新的なアプローチを取り入れた製品開発が進められています。ブラッドノック蒸溜所は、静かなるローランドの地で、今なお進化を続けるクラフトマンシップの象徴といえるでしょう。

▶「ブラッドノック蒸溜所」の歴史(年表)

1817年:

スコットランド・ローランド地方のウィグタウン近郊にて、ジョンとトーマス・マクレランド兄弟によって蒸溜所が創業される。地域の農業と密接に関わりながら、地元向けのウイスキー生産を開始する。

1878年:

蒸溜所はマクレランド家からジェームズ・フレミングに売却される。以降、所有者の交代が続き、設備の近代化や生産量の増加が図られる。

1914〜1937年:

第一次世界大戦の影響や経済不況により、蒸溜所は長期にわたって閉鎖される。1937年に再開されるが、安定した操業には至らず、再び閉鎖と再開を繰り返す。

1956年:

ウイスキー業界の再編に伴い、蒸溜所はブロック・ボンド社の傘下に入る。以降、ローランドモルトとしての個性を活かした製品が徐々に市場に出回るようになる。

1993年:

ユナイテッド・ディスティラーズ社の合理化方針により、蒸溜所は閉鎖される。歴史ある施設は一時的に沈黙することとなる。

1994年:

北アイルランド出身のレイモンド・アームストロング氏が蒸溜所を購入。当初は住宅としての利用を考えていたが、地域の伝統を守るべく、蒸溜所としての再建を決意する。

2000年:

設備の修復を経て、蒸溜が再開される。小規模ながらもクラフト志向のウイスキー造りが始まり、限定的なリリースが行われる。

2014年:

経営難により再び操業停止。蒸溜所の将来が不透明となるが、施設自体は保存され続ける。

2015年:

オーストラリアの実業家デイヴィッド・プライヤー氏が蒸溜所を買収。大規模な改修と設備投資が行われ、伝統と革新を融合させた新体制がスタートする。

2017年:

蒸溜所が本格的に操業を再開(※)。新たなブランド展開とともに、ローランドモルトの魅力を世界に発信する拠点として再生を果たす。

⇒蒸溜所が本格的に操業を再開(※)

〇ブラッドノック蒸溜所の建物は、ウイスキー造りだけでなく、音楽ライブなどのイベントにも使用されることがあります。蒸溜所としては珍しく、文化的な交流の場としても地域に貢献しているのです。

Data

蒸留所(親会社):ブラッドノック蒸溜所(デイヴィッド・プライヤー氏:現在は個人所有の形態で運営されている)

所在地: スコットランド南西部 ダンフリーズ・アンド・ガロウェイ州 ウィグタウン近郊 ブラッドノック村

URL:https://www.bladnoch.com/(ブラッドノック蒸溜所公式サイト)

創業年: 1817年

蒸留器: ボール型(初×2、再×2)

アルコール度数: 46.7%

容量:700ml

 

 

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