田酒 特別純米

でんしゅ とくべつじゅんまい

2026.01.04

米の旨味をまっすぐに感じる純米の力

『田酒 特別純米』は、青森県の西田酒造が“米の酒”という原点に立ち返り、余計な装飾を排した純粋な旨味を追求して造り上げた一本です。名前の通り、米そのものの力を最大限に引き出すことを理念とし、醸造アルコールを一切加えない純米造りにこだわっています。そのため、口に含んだ瞬間に広がるのは、華美な香りではなく、米が持つ自然な甘み、ふくらみ、そして穏やかな余韻です。

味わいは芳醇でありながらも重たさを感じさせず、雑味のないクリアなキレが後口を引き締めます。香りは控えめで、穏やかな米香が中心。派手さよりも落ち着きと品の良さを重視した酒質で、食事と寄り添う“食中酒”としての完成度が非常に高いのが特徴です。特に和食との相性は抜群で、焼き魚、煮物、出汁を使った料理など、素材の味を大切にする料理と合わせると、互いの魅力を引き立て合います。

また、飲み飽きしないバランスの良さも魅力のひとつです。旨味・酸味・キレの三要素が調和しており、冷酒から常温、さらにはぬる燗まで幅広い温度帯で楽しめる懐の深さを持っています。飲むたびに“素直な美味しさ”を感じさせる、まさに純米酒の王道を体現した一本と言えるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

ぬる燗(40℃):

米の旨味が最もふくらみ、柔らかい甘みと穏やかな酸が調和して、田酒らしい“素直な旨さ”が際立つ温度帯です。香りはふわりと上品に立ち、後口は丸みを帯びながらも軽やかで、食事との相性が一段と高まります。

常温(20℃):

米の風味、旨味、キレのバランスが最も自然に感じられ、造りの丁寧さがそのまま伝わる飲み方です。香りは控えめで落ち着きがあり、料理の味を邪魔せず寄り添う“食中酒”としての魅力が際立ちます。

涼冷え(15℃):

冷やすことで輪郭が引き締まり、キレの良さが際立ちます。旨味はしっかり残りつつも軽快で、飲み疲れしない爽やかな印象に変わり、淡い味付けの料理と合わせると互いの良さが引き立ちます。

お勧めのマリアージュ

●焼き魚(特にサバ・サンマ):

旨味と脂を受け止めつつ、後口をすっきり整える。

●出汁を使った料理(おでん・だし巻き卵):

控えめな香りと米の旨味が出汁の繊細さと調和。

●刺身(白身魚・イカ):

涼冷えで合わせると、清らかなキレが素材の甘みを引き立てる。

●煮物(肉じゃが・筑前煮):

常温〜ぬる燗で、料理の甘みと酒の旨味が心地よく重なる。

●塩辛・酒盗:

旨味の強さ同士がぶつからず、後口のキレが全体をまとめる。

■その他のラインナップ

田酒 純米大吟醸 斗壜取

▶「株式会社西田酒造店」のこと

「株式会社西田酒造店」は、明治11年(1878年)に青森市油川大浜で創業した老舗の酒蔵であり、現在も青森市で唯一の蔵元として知られています。油川は古くから港町として栄え、寒冷な気候と良質な水に恵まれた土地で、この自然環境が酒造りに適した条件を生み出してきました。創業当初は小規模な設備で地域に根ざした酒造りを行っていましたが、地元の風土を映す丁寧な造りが評価され、徐々にその名を広めていきました。

大きな転機となったのは昭和45年頃、四代目蔵元・西田六左衛門氏が「日本酒の原点に帰り、風格ある本物の酒を造りたい」という理念を掲げ、純米酒造りに本格的に取り組んだことです。当時は醸造アルコール添加が一般的だった時代にあって、米と水だけで酒を醸す純米酒への挑戦は非常に先鋭的でした。試行錯誤の末、昭和49年に純米酒「田酒」が誕生し、これが蔵の代表銘柄として全国的な評価を獲得します。昭和56年には雑誌「特選街」のコンテストで日本一に選ばれ、名声を確固たるものにしました。


その後も「西田酒造店」は品質向上のための設備投資を積極的に進めています。平成15年には活性炭ろ過を廃止し、平成19年には瓶火入れの自動化を導入するなど、伝統的な手造りの精神を守りながらも、必要な部分には最新技術を取り入れる柔軟な姿勢が特徴です。さらに平成26年には精米工場を新設し、原料処理から瓶詰めまでの品質管理をより徹底する体制を整えています。

酒造りの哲学として、「現在の仕事に疑問を持ち、質の向上を目指し効率化する」「仕事は楽しみながら行う」「常に進化し続け、常識では不可能と思われることにも挑戦する」という姿勢を掲げており、これは純米酒への挑戦や設備刷新、地元米の活用など、実際の取り組みに反映されています。

代表銘柄には「田酒」のほか、「喜久泉」や「外ヶ濱」などがあり、青森県産の酒造好適米“華想い”や“古城錦”を積極的に使用するなど、地域農業との連携も深めています。伝統と革新を両立させ、青森の風土を映す酒造りを続ける姿勢こそが、「西田酒造店」の最大の魅力と言えるでしょう。

▶「株式会社西田酒造店」の歴史(年表)

1878年(明治11年):

