グレンキンチー12年

Glenkinchie 12 Year Old Whisky

2025.11.15

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滑らかな口当たりが心をほどく

『グレンチンキー12年』は、スコットランド・ローランド地方に位置するグレンチンキー蒸留所が手がけるシングルモルトウイスキーです。ローランドモルトの特徴である軽やかで繊細な味わいを体現しており、スコッチウイスキーの中でも特に優雅で飲みやすい一本として知られています。12年間の熟成を経て生まれるその風味は、フローラルな香りとほのかなスパイス、そして麦芽の甘みが絶妙に調和し、口に含むと滑らかでクリーミーなテクスチャーが広がります。

香りはリンゴやハチミツ、バニラを思わせる甘く爽やかな印象で、奥には干し草やハーブのニュアンスも感じられます。味わいはライトボディながらも奥行きがあり、シリアルのような穀物感とともに、かすかなピートがアクセントを添えています。フィニッシュはすっきりとしていて、心地よい余韻が長く続きます。

「グレンチンキー12年」は、ウイスキー初心者にもおすすめできる一方で、経験豊富な愛好家にもその洗練されたバランスと個性が高く評価されています。食前酒としてはもちろん、軽めの料理とのペアリングにも適しており、日常のひとときを上質に彩ってくれる存在です。ローランドスタイルの魅力を存分に味わえる、まさにクラシックな一本と言えるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

ストレート:

グレンチンキー12年の繊細な香りと味わいを最も純粋に楽しめる飲み方です。フローラルな香りと麦芽の甘みがダイレクトに感じられ、ローランドモルトの軽やかさと優雅さが際立ちます。口当たりは滑らかで、余韻も長く心地よく続きます。

少量の加水:

ほんの少しの水を加えることで、香りがふわりと開き、隠れていたハーブやスパイスのニュアンスが顔を出します。味わいはよりまろやかになり、グレンチンキーの複雑な風味を丁寧に探ることができます。

トワイスアップ:

ウイスキーと常温の水を1対1で割ることで、アルコールの刺激が和らぎ、香味のバランスが整います。軽やかなボディと穏やかなピート香が調和し、食事との相性も良く、ゆったりとした時間にぴったりの一杯になります。

▶「グレンチンキー蒸留所」のこと

「グレンチンキー蒸留所」は、スコットランド・ローランド地方のイースト・ロージアン州に位置する、歴史あるシングルモルト・スコッチウイスキーの蒸留所です。エディンバラから約24kmの距離にあり、キンチー川沿いの美しい谷(グレン)に建てられています。その名は、かつてこの地を治めていた「ド・クインシー」家に由来すると言われています。

蒸留所の創設は1825年頃、ジョージとジョンのレイト兄弟によって始められたとされ、当初は「ミルトン蒸留所」と呼ばれていました。1837年に「グレンキンチー蒸留所」として正式に名乗るようになりましたが、1853年に兄弟が破産し、一時的に製材所として利用されるなど、波乱の歴史を歩みました。その後、1881年にエディンバラの投資家たちによって再建され、ジェームズ・グレイ少佐の指揮のもとでウイスキー生産が再開されました。

1969年には自家製麦を停止し、モルト製造フロアは「モルトウイスキー博物館」として転用され、現在では訪問者がウイスキー造りの歴史を学べる施設となっています。1989年には、ユナイテッド・ディスティラーズ(現ディアジオ)によって「クラシックモルトシリーズ」(※)の一つとしてプロモーションされ、グレンキンチーの名は世界的に知られるようになりました。2013年には「グレンキンチー12年」がワールド・ウイスキー・アワードでベスト・ローランド・シングルモルトに選ばれ、その品質が国際的に認められました。

⇒「クラシックモルトシリーズ」(※)

〇このシリーズは地域ごとの代表的な蒸留所を紹介するもので、グレンチンキーはローランド地方の顔として位置づけられています。

「グレンキンチー蒸留所」のウイスキー造りの特徴は、ローランドモルトらしい軽やかで繊細な味わいにあります。巨大なポットスチルを使用しており、これはスコッチウイスキーの中でも最大級のサイズです。この蒸留器によって生み出されるスピリッツは、スムースでオイリーな口当たりを持ち、フローラルな香りや麦芽の甘みが際立ちます。蒸留所で造られる原酒の約90%は、ディンプルやジョニーウォーカーなどのブレンデッドスコッチに使用され、シングルモルトとしてのリリースは限られていますが、その分希少性と完成度の高さが際立っています。

「グレンキンチー」は、ローランド地方の伝統を今に伝える貴重な存在であり、そのウイスキーは「エディンバラモルト」とも呼ばれ、地元の誇りとして親しまれています。軽やかでありながら奥深い味わいは、初心者から愛好家まで幅広く支持されており、ローランドモルトの魅力を知るうえで欠かせない一本です。

▶「グレンチンキ―蒸留所」の歴史(年表)

1825年:

ジョージとジョン・レイト兄弟によって、現在のグレンチンキー蒸留所の前身となる「ミルトン蒸留所」が設立されました。ローランド地方の穏やかな気候と水源を活かしたウイスキー造りが始まります。

1837年:

蒸留所の名称が「グレンチンキー蒸留所」に変更されます。「グレン」は谷、「キンチー」は近隣のキンチー川に由来するとされ、地名にちなんだ命名です。

1853年:

レイト兄弟が破産し、蒸留所は閉鎖されます。その後しばらくの間、建物は製材所として利用されるなど、ウイスキー生産は中断されました。

1881年:

エディンバラの投資家グループによって蒸留所が再建され、ウイスキーの製造が再開されます。ジェームズ・グレイ少佐の指導のもと、設備の近代化が進められました。

1914年:

第一次世界大戦の影響で一時的に生産が停止されますが、戦後には再び操業を再開し、ローランドモルトとしての地位を確立していきます。

1969年:

自家製麦芽の製造が終了し、モルトフロアは閉鎖されます。代わりにそのスペースは「モルトウイスキー博物館」として整備され、見学者向けの施設として活用されるようになります。

1989年:

ディアジオ社の前身であるユナイテッド・ディスティラーズによって「クラシック・モルツ・オブ・スコットランド」の一つとして選定され、グレンチンキーの名が世界的に広まります。

2013年:

「グレンチンキー12年」がワールド・ウイスキー・アワードにて「ベスト・ローランド・シングルモルト」に選ばれ、品質の高さが国際的に認められます。

2020年:

蒸留所のビジターセンターがリニューアルされ、より没入感のある体験型施設として再オープン。観光地としても注目を集めるようになります。

Data

蒸留所(親会社):グレンキンチー蒸留所(ディアジオ社)

所在地: ローランド地方、イースト・ロージアン州ペンケイトランド近郊(エディンバラから約24km)

URL:https://www.malts.com/en/distilleries/glenkinchie (ディアジオ社運営:「Malts.com」内)

創業年: 1837年(前身のミルトン蒸留所は1825年頃に設立)

蒸留器:ランタンヘッド型(初×1基、再×1基)

アルコール度数: 43度

容量: 700ml

 

 

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