ぎんざのすずめこはく
2025.11.05
麦の旨みと樽香が織りなす調和
『銀座のすずめ琥珀』は、大分県の老舗蔵元・八鹿酒造が手がける本格的な樽熟成麦焼酎です。最大の特徴は、米国ケンタッキー州のバーボン蒸留所から取り寄せた樫樽で熟成されている点にあります。焼酎では珍しいこの製法により、琥珀色の美しい液色と、ウイスキーを思わせるスモーキーで芳醇な香りが生まれます。麦焼酎特有のすっきりとした味わいに、まろやかなコクと深みが加わり、焼酎ファンだけでなくウイスキー愛好家にも高く評価されています。
原料には厳選された大麦と大麦麹を使用し、仕込み水には九重連山の伏流水を地下250mから汲み上げた清冽な水を使用。さらに、1984年に廃線となった旧国鉄・宮原線のトンネルを貯蔵庫として活用し、温度と湿度が安定した環境でじっくりと熟成されることで、なめらかな舌触りと豊かな香味が実現されています。
飲み方としては、ロックがおすすめ。氷で冷やすことで香りが引き締まり、余韻のふくよかさが際立ちます。水割りやソーダ割りでも楽しめ、食中酒としても優秀です。モンドセレクションでの連続受賞歴もあり、品質の高さは国際的にも認められています。都会的な感性と伝統技術が融合した「銀座のすずめ琥珀」は、焼酎の枠を超えた新しい味わいの世界を提供してくれる一本です。
■飲み方あれこれ!!
ロック:
氷を入れたグラスに注ぐことで、樽熟成によるスモーキーな香りが際立ち、麦のまろやかな旨みがゆっくりと広がります。余韻が深く、贅沢なひとときを演出してくれます。
ソーダ割り:
炭酸の爽快感と琥珀色の焼酎が絶妙に調和し、香ばしさと軽やかさが同時に楽しめます。食事との相性も良く、洋風メニューにもよく合います。
前割り:
あらかじめ水で割って寝かせることで、味がなじみ、口当たりが一層まろやかになります。麦の香りが穏やかに立ち上がり、落ち着いた時間にぴったりの飲み方です。
▶「八鹿酒造株式会社」のこと
「八鹿酒造株式会社」は、1864年(元治元年)に初代・麻生東江によって創業された、大分県玖珠郡九重町に本社を構える老舗酒造メーカーです。創業当初は「舟来屋(ふなこや)」という屋号で酒造業を営んでおり、現在も九州最古とされる鏝絵(こてえ)が描かれた仕込蔵が残るなど、歴史的価値の高い建物が現存しています。
創業の地・玖珠盆地は、九重連山を源とする清冽な伏流水に恵まれた地域であり、この水を活かした酒造りが「八鹿酒造」の品質の根幹を支えています。創業から間もなく、井路(農業用水路)の開削など地域のインフラ整備にも尽力した麻生家は、酒造業だけでなく地域社会への貢献(※)にも力を注いできました。
⇒地域社会への貢献(※)
〇創業者・麻生東江氏は、酒造業だけでなく地域のインフラ整備にも尽力。明治初期には私財を投じて農業用水路「右田井路」の開削に取り組みましたが、資金難により酒造権を一時手放すことに。それでも三代目が再興し、地元の名瀑「龍門の滝」にちなんだ清酒「龍門」を発売するなど、地域との絆を大切にしてきました。
一時は酒造権を手放すほどの困難に見舞われましたが、1885年(明治18年)に三代目・麻生観八(※2)が酒造免許を取得し、舟来屋を再興。地元の名瀑「龍門の滝」にちなんだ清酒「龍門」を発売し、後に杜氏・仲摩鹿太郎との協力を讃えて、両者の名前から一字ずつを取った「八鹿」という銘柄が誕生しました。これが現在の社名の由来となっています。
⇒三代目・麻生観八(※2)
〇「八鹿酒造株式会社」の社是は「正直・親切・平和」。これは三代目・麻生観八氏の座右の銘であり、社員が毎日通る通路には大正14年から変わらずこの言葉が掲げられています。単なるスローガンではなく、社長を含めた全社員が人格を磨くことを企業の第一義とするという、非常に人間味のある経営哲学です。
「八鹿酒造」は、長らく清酒を主力製品としてきましたが、1980年代以降は焼酎やリキュールの製造にも力を入れています。特に1983年から麦焼酎の製造を開始し、1998年には「銀座のすずめ」シリーズを発売。中でも「銀座のすずめ琥珀」は、バーボン樽で熟成させた麦焼酎として、焼酎の枠を超えた芳醇な香りとまろやかな味わいで高い評価を得ています。
焼酎造りにおいては、原料の大麦や大麦麹に加え、九重連山の伏流水を使用。また、旧国鉄・宮原線の廃線トンネルを貯蔵庫として活用することで、年間を通じて安定した温度と湿度のもとで熟成が進み、なめらかな口当たりと深いコクが生まれます。
伝統と革新を融合させた「八鹿酒造」の酒造りは、地域に根ざしながらも全国、さらには海外へとその魅力を広げ続けています。品質へのこだわりと、自然の恵みを活かした酒造りの姿勢は、今も変わらず受け継がれています。
▶「八鹿酒造株式会社」の歴史(年表)
1864年(元治元年):
初代・麻生東江が大分県玖珠郡九重町にて酒造業を創業。当時の屋号は「舟来屋(ふなこや)」で、九州最古の鏝絵が描かれた仕込蔵が今も残る。
1870年(明治3年):
右田井路(農業用水路)の開削に私財を投じるも、資金難や天災により酒造権を一時手放すこととなる。
1885年(明治18年):
三代目・麻生観八が酒造免許を取得し、舟来屋を再興。清酒「龍門」を発売し、杜氏・仲摩鹿太郎との協力を讃えて「八鹿」と改名する。
1949年(昭和24年):
法人化に伴い「有限会社麻生酒造場」として設立。清酒「八鹿」が大分県を代表する銘柄として成長。
1967年(昭和42年):
社名を「八鹿酒造株式会社」に変更。組織体制を強化し、全国展開を視野に入れた酒造りを本格化。
1980年(昭和55年):
大分県名産のかぼすを使った「かぼすリキュール」を発売。清酒以外の酒類製造にも着手。
1983年(昭和58年):
麦焼酎の製造を開始。焼酎市場への本格参入の布石となる。
1998年(平成10年):
麦焼酎「銀座のすずめ」シリーズを発売。特に「銀座のすずめ琥珀」はバーボン樽熟成による革新的な味わいで注目を集める。
Data
生産者:八鹿酒造株式会社
住所:大分県玖珠郡九重町大字右田3364
創業:1864年(元治元年)
TEL:0973-76-2888
URL: https://www.yatsushika.com/(八鹿酒造株式会社公式サイト)、https://www.yatsushika-club.com/smp/(八鹿ON-LINE倶楽部)
原料:大麦、麦麹(白)
蒸留方式: 減圧蒸留
アルコール度数: 25度
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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