さつま白波

さつましらなみ

2025.10.14

湯割りで引き立つ芋の旨み

『さつま白波』は、鹿児島県枕崎市に本社を構える薩摩酒造が製造する本格芋焼酎で、昭和30年の発売以来、全国にその名を知られるロングセラー商品です。原料には鹿児島県産のさつまいも「黄金千貫」と米麹を使用し、麹には白麹を採用。白麹特有のすっきりとした香りと、まろやかで飲みやすい味わいが特徴です。

焼酎造りの伝統を受け継ぐ黒瀬杜氏の技術によって、芋の旨みを最大限に引き出しながらも、クセが少なく、初心者にも親しみやすいバランスの取れた一本に仕上がっています。アルコール度数は25度で、湯割りにすると香りがふわりと立ち上がり、芋の甘みとコクがより一層際立ちます。ロックや水割りでも楽しめるため、季節や食事に合わせて多様な飲み方が可能です。

「さつま白波」は、1980年代の焼酎ブームを牽引した銘柄としても知られ、焼酎文化の普及に大きく貢献しました。現在でも、家庭の晩酌から居酒屋の定番まで幅広く愛されており、鹿児島の焼酎を語るうえで欠かせない存在です。伝統と革新が融合したその味わいは、まさに薩摩の心を映す一杯と言えるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

お湯割り:

芋の香りと甘みが引き立つ定番の飲み方です。焼酎6:お湯4の「ロクヨン割り」が薩摩酒造の推奨スタイルで、人肌程度の42度前後が理想的な温度とされています。体にもやさしく、寒い季節にぴったりです。

ロック:

氷を入れてゆっくりと味わうことで、芋のコクと香りが徐々に変化し、飲み進めるほどに深みを感じられます。食後の一杯にもおすすめです。

水割り:

すっきりとした口当たりで、食事との相性が良く、特に脂っこい料理と合わせると口の中をさっぱりと整えてくれます。暑い季節にも爽快感が楽しめます。

ソーダ割り:

炭酸で割ることで軽やかな飲み口になり、芋焼酎の香りがふわっと広がります。焼酎初心者にも飲みやすく、食前酒としても適しています。

ストレート:

焼酎本来の味わいをダイレクトに楽しめる飲み方です。常温で少量ずつ味わうことで、芋の風味や麹のニュアンスをじっくり堪能できます。

 

▶「薩摩酒造株式会社」のこと

「薩摩酒造株式会社」は、1936年に鹿児島県枕崎市で創業された老舗の焼酎蔵元であり、南九州を代表する本格焼酎メーカーのひとつです。創業以来、地元の風土と素材にこだわり、伝統的な焼酎造りを守りながらも、時代に合わせた革新を続けてきました。代表銘柄である「さつま白波」は、1970年代後半の第一次焼酎ブームを牽引した存在であり、全国的に芋焼酎の名を広めるきっかけとなりました。

「薩摩酒造」の焼酎造りの特徴は、まず原料への徹底したこだわりにあります。使用するさつまいもは、南薩摩産の新鮮な「黄金千貫」などを中心に、契約農家と協力して育てたもの。海辺の畑は寒暖差が少なく、芋の品質を安定させる理想的な環境です。また、蔵の立地も海に近く、明け方の冷え込みが穏やかなため、麹造りに適した気候条件が整っています。

麹には白麹や黒麹を使い分け、銘柄ごとに異なる味わいを追求しています。特に「さつま白波」では白麹を使用し、すっきりとした香りとまろやかな口当たりを実現。一方、「黒白波」などでは黒麹を使い、よりコク深く力強い味わいに仕上げています。これらの製法は、薩摩焼酎の伝統を受け継ぐ黒瀬杜氏の技術によって支えられており、一本一本丁寧に仕込まれています。

また、「薩摩酒造」は焼酎造りにおいて“人に寄り添う酒造り”を理念に掲げており、農家との連携による土づくりから始まり、製造工程のすべてにおいて品質と安全性を重視しています。焼酎の製造は単式蒸留器を用いた本格焼酎方式で行われ、素材の風味を最大限に引き出す工夫が随所に施されています。さらに、観光施設として「明治蔵」という見学可能な蔵も運営しており、焼酎文化の発信にも力を入れています。ここでは、昔ながらの仕込み風景を間近で見ることができ、焼酎造りの奥深さを体感できます。

このように、「薩摩酒造」は、鹿児島の風土と伝統を活かしながら、焼酎の魅力を全国に伝える役割を果たしてきました。今もなお、地元に根ざした酒造りを続ける姿勢は、多くの焼酎ファンに支持され続けています。

▶「薩摩酒造株式会社」の歴史(年表)

1909年(明治42年):

本坊家が焼酎製造を開始。これが後の薩摩酒造のルーツとなる事業の始まりとされる。

1936年(昭和11年):

枕崎市の焼酎製造所を譲り受け、「薩摩合同酒精株式会社」として創業。現在の「薩摩酒造株式会社」の前身となる。

1949年(昭和24年):

社名を「薩摩酒造株式会社」に改称。焼酎製造を中心とした事業を本格的に展開する。

1955年(昭和30年):

「白波」ブランドを引き継ぎ、「さつま白波」として発売開始。これが全国的な知名度を得るきっかけとなる。

1970年代後半(昭和50年代):

「6×4(ロクヨン)のお湯割り」などのCM展開により、「さつま白波」が焼酎ブームを牽引(※)。全国的に芋焼酎の認知度が高まる。

⇒「さつま白波」が焼酎ブームを牽引(※)

〇1970年代後半、「さつま白波」のテレビCMで使われたキャッチコピー「6×4(ロクヨン)のお湯割り」や「酔い醒めさわやか」は、焼酎のイメージを一新し、全国的な焼酎ブームの火付け役となりました。このCM戦略により、芋焼酎が一気に全国区の存在となり、薩摩酒造の名も広く知られるようになりました。

1980年代(昭和〜平成初期):

焼酎市場の拡大とともに、薩摩酒造の売上も急成長。本格焼酎の代表的な蔵元としての地位を確立する。

2000年代(平成時代):

「黒白波」「さくら白波」などの新シリーズを展開。多様な味わいを提供することで、幅広い層に支持を広げる。

2014年(平成26年):

売上高が170億円を突破し、日本の焼酎メーカーとしてトップクラスの規模に成長する。

2023年(令和5年):

焼酎製造に加え、ウイスキー事業にも参入。伝統を守りながらも新たな挑戦を続ける姿勢を示す。

現在(令和時代):

鹿児島県枕崎市を拠点に、芋焼酎を中心とした多彩な酒類を製造・販売。観光施設「明治蔵」(※2)などを通じて焼酎文化の発信にも力を入れている。

⇒観光施設「明治蔵」(※2)

〇観光施設「明治蔵」では、昔ながらの焼酎造りの工程を見学できるほか、年代物の焼酎の試飲体験なども提供。焼酎の魅力を五感で味わえる場として、国内外の観光客に人気を集めています。

Data

生産者:薩摩酒造株式会社

住所: 鹿児島県枕崎市立神本町26

創業:1936年(昭和11年)

TEL:0993-72-1231

URLhttps://www.satsuma.co.jp/(薩摩酒造公式サイト:直接注文可)

原料:さつまいも(・主に鹿児島県産黄金千貫)、米麹(白)

蒸留方式:常圧蒸留

アルコール度数: 25度

容量: 700ml(瓶)、900ml(瓶)、1,800ml(紙パック、瓶)

 

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