青森市油川大浜にて創業。寒冷な気候と良質な水に恵まれた土地で、地域に根ざした酒造りを開始した。

1974年(昭和49年):

純米酒「田酒」を発売。醸造アルコールを一切使用しない純米造りへの挑戦が実を結び、蔵の代表銘柄となる。

1984年(昭和59年):

「田酒」山廃仕込・純米酒を発売。伝統的な山廃造りによる味わいの幅を広げた。

1985年(昭和60年):

「喜久泉」大吟醸を発売。同年、「田酒」純米吟醸も発売し、ラインナップを拡充した。

1991年(平成3年):

「田酒」純米大吟醸を発売。高精白による上質な純米大吟醸酒の製造に本格的に取り組む。

1992年(平成4年):

「田酒」純米吟醸および「古城乃錦」を発売。青森県産米を活かした酒造りをさらに推進した。

2003年(平成15年):

活性炭ろ過を廃止。酒本来の風味を損なわないための品質方針を明確にした。

2007年(平成19年):

バストライザー設置により瓶火入れを自動化。アルコール添加酒をすべて吟醸酒へ切り替え、品質管理を強化した。

2013年(平成25年):

在庫倉庫および瓶詰め工場・ラインを新設。生産体制の効率化と品質保持を進めた。

2014年(平成26年):

精米工場を新設し、充填機をレベルセンシングフィラに交換。充填ラインをクリーンルーム化し、衛生管理を大幅に向上させた。

2015年(平成27年):

新酒母室、新醪蔵、新上槽室を設置。酒造工程の精度と安定性を高める設備投資を行った。

Data

生産者:株式会社西田酒造店

住所:青森県青森市大字油川字大浜46

創業:1878年(明治11年)

TEL:0177880007

URLhttp://www.densyu.co.jp/ (西田酒造店公式サイト:直接注文不可)

特定名称:特別純米酒

原料米&精米歩合:華吹雪55%

アルコール度数:15.5度

酵母:

日本酒度:±0

酸度:1.5

容量:720ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

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田酒 純米大吟醸 斗壜取

でんしゅ じゅんまいだいぎんじょう とびんどり

2026.01.05

一滴ずつ集めた雫が奏でる極上の味わい

『田酒 純米大吟醸 斗壜取』は、青森県青森市の西田酒造店が醸す田酒シリーズの中でも最高峰に位置づけられる特別な純米大吟醸です。酒米には酒造好適米の王者・山田錦を使用し、40%まで丁寧に磨き上げています。最大の特徴は、鑑評会出品酒にも用いられる「斗壜取(とびんどり)」という極めて贅沢な搾り方にあります。醪を酒袋に入れて吊るし、圧力をかけず自然に滴り落ちる雫だけを斗瓶で受け取るため、雑味のない澄み切った味わいと、柔らかく繊細な口当たりが生まれます。

香りはマスカットや洋梨を思わせる華やかで上品な吟醸香が立ち上がり、口に含むと透明感のある旨みと甘みが広がり、後味はすっとキレよく整います。フレッシュなピチピチ感を感じるという声もあり、まさに雫酒ならではの気品と純度を備えた一本です。数量限定で流通し、店頭限定販売も多いため入手困難な希少酒として知られています。

■飲み方あれこれ!!

雪冷え(5℃):

華やかな吟醸香が最も繊細に立ち上がり、雫取りならではの透明感と柔らかい口当たりが際立つ温度帯です。マスカットや洋梨を思わせる上品な香りがふわりと広がり、雑味のないクリアな旨みがすっと喉を抜けていきます。食前酒としても非常に優秀で、斗壜取の純度の高さを最も感じられる飲み方です。

花冷え(10℃):

香りと旨みのバランスが最も美しく整う温度帯です。雪冷えよりも米の甘みや旨みがふくらみ、酸味との調和がより豊かに感じられます。繊細な味わいの和食と合わせると、料理の輪郭を壊さず、むしろ引き立てるように寄り添ってくれます。

涼冷え(15℃):

香りがさらに開き、米の旨みがより立体的に感じられる温度帯です。斗壜取の持つ柔らかさと透明感はそのままに、味わいに丸みが出て、余韻の美しさが際立ちます。単体でゆっくり味わうにも適しており、食中酒としても優秀です。

おすすめのマリアージュ

●白身魚の刺身(鯛・平目)

透明感ある旨みと繊細な香りが、淡泊な白身の甘みを引き立てる。

●天ぷら(キス・舞茸)

花冷え〜涼冷えで合わせると、油の重さを消しつつ旨みがふくらむ。

●おでん(大根・はんぺん)

優しい出汁の旨みと斗壜取の柔らかい甘みが調和する。

●ほうれん草のおひたし・青菜の和え物

香りの繊細さを損なわず、余韻の美しさが際立つ。

●塩味の強すぎない寿司(白身・イカ・貝)

雫取りの清らかさが寿司の旨みを上品にまとめる。

■その他のラインナップ

田酒 特別純米

Data

特定名称:純米大吟醸酒

原料米&精米歩合:山田錦(兵庫県産)40%

アルコール度数:16.0〜16.5度

酵母:ー(未公開)

日本酒度: ±0〜2(ロットにより異なる可能性あり)

酸度:1.4〜1.5

容量:1800ml(瓶)

 

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・お酒は二十歳になってから。