さつまくろわかしお
2025.11.12
地元で愛され続ける定番焼酎
『さつま黒若潮』は、鹿児島県志布志市に蔵を構える若潮酒造が造る本格芋焼酎で、地元で“もう一つの日常酒”として親しまれている銘柄です。原料には鹿児島県産のさつま芋「黄金千貫」を使用し、仕込みには昔ながらの黒麹を採用。さらに常圧蒸留によって、芋の旨みをしっかりと引き出した、コク深くまろやかな甘口の焼酎に仕上がっています。
黒麹由来の力強い香りと、黄金千貫のふくよかな甘みが調和し、飲み口はやさしく、それでいてしっかりとした余韻を残します。呑み飽きしない酒質は、毎日の晩酌にもぴったりで、ロック、水割り、お湯割りと幅広い飲み方に対応。特にお湯割りでは、芋の香りがふわりと立ち上がり、黒麹のコクがより一層引き立ちます。
この焼酎は、平成25年度の鹿児島県本格焼酎鑑評会において「総裁賞杜氏代表」を受賞するなど、品質面でも高く評価されています。また、若潮酒造では「志燦蔵」と「千刻蔵」という二つの蔵を持ち、それぞれ異なる製法で焼酎造りを行っており、「さつま黒若潮」は安定した品質を誇る志燦蔵で造られています。
伝統的な製法と地元の素材にこだわりながら、日常に寄り添う味わいを追求した「さつま黒若潮」は、焼酎初心者から愛好家まで幅広く支持される一本です。焼酎の奥深さと、鹿児島の風土を感じられる、まさに“地元に根ざした本格芋焼酎”といえるでしょう。
■飲み方あれこれ!!
お湯割り:
湯気とともに立ち上がる芋の香りが濃厚で、黒麹由来のコクが一層深まります。口当たりはやわらかく、体の芯から温まるような優しい余韻が広がります。
ロック:
氷で冷やすことで香りが引き締まり、芋の甘みと黒麹の力強さがバランスよく感じられます。飲み進めるほどに味の変化が楽しめ、食中酒としても優秀です。
水割り:
すっきりとした飲み口になり、芋の風味が穏やかに広がります。軽やかで飲みやすく、暑い季節や食事と合わせる際にもぴったりのスタイルです。
▶「若潮酒造株式会社」のこと
「若潮酒造株式会社」は、1968年(昭和43年)に鹿児島県志布志市の地元酒造メーカー5社が協力して設立された焼酎蔵です。創業当初は「若潮酒造協業組合」としてスタートし、2008年(平成20年)に組織変更を経て現在の社名となりました。設立以来、地域に根ざした“日常酒”を造り続けることを理念とし、地元の人々の暮らしに寄り添う焼酎造りを続けています。
「若潮酒造」の焼酎造りの特徴は、伝統と革新の融合にあります。蔵は「志燦蔵(しさんぐら)」と「千刻蔵(せんこくぐら)」という二つの製造拠点を持ち、それぞれ異なるコンセプトで焼酎を生み出しています。
「志燦蔵」は、大型設備を備えた蔵で、1日20~30トンのさつま芋を仕込むことが可能です。ここでは「さつま若潮」シリーズなど、安定した品質と高い生産力を誇る焼酎が造られています。使用する芋の品種や麹、酵母の特性を丁寧に引き出す技術力があり、鹿児島県本格焼酎鑑評会や熊本国税局の酒類鑑評会でも高い評価を受けています。
一方、「千刻蔵」は2003年に誕生した小仕込みの蔵で、志燦蔵の約1/30の規模で焼酎を製造しています。ここでは「千亀女」シリーズなど、個性豊かな焼酎が造られており、特筆すべきは日本唯一の木樽蒸留器を使用している点です。江戸時代後期から大正時代にかけて主流だったこの蒸留器は、釘を使わず竹の帯で組み上げる伝統技術で作られており、杉の香りがほのかに漂う、味わい深い焼酎を生み出します。木樽蒸留器の製作を手がけるのは、日本唯一の職人・津留安郎氏で、樹齢80年以上の杉を使用するこだわりも見逃せません。
また、「若潮酒造」は焼酎造りにとどまらず、2020年にはスピリッツ免許を取得し、芋焼酎をベースにしたジン「424GIN」など新ジャンルにも挑戦しています。伝統的な技術を守りながらも、世界の蒸留酒文化を積極的に取り入れ、焼酎の未来を切り拓こうとする姿勢が印象的です。
地域に根ざした酒造りを大切にしながら、常に“昨年よりも良いものを”という向上心を持ち続ける「若潮酒造」は、まさに鹿児島焼酎の伝統と革新を体現する蔵元といえるでしょう。
▶「若潮酒造株式会社」の歴史(年表)
1968年(昭和43年):
鹿児島県志布志市の地元酒造メーカー5社が協業し、「若潮酒造協業組合」として創業。熊本国税局管内第一号の協業組合として操業を開始し、芋焼酎の製造を本格的にスタートした。
1968年(昭和43年)8月:
創業時に各蔵元が保有していた5つの銘柄を統一し、一般公募により「さつま若潮」というブランド名が誕生。港町・志布志にふさわしい名称として定着した。
2003年(平成15年):
手造り蔵「千刻蔵(せんこくぐら)」を新設。日本唯一の木樽蒸留器を導入し、伝統的な製法による個性豊かな焼酎造りを開始。「千亀女」シリーズなどがこの蔵で誕生した。
2008年(平成20年)8月:
協業組合から「若潮酒造株式会社」へと組織変更。より柔軟な経営体制を整え、地域に根ざした企業としての活動を強化した。
2018年(平成30年):
設立50周年を迎える。これを機に「さつま白若潮」などの酒質やデザインを見直し、次の時代に向けたブランド刷新を図った。
2020年(令和2年):
スピリッツ製造免許を取得し、芋焼酎をベースにしたクラフトジン「424GIN」など新ジャンルへの挑戦を開始。SDGsにも配慮した商品開発を進める。
Data
生産者:若潮酒造株式会社
住所: 鹿児島県志布志市志布志町安楽215
創業:099-472-1185
TEL:1968年(昭和43年)
URL: https://wakashio.com/(若潮酒造公式サイト)、https://wakashio.shop-pro.jp/(若潮酒造オンラインショップ)
原料:さつまいも(鹿児島県産黄金千貫)、米麹 (黒)
蒸留方式:常圧蒸留
アルコール度数:25度
容量: 720ml(瓶)、900ml(瓶、紙パック)、1800ml(瓶、紙パック)
【広告】楽天/日本酒通販
【広告】Amazon/日本酒通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。