ラガヴーリン16年

Lagavulin 16 Years Old

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ピートと海の香りが溶け合うリッチなシングルモルト

『ラガヴーリン16年』は、ディアジオ社が”クラシック・モルト・シリーズ”一つとして出ている主要なオフィシャル・ボトル。 少々パンチがあり、初心者は戸惑うかも知れないが、ウイスキー好きなら、一度は試してみたい銘酒であることは間違いない。オイリーな匂いと紫蘇の香りが特徴で、かなりピーティでスモーキー。正露丸のような香りとともにみずみずしいフルーツ香。葛切りに黒蜜をかけたような甘味や、シガーを吸っているような甘味にかつお節の風味も感じられ余韻は長い。完成度が高いので加水でもバランスは崩れないが、まずはストレートで。


・ラガヴーリン蒸留所のこと

アイラ島南岸、ポートエレン港から海岸沿いに4㎞ほど東へ行ったところにラガヴーリン蒸留所は建つ。創業は、1816年。創業以前、この周辺には10ヶ所以上の密造所があったといわれる。ラガヴーリンとはゲール語で「水車小屋(vulin)のある窪地(Lagg)」、または「湿地」という意味。

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ラガヴーリン蒸留所

周囲は良質なピートに厚く覆われた湿地で、ソラン湖からその中を流れ下った琥珀色の水で仕込まれる。湿地に知らずに踏み込むと、腰まで浸かり身動きがとれなくなる場所がいたるところにあるという。外部から訪れた人間には近寄りにくい、密造酒を造るには絶好の場所だった。

ラガヴーリンは、アイラモルトの中でも最もリッチで重厚な味わいが特徴。イングランドのノーフォーク産の大麦に、深くピートを焚き込み麦芽にして時間をかけ発酵。 初溜に約5時間、再溜に10時間もの時間をかけ丁寧に蒸留が行われる。これにより、強烈にピーティでスモーキー、深い甘さとコク、さらに滑らかな舌触りと豊かな味わいを生み出だしている。アイラモルトの中でも、最もリッチで重厚なモルトウイスキーと言われいる。

熟成庫は波しぶきを浴びる海辺にあり、そのため、モルトは塩味や海のアロマを持ったものとなる。現在はディアジオ社の所有。ラガヴーリンは、ブレンディッドの「ホワイトホース」の核になる原酒として知られている。「ホワイトホース」の生みの親であるピーター・マッキーは、かつてウイスキー造りを学んだのがラガヴーリン蒸留所。以前は蒸留所に「ホワイトホース」の看板が設置されていた。しかし現在は、シングルモルトとしての人気が高まったこともあり、「ラガヴーリン」の看板だけとなっている。

 

Data

所有者:ディアジオ社

所在地:Port Ellen,Islay

URLhttps://www.malts.com/en-row/distilleries/lagavulin

創業年:1816年

蒸留器:ストレートネック型(タマネギ型)

アルコール度数:43度

容量:700ml

 

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