もりいぞう
2025.11.09
芋の旨みが際立つ極上の一杯
『森伊蔵』は、鹿児島県垂水市にある森伊蔵酒造が製造する、極めて希少性の高いプレミアム芋焼酎です。原料には、鹿児島県産のさつまいも「黄金千貫」と国産米を使用し、麹には白麹を採用。伝統的なかめ壺仕込みによって、じっくりと発酵・熟成されることで、まろやかで深みのある味わいが生まれます。
最大の特徴は、芋焼酎でありながらクセが少なく、上品な甘みと芳醇な香りを持つ点です。焼酎特有の土っぽさや刺激的な香りが抑えられており、焼酎初心者や日本酒愛好家にも受け入れられやすい仕上がりとなっています。口当たりは非常に滑らかで、飲み進めるほどにその繊細な味の層が広がり、余韻も長く続きます。
「森伊蔵」はその品質の高さから、国内外で高い評価を受けており、かつては航空会社のファーストクラスで提供されていたこともあります。また、流通量が極めて限られているため、一般の酒販店では入手困難であり、抽選販売やオークションで高値がつくことも珍しくありません。こうした希少性も相まって、“幻の焼酎”と称されることが多く、贈答品としても非常に人気があります。
飲み方としては、ロックや水割りでその香りと味わいをじっくり楽しむのがおすすめです。温めることで甘みが引き立つお湯割りも良く、季節や気分に応じて多彩な表情を見せてくれます。伝統と職人技が息づく「森伊蔵」は、芋焼酎の枠を超えた芸術品とも言える存在です。
■飲み方あれこれ!!
〇ロック:
氷を入れたグラスに注ぐことで、芋の芳醇な香りがゆっくりと立ち上がり、まろやかな甘みと深みのある味わいが際立ちます。余韻が長く、贅沢なひとときを楽しめます。
お湯割り:
温かさによって芋の甘みがふわりと広がり、香りも一層豊かになります。口当たりが柔らかく、寒い季節や落ち着いた夜にぴったりの飲み方です。
水割り:
すっきりとした飲み口になり、食事との相性も良好です。芋の風味を程よく感じながら、軽やかに楽しめるため、日常の一杯としてもおすすめです。
▶「有限会社森伊蔵酒造」のこと
「有限会社森伊蔵酒造」は、鹿児島県垂水市に本拠を置く老舗の焼酎蔵で、創業は明治18年(1885年)にさかのぼります。創業者・森伊蔵氏の名を冠したこの酒造は、現在に至るまで130年以上にわたり、伝統的な芋焼酎造りを守り続けています。蔵元は代々家族経営を貫き、規模こそ大きくはないものの、品質に対するこだわりと職人技によって、国内外で高い評価を受けています。
「森伊蔵酒造」の焼酎造りの最大の特徴は、昔ながらの“かめ壺仕込み”を採用している点です。一次仕込み・二次仕込みともに、創業当時から使われている和かめ(陶器製の発酵容器)を用いており、これにより微生物が活発に働き、まろやかで深みのある味わいが生まれます。原料には、鹿児島県産の契約栽培によるさつまいも「黄金千貫」と、国産米を使用した白麹を用い、発酵には蔵付き酵母が活躍します。この酵母は、蔵の木造建築に長年棲みついているもので、森伊蔵独自の香味を生み出す重要な要素となっています。
また、仕込み水には地下深くから汲み上げた超軟水の天然水を使用。この水が焼酎の口当たりを一層まろやかにし、芋焼酎特有のクセを抑えた上品な味わいを実現しています。蒸留は減圧方式を採用しており、雑味の少ないクリアな仕上がりが特徴です。
「森伊蔵酒造」は、量より質を重視する姿勢を徹底しており、生産量は創業時とほぼ変わらず、年間約15万本程度に抑えられています。この少量生産体制が、焼酎の品質を守ると同時に、希少性を高める要因にもなっています。そのため、森伊蔵は“幻の焼酎”と呼ばれ、抽選販売(※)や高級百貨店での限定販売が主な流通手段となっています。
⇒抽選販売(※3)
〇需要の高まりに対しても、森伊蔵酒造は生産量を増やすことなく、品質維持を最優先。その結果、現在では電話による抽選販売が主な入手手段となり、入手困難な“幻の焼酎”として知られるようになりました。
さらに、森伊蔵は国内外の著名人にも愛されており、フランス元大統領ジャック・シラク氏が感謝状を送った逸話や、日本航空のファーストクラスで提供されている事例など、その名声は国境を越えて広がっています。
伝統を守りながらも、品質への妥協を許さない「森伊蔵酒造」の焼酎造りは、まさに職人の魂が込められた芸術品といえるでしょう。
▶「有限会社森伊蔵酒造」の歴史(年表)
1885年(明治18年):
鹿児島県垂水市にて創業。錦江湾を望む地で、焼酎造りを開始。創業当初は「錦江」などの銘柄を製造していた。
1981年(昭和56年):
8人兄弟の末っ子である森覚志氏がサラリーマン生活を辞めて帰郷。家業を継ぐ決意(※2)をし、酒造りに本格的に取り組み始める。
⇒家業を継ぐ決意(※2)
〇森伊蔵酒造の5代目当主・森覚志氏は、サラリーマン生活を辞めて故郷・鹿児島県垂水市に戻り、経営難に陥っていた家業を継ぐ決意をします。当時は大量生産の焼酎が主流で、手間のかかるかめ壺仕込みは時代遅れとされていましたが、森氏は「本当に美味しい焼酎を造る」という信念を貫き、伝統製法を守り続けました。
1986年(昭和61年):
森覚志氏が第5代当主として正式に蔵を継承。伝統を守りながらも新たな焼酎造りへの挑戦を開始する。
1988年(昭和63年):
新銘柄「森伊蔵」を初蔵出し。父・森伊蔵氏の名を冠した焼酎(※3)で、従来の芋焼酎とは一線を画すまろやかで上品な味わいが話題となる。
⇒父・森伊蔵氏の名を冠した焼酎(※3)
〇森氏は父・森伊蔵氏の名を冠した新銘柄「森伊蔵」を初蔵出し。白麹を使い、かめ壺で丁寧に仕込んだ焼酎は、芋焼酎特有のクセを抑えたまろやかで上品な味わいで、瞬く間に評判を呼びます。以降、銘柄は「森伊蔵」一本に絞り、品質重視の少量生産を徹底しました。
1990年代以降:
「森伊蔵」は“幻の焼酎”として全国的に人気を博し、抽選販売や高級百貨店での限定販売が主流となる。生産量は年間約15万本に限定され、品質重視の姿勢を貫く。
2000年代〜現在:
国内外の著名人にも愛される焼酎としての地位を確立。フランス元大統領ジャック・シラク氏が「フランスのブランデーより美味しい」と絶賛した逸話も残る。
Data
生産者:有限会社森伊蔵酒造
住所: 鹿児島県垂水市牛根境133
創業:1885年(明治18年)
TEL:0994-36-2063
URL: https://www.moriizo.com/ (森伊蔵酒造公式サイト:直接購入不可、購入希望者は、毎月実施される「電話による抽選販売」に申し込む必要有。抽選受付は自動音声で行われ、当選者のみが購入可能となる仕組みとなっている。)
原料:さつまいも(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(白)
蒸留方式: 常圧蒸留
アルコール度数: 25度
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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