男山 木綿屋 特別純米酒

おとこやま もめんや とくべつじゅんまいしゅ

2026.04.14

米の旨みを丁寧に引き出した落ち着きある味わい

『男山 木綿屋 特別純米酒』は、北海道旭川の老舗蔵・男山株式会社が伝統の技で醸す、落ち着きと品格を備えた特別純米酒。木綿屋という名は、かつて江戸時代に男山が隆盛を誇った“木綿屋”の屋号に由来し、歴史と格式を象徴するシリーズとして位置づけられています。その名にふさわしく、華美に走らず、米の旨みと清らかな酒質を丁寧に引き出した、王道の純米酒らしさが魅力です。

口に含むと、まず穏やかな香りが広がり、続いて米のふくらみと柔らかなコクがじんわりと感じられます。派手な吟醸香ではなく、食事に寄り添う落ち着いた香味設計で、飲み飽きしないバランスの良さが際立ちます。後味はすっきりと切れ、北海道の清冽な水を思わせる透明感が心地よく、冷酒から常温、さらにはぬる燗まで幅広い温度帯で楽しめるのも特徴です。

料理との相性も非常に良く、和食全般はもちろん、焼き魚や煮物、出汁を使った料理との調和が抜群です。素材の味を邪魔せず、むしろ引き立てるように寄り添うため、日常の食卓に自然と溶け込む一本といえます。歴史ある屋号を冠しながらも、現代の食文化にしっかり馴染む、誠実で端正な味わいの特別純米酒です。

■飲み方あれこれ!!

涼冷え(15℃):

穏やかな香りが最もきれいに立ち上がり、米のふくらみと透明感のある味わいがバランスよく感じられる温度帯です。後味のすっきりとしたキレが際立ち、食中酒としての実力が最も発揮されます。

ぬる燗(40℃):

温度が上がることで米の旨味と柔らかなコクがふくらみ、落ち着いた香りとともに包み込むような優しい味わいになります。冷酒とは異なる丸みが出て、飲み飽きしない穏やかな余韻が楽しめます。

常温(20℃):

香り・旨味・キレのバランスが自然に整い、酒本来の素直な表情が感じられます。冷やしすぎず温めすぎず、日常の食卓に寄り添う純米酒らしい落ち着いた味わいが楽しめます。

おすすめのマリアージュ

●焼き魚(サバの塩焼き、ホッケなど):

旨味と塩気に、酒の透明感とキレがよく合い、後味をすっきり整えてくれる。

●出汁を使った料理(おでん、だし巻き卵):

穏やかな香りと米のふくらみが出汁の旨味と調和し、料理の味を壊さず引き立てる。

●煮物(肉じゃが、筑前煮):

ぬる燗にすると甘味と旨味がふくらみ、煮物のコクと自然に寄り添う。

▶「男山株式会社」のこと

「男山株式会社」は、北海道旭川市に本拠を置く老舗の酒造メーカーであり、その歴史は明治期の北海道開拓と深く結びついています。創業は1887年(明治20年)。新潟県出身の山崎與吉が札幌での修業を経て旭川に移り、当地の発展とともに「山崎酒造」を創設したことが始まりです。旭川は大雪山系の伏流水に恵まれ、また寒冷な気候が酒造りに適していたことから、創業当初から良質な酒を生み出す土壌が整っていました。やがて山崎酒造は地域の発展とともに規模を拡大し、明治末期には全国新酒品評会でも入賞するなど、確かな技術力を示していきます。

「男山」の名は江戸時代に伊丹で隆盛を誇った名酒に由来し、将軍家の御膳酒としても知られた格式ある銘柄です。伊丹の「木綿屋山本本家」が醸したこの酒は、美酒の代名詞として全国に名を馳せましたが、明治初頭に廃業。しかし昭和期に入り、山崎酒造がその末裔を訪ね当てたことで、正統な「男山」の名を継承することが許されます。1968年(昭和43年)、新社屋竣工とともに社名を「男山株式会社」へ改め、正式に伝統銘柄を受け継ぐ蔵元として新たな歩みを始めました。

日本酒造りの特徴としてまず挙げられるのが、大雪山の伏流水を仕込み水に用いる点です。万年雪が長い年月をかけて濾過された柔らかく清冽な水は、雑味のない澄んだ酒質を生み出す源となっています。また、北海道産米の品質向上とともに、選び抜かれた酒造好適米を使用し、寒冷な気候を活かした低温発酵によって、透明感とキレのある味わいを特徴とする酒を醸しています。

さらに「男山株式会社」は、海外市場にも早くから挑戦し、1977年には日本酒として世界初のモンドセレクション金賞を受賞。その後も国内外のコンクールで数多くの受賞を重ね、国際的にも高い評価を得ています。また、酒造り資料館を併設し、江戸期から続く酒文化や自社の歴史を伝える活動にも力を入れており、地域文化の発信拠点としての役割も担っています。

「男山株式会社」は、江戸の伝統を継承しつつ、北海道の自然と気候を活かした酒造りを続ける、歴史と革新が共存する蔵元です。

▶「男山株式会社」の歴史(年表)

1887年(明治20年):

新潟県出身の山崎與吉が旭川にて「山崎酒造」を創業し、酒造業を開始する。

1890年代(明治期):

大雪山系の伏流水を活かした酒造りが評価され、地域での知名度を高める。

1900年代(明治末期):

全国新酒品評会などで入賞し、技術力の高さが全国的に認められ始める。

1920〜1930年代(大正〜昭和初期):

北海道内での販売網を拡大し、安定した生産体制を築く。

1960年代前半(昭和期):

江戸時代に伊丹で名声を誇った「男山」の正統な継承者を探し当て、屋号と銘柄の継承許可を得る。

1968年(昭和43年):

新社屋の完成に合わせ、社名を「男山株式会社」へ改称し、正式に「男山」ブランドを継承する。

1977年(昭和52年):

日本酒として世界で初めてモンドセレクション金賞を受賞し、国際的な評価を確立する。

1980〜1990年代(昭和〜平成):

海外輸出を本格化させ、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど世界市場へ進出する。

1996年(平成8年):

「男山酒造り資料館」を開館(※)し、酒造文化と自社の歴史を広く公開する。

⇒「男山酒造り資料館」を開館(※)

〇江戸時代の酒造り道具や古文書を展示し、酒文化の歴史を一般に公開することで、地域文化の発信拠点としての役割を担っています。観光客からの人気も高く、北海道の酒文化を伝える重要な施設となっています。

2000〜2010年代(平成期):

北海道産米の活用を進め、純米酒を中心とした品質向上に取り組む。

2020年代(令和期):

伝統技術を守りつつ、海外需要や観光客向けの発信を強化し、北海道を代表する蔵としての地位を確立している。

Data

生産者:男山株式会社

住所:北海道旭川市永山2条7丁目1-33

創業: 1887年(明治20年)

TEL:0166-48-1931

URLhttps://www.otokoyama.com (男山株式会社公式サイト・直接注文可)

特定名称:特別純米酒

原料米&精米歩合:掛米、麹米ともに美山錦55%

アルコール度数:15%

酵母:協会901号

日本酒度:+2.0

酸度:1.5

容量: 720ml(瓶)、 1800ml(瓶)

 

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