出羽桜 純米吟醸酒 出羽燦々誕生記念 生詰

でわざくら じゅんまいぎんじょうしゅ でわさんさんたんじょうきねん なまづめ

2026.09.21

山形の酒米が織りなす華やかな香りと上品な旨味

『出羽桜 純米吟醸酒 出羽燦々誕生記念 生詰』は、山形県天童市の出羽桜酒造が醸す純米吟醸酒です。山形県が開発した酒造好適米「出羽燦々」を100%使用し、さらに「オリーゼ山形(麹菌)」と「山形酵母」を用いて仕込まれていることから、山形の風土と技術を凝縮した一本として知られています。精米歩合は50%で、米の持つ旨味と吟醸酒らしい上品な香りを両立しています。

特徴としては、穏やかでありながら華やかさを感じる香りにあります。青リンゴを思わせるみずみずしくジューシーな香りが立ち上がり、口に含むと柔らかな旨味が自然に広がります。その後に感じられる上品な酸味とのバランスが良く、飲み疲れしにくい軽快な味わいに仕上がっています。香りだけが先行するタイプではなく、米由来のふくよかな旨味がしっかり感じられるため、日本酒愛好家から初心者まで幅広く楽しめる酒質です。

「出羽燦々誕生記念」という酒名は、山形県産酒米である出羽燦々の誕生を記念して造られたことに由来します。地元産原料へのこだわりが強く、まさに“オール山形”ともいえる純米吟醸酒です。故郷の米、故郷の技術、故郷の人々によって育まれた地酒として高い評価を受けています。

生詰タイプは、生酒らしいフレッシュさを残しながら品質を安定させた酒で、搾りたてを思わせる瑞々しい風味が魅力です。冷蔵管理のもとで楽しむことで、爽快感のある香りと透明感のある味わいをより感じられます。特に5~15℃程度に冷やして飲むと、この酒の繊細な香味がいっそう引き立ちます。

料理との相性も良く、刺身や寿司などの魚介料理はもちろん、白身魚のムニエル、鶏肉料理、季節の野菜料理など幅広い食事に寄り添います。柔らかな旨味と爽やかな酸味が料理の味を邪魔せず、むしろ引き立ててくれるため、食中酒としても優秀です。山形らしい穏やかさと品格を備えた純米吟醸酒として、出羽桜を代表する人気銘柄の一つとなっています。

■飲み方あれこれ!!

雪冷え(5℃):

青リンゴを思わせる爽やかな吟醸香が最も際立ち、瑞々しく透明感のある味わいを楽しめます。生詰ならではのフレッシュさと上品な酸味が引き立ち、軽快で洗練された印象です。

花冷え(10℃):

華やかな香りと米のやさしい旨味のバランスが良くなり、出羽燦々由来のふくらみのある味わいを感じられます。食中酒としても優秀で、刺身や寿司との相性がより高まります。

涼冷え(15℃):

冷たさが和らぐことで米の旨味や甘みが広がり、まろやかな飲み口になります。香りと味わいの調和が取れ、純米吟醸らしい豊かな風味をゆっくり堪能できます。

おすすめのマリアージュ

●刺身(真鯛・ヒラメ):

繊細な白身魚の甘みと日本酒の上品な旨味が調和します。爽やかな吟醸香が魚の風味を引き立て、後味をすっきりとまとめます。

●鶏むね肉の塩焼き:

淡泊な鶏肉の旨味を酒のやさしい米の風味が引き立てます。軽快な飲み口が脂を流し、最後まで心地よく味わえます。

●山菜の天ぷら:

山菜のほろ苦さと酒の爽やかな香りが調和します。揚げ物のコクを受け止めながらも、後味は軽やかで上質な余韻が残ります。

▶「出羽桜酒造株式会社」のこと

「出羽桜酒造株式会社」は、1892年(明治25年)11月に山形県天童市で創業した老舗の酒蔵です。初代仲野清次郎が創業して以来、一貫して品質を重視した酒造りを続けてきました。戦時中から戦後にかけては、日本酒業界全体が大量生産へと向かう流れの中でも品質を守る姿勢を貫き、酒造りへの強いこだわりを維持しました。創業以来の手造りの精神を大切にしながら、時代の変化に合わせて技術革新にも取り組み、現在では山形県を代表する酒蔵の一つとして広く知られています。

同社の歴史の中で特に大きな転機となったのが、1980年に発売した「桜花吟醸酒」です。当時、吟醸酒は品評会向けの特別な酒というイメージが強く、一般消費者にはあまり知られていませんでした。しかし出羽桜は、高品質な吟醸酒を広く楽しんでもらうことを目指し、市販吟醸酒として積極的に展開しました。そのフルーティーな香りと上品な味わいは多くの人々に支持され、「吟醸酒ブーム」のきっかけを作った存在として高い評価を受けています。こうした功績から、出羽桜は「吟醸酒のパイオニア」と呼ばれるようになりました。

また、品質向上への取り組みは国内だけにとどまりません。世界最大級の酒類コンペティションであるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本酒部門で最高賞「チャンピオン・サケ」を二度受賞するなど、国際的にも高い評価を獲得しています。さらに海外輸出にも早くから取り組み、日本酒の魅力を世界へ発信する先駆者として活動を続けています。現在では多くの国と地域で出羽桜の酒が親しまれています。

「出羽桜酒造株式会社」の日本酒造りの最大の特徴は、「品質第一」と「手造りへのこだわり」です。蔵人の技術と経験を重視しながら、原料米の個性を最大限に引き出す酒造りを実践しています。特に吟醸造りに力を入れており、華やかでフルーティーな香りと、透明感のあるなめらかな味わいを得意としています。また、山形県が開発した酒造好適米「出羽燦々」や「雪女神」など地元産の酒米を積極的に使用し、山形の風土を表現する酒造りを追求しています。

さらに、せっかく丁寧に醸した酒の品質を損なわないため、大型冷蔵庫や冷蔵保管設備を整備し、出荷後まで品質管理を徹底している点も特徴です。伝統的な手造りの技と近代的な品質管理を融合させることで、香り豊かで安定した酒質を実現しています。この姿勢こそが、「出羽桜酒造株式会社」が130年以上にわたり高い評価を受け続ける理由であり、日本国内のみならず世界の日本酒ファンから支持される原動力となっています。

Data

生産者:出羽桜酒造株式会社

住所:山形県天童市一日町一丁目4番6号

創業:1892年(明治25年)

TEL:023-653-5121

URL:https://www.dewazakura.co.jp/ (出羽桜酒造公式サイト・直接注文可)

特定名称:純米吟醸酒

原料米&精米歩合:麴米・掛米ともに山形県産出羽燦々50%

アルコール度数:15%

酵母: 山形酵母

日本酒度:+4

酸度:1.4

容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

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