しろかねのつゆ
2025.11.09
飲み飽きしないすっきりとした味わい
『白金乃露』は、鹿児島県姶良市に蔵を構える「白金酒造株式会社」が手がける本格芋焼酎で、大正元年(1912年)に発売されたロングセラー銘柄です。創業は明治2年(1869年)と、鹿児島最古の焼酎蔵として知られ、150年以上にわたり焼酎造りの伝統を守り続けています。
この焼酎の最大の特徴は、芋本来のほのかな甘みと旨味を活かしながら、雑味のないすっきりとした後味を実現している点です。原料には鹿児島県産のさつま芋「黄金千貫」と国産米を使用した米麹を用い、麹菌には白麹を採用。白麹による仕込みは、爽やかで軽快な香りを生み出し、飲みやすさを高めています。また、芋の下処理には「磨き芋仕込み」という手間のかかる製法を採用しており、皮や傷んだ部分を丁寧に取り除くことで、雑味や苦味の少ないクリアな味わいに仕上げられています。
アルコール度数は25度で、ロック、水割り、お湯割りなど、さまざまな飲み方に対応できる万能型。特にお湯割りでは、芋の香りと甘みがふわりと広がり、まろやかな余韻が楽しめます。毎日の晩酌に寄り添う一本として、初心者から焼酎愛好家まで幅広く支持されています。
「白金乃露」は、焼酎の本質を追求しながらも、時代に合わせた改良を重ねてきた一本。伝統と革新が融合したその味わいは、鹿児島焼酎の魅力を存分に伝えてくれる存在です。
■飲み方あれこれ!!
お湯割り:
芋の香りがふわりと立ち上がり、白麹由来のすっきりとした味わいがまろやかに広がる。温かさとともに甘みが引き立ち、食事との相性も抜群。
ロック:
冷たさで香りは控えめになるが、芋の旨みがしっかりと感じられる。キレのある飲み口で、後味は爽快。ゆっくりと味の変化を楽しめる。
水割り:
軽やかな口当たりで、白麹の爽やかさが際立つ。芋の風味が穏やかに広がり、暑い季節にも心地よく飲める一杯になる。
▶「白金酒造株式会社」のこと
「白金酒造株式会社」は、鹿児島県姶良市に本社を構える、1869年(明治2年)創業の老舗焼酎蔵(※)です。創業者・川田和助が「川田醸造店」として創業したのが始まりで、150年以上にわたり、鹿児島の地で焼酎造りの伝統を守り続けてきました。現存する焼酎蔵としては鹿児島県内最古の歴史を誇り、その歩みはまさに本格焼酎の歴史と重なります。
創業当初から、良質なさつま芋を使った焼酎造りにこだわり、特に「和助焼酎」は地元で親しまれ、西郷隆盛が蔵を訪れたという逸話も残されています。西南戦争の際には、蔵の焼酎をすべて買い上げたとも伝えられており、地域に根ざした存在であったことがうかがえます。
大正元年には、現在の代表銘柄である「白金乃露」が誕生。昭和中期にかけては、鹿児島市の繁華街・天文館で「白金乃露のある店は繁盛する」とまで言われるほどの人気を博しました。昭和61年には、明治時代から残る石蔵を活用した「手造り焼酎蔵」を復興し、伝統的な製法を現代に蘇らせました。この石蔵は平成13年に国の登録有形文化財にも指定され、歴史的価値の高い施設としても知られています。
焼酎造りにおいて「白金酒造」が特に重視しているのが、「磨き芋仕込み」という製法です。これは、芋の皮やヘタ、傷んだ部分を手作業で丁寧に取り除くことで、雑味のないすっきりとした味わいを実現するもの。手間と時間を惜しまないこの工程は、焼酎の品質を左右する重要な要素であり、同社の焼酎が飲みやすく、飽きのこない味わいである理由のひとつです。
また、伝統を守る一方で、現代のニーズに応じた商品開発にも積極的です。若年層や焼酎初心者にも親しみやすい芋焼酎ベースのリキュールや、特殊な芋を使った個性的な焼酎など、多様なラインナップを展開しています。蔵人全員が一丸となって焼酎造りに取り組む(※)姿勢も特徴で、杜氏や蔵子、品質管理者、営業担当までが一体となり、日々試飲と研究を重ねています。
⇒蔵人全員が一丸となって焼酎造りに取り組む(※)
〇焼酎造りは杜氏だけでなく、蔵子、品質管理者、営業担当までが一体となって行われており、蔵全体で焼酎を造るという意識づけが徹底されています。日々試飲と研究を重ね、より良い酒質を追求する姿勢が、安定した品質につながっています。
「白金酒造」は、伝統と革新を融合させながら、これからも本格焼酎の魅力を発信し続ける、鹿児島を代表する蔵元のひとつです。
▶「白金酒造株式会社」の歴史(年表)
1869年(明治2年):
創業者・川田和助が鹿児島県姶良市にて「川田醸造店」として創業。良質なさつま芋を使った焼酎造りを始める(※)。
⇒良質なさつま芋を使った焼酎造りを始める(※)
〇創業初期には、西郷隆盛が蔵を訪れたという逸話も残されています。西南戦争の際には、蔵の焼酎をすべて買い上げたとも伝えられており、地域に根ざした存在であったことがうかがえます。
1912年(大正元年):
代表銘柄「白金乃露」の販売を開始。地元で広く親しまれ、焼酎の代名詞的存在となる。
1952年(昭和27年):
法人化に伴い「白金酒造株式会社」を設立。近代的な体制での製造・販売を本格化させる。
1986年(昭和61年):
明治時代から現存する石蔵を活用し、伝統的な手造り焼酎蔵を再興。甕仕込みや室屋を用いた昔ながらの製法を復活させる。
2001年(平成13年):
石蔵が国の登録有形文化財に指定される。歴史的価値の高い建造物として保存・活用が進む。
2004年(平成16年):
平松工場を新設。製造体制の強化と品質向上を図る。
2006年(平成18年):
「白金乃露黒」が第22回全国酒類コンクールで本格焼酎部門総合第一位を受賞。品質の高さが全国的に評価される。
2008年(平成20年):
熊本国税局酒類鑑評会にて「鹿児島県受賞製造責任者代表」を受賞。2年連続で代表受賞の快挙を達成。
2009年(平成21年):
前年に続き、熊本国税局酒類鑑評会で「鹿児島県受賞製造責任者代表」を受賞。蔵の技術力と安定した品質が証明される。
2022年(令和4年):
鹿児島県酒類鑑評会にて杜氏代表賞を受賞。代表銘柄「白金乃露」が再び高い評価を得る。
Data
生産者:白金酒造株式会社
住所: 鹿児島県姶良市脇元1933
創業:1869年(明治2年)
TEL:0995-65-2103
URL:https://www.shirakane.jp/ (白金酒造公式サイト)、 https://www.shirakane.jp/ (白金酒造石蔵ミュージアムオンラインショップ)
原料:さつまいも(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(白)
蒸留方式: 常圧蒸留
アルコール度数: 25度
容量: 900ml(瓶)、1,800ml(瓶、紙パック)
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