えいせん とくべつじゅんまいしゅ
2026.10.12
名水が育むやわらかな旨味と澄んだ後味
『榮川 特別純米酒』は、福島県会津地方の名水と良質な酒米を用いて醸される特別純米酒です。蔵元である榮川酒造は、磐梯山の伏流水を仕込み水として使用しており、その清らかな水が酒質の大きな特徴となっています。
口当たりはやわらかく、純米酒らしい米の旨味をしっかり感じられる一方で、後味はすっきりとしており、飲み飽きしにくい味わいです。
香りは穏やかで上品なため、食事の味を引き立てる食中酒としても優れています。冷やして飲めば爽やかな旨味が際立ち、ぬる燗では米の甘みとふくらみがより豊かに感じられます。
和食全般はもちろん、焼き魚、煮物、鍋料理などとも相性が良く、季節を問わず楽しめる一本です。派手な香りや強い個性を前面に出すタイプではなく、会津の風土を感じさせる端正でバランスの取れた味わいが魅力の日本酒です。
■飲み方あれこれ!!
ぬる燗(40℃):
米の旨味とやわらかな甘みがふくらみ、穏やかな香りとの調和が際立つ。やさしい口当たりで食事にもよく寄り添う。
常温(20℃):
純米酒らしい旨味とすっきりした後味のバランスを素直に楽しめる。会津の名水由来のなめらかさも感じやすい。
涼冷え(15℃):
後味のキレがより明確になり、爽やかな飲み口を楽しめる。軽快な印象で、和食との相性も良好。
おすすめのマリアージュ
●刺身(マグロ・カツオ・ヒラメ):
魚の繊細な旨味を引き立てながら、榮川 特別純米酒のやわらかな米の旨味が重なる。後味はすっきりとしており、口中を心地よく整える。
●焼き魚(塩サバ・鮭・ホッケ):
香ばしい焼き目の風味と純米酒のふくらみのある旨味が好相性。魚の脂を酒のキレがほどよく受け止め、バランスの良い味わいになる。
●肉じゃが:
じゃがいもの甘みと醤油のコクに、酒のやさしい旨味が寄り添う。家庭料理ならではの温かみをより感じられる組み合わせ。
●鶏の塩焼き:
鶏肉の旨味と香ばしさに、純米酒の米由来のコクが調和する。重たくなりすぎず、後味は軽やかで食べ進めやすい。
▶「榮川酒造株式会社」のこと
「榮川酒造株式会社」は、1869年(明治2年)に創業した福島県を代表する酒蔵の一つです。創業者である宮森榮四郎が会津若松で酒造業を始めたことに端を発し、150年以上にわたり会津の酒造りの伝統を受け継いできました。戦時中の統制による再編など幾多の変遷を経ながらも品質を追求し続け、1953年には現在の「榮川酒造」として新たな歩みを開始しました。さらに、良質な仕込み水を求めて磐梯山西麓へ醸造拠点を移し、日本名水百選に選ばれた「磐梯西山麓湧水群」の伏流水を活用した酒造りを確立しています。
「榮川酒造」の日本酒造りの最大の特徴は、水への徹底したこだわりにあります。清冽な伏流水を仕込み水として使用することで、なめらかで透明感のある酒質を実現しています。また、会津産を中心とした酒米を活用し、米本来の旨味を引き出しながらも、飲み飽きしないすっきりとした味わいを追求しています。酒質設計では、甘味・酸味・辛味・苦味・渋味という五つの味の調和を重視しており、バランスの取れた仕上がりが高く評価されています。
代表銘柄には「榮川」や「榮四郎」があり、日常の晩酌向けの酒から吟醸酒や大吟醸酒まで幅広い商品を展開しています。華やかさだけを競うのではなく、食事とともに楽しめる酒を目指した酒造りを続けている点も大きな魅力です。会津の豊かな自然、良質な米、そして名水を生かして醸される酒は、地元のみならず全国の日本酒愛好家から親しまれています。長い歴史の中で培われた技術と伝統を守りながら、時代に合わせた挑戦を続ける蔵元として、その存在感を示し続けています。
Data
生産者:榮川酒造株式会社
住所:福島県耶麻郡磐梯町更科字中曽根平6841-11
創業:1869年(明治2年)
TEL:0242-73-2300
URL:https://www.tenkyo.jp/(榮川酒造公式サイト・直接注文可)
特定名称:特別純米酒
原料米&精米歩合:麴米・掛米ともに美山錦(会津産)60%
アルコール度数:15%
酵母: 福島県酵母(TM1)
日本酒度:+2
酸度:1.2
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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