Sankt Gallen YOKOHAMA XPA
2025.08.18

IPAより軽やか、でもしっかり苦い
『サンクトガーレン YOKOHAMA XPA』は、神奈川県厚木市に拠点を置くクラフトビールの老舗「サンクトガーレン」が手がける、横浜限定のアメリカンペールエールです。XPAとは「Extra
Pale Ale」の略称で、IPAほど強烈ではないものの、ホップの香りと苦味をしっかりと楽しめるスタイル。YOKOHAMA XPAはその名の通り、横浜の街の洗練された雰囲気や港町らしい爽快感を表現した一本です。
グラスに注げば、淡いゴールドの液色とともに、柑橘系ホップの華やかな香りが立ち上がります。口に含むと、グレープフルーツやレモンを思わせる爽やかなフレーバーが広がり、後味にはキレのある苦味が心地よく残ります。アルコール度数は5.0%前後と飲みやすく、食事との相性も抜群。特に魚介系の料理や、塩味の効いた軽めの前菜と合わせると、互いの風味を引き立て合います。
「サンクトガーレン YOKOHAMA XPA」は、クラフトビール初心者にも親しみやすく、IPAファンにも満足感を与える絶妙なバランスを持っています。サンクトガーレンの技術力と遊び心が詰まったYOKOHAMA
XPAは、横浜の地元愛とクラフト文化を体現する存在。限定醸造ながら、根強いファンを持つ理由は、その完成度の高さと、飲むたびに感じる“横浜らしさ”にあります。
クラフトビールの奥深さを知るきっかけとしても、日常の一杯としても、YOKOHAMA XPAはきっとあなたの記憶に残るビールになるでしょう。
■飲み方あれこれ!!
〇理想の温度は7〜10℃前後位で。冷蔵庫から出してすぐではなく、少し置いてから飲むことで、ホップの香りがより豊かに広がります。おすすめのグラスは、チューリップ型グラス
or パイントグラスで。柑橘系ホップのアロマを閉じ込めつつ、泡立ちも美しく演出できます。
▶「銀河高原ビール」のこと
「サンクトガーレン有限会社」は、神奈川県厚木市に拠点を置く日本のクラフトビール界の草分け的存在です。その歴史は1993年、創業者・岩本伸久氏がアメリカ・サンフランシスコでブルワリーパブ「カフェ・パシフィカ」を開業し、現地でビールの醸造と販売を始めたことに端を発します。これは日本で地ビールが合法化される前年のことであり、「サンクトガーレン」は“日本最古の地ビール蔵”と称されることもあります。
1997年には厚木市に醸造所を構え、日本国内での本格的なビール造りをスタート。創業当初は岩本氏一人で醸造を行っており、営業や広報活動はほとんど行われていませんでした。しかし2006年、広報担当の中川美希氏が加わったことで、ブランドの発信力が大きく向上。季節限定の「インペリアルチョコレートスタウト」や「湘南ゴールド」など、ユニークな商品展開によって幅広い層の支持を集めるようになりました。
「サンクトガーレン」のビール造りの特徴は、何よりも“職人の手仕事”にこだわる姿勢にあります。現在も社員数は4名ほどと非常に少人数ながら、醸造から販売までを一貫して自社で行うスタイルを貫いています。使用する原料は厳選された麦芽とホップに加え、地元神奈川産の果物や素材を積極的に取り入れており、地域性と季節感を大切にしたビール造りが特徴です。
また、「サンクトガーレン」は「エールビール」の普及にも大きく貢献しています。日本ではラガータイプが主流だった時代に、フルーティで香り高いエールの魅力を伝えることで、クラフトビール文化の裾野を広げました。さらに「スイーツビール」というジャンルを確立し、苦味が苦手な層にもビールの楽しさを届ける工夫を重ねています。たとえば、バレンタイン向けのチョコレートスタウトや、果実を使ったフルーツエールなどは、ギフト需要にも応える人気商品です。
営業担当を置かず、メディアやSNSを通じて“扱いたいと思ってもらえる”商品づくりを目指す姿勢もユニークです。販売店や飲食店との関係性を大切にし、買える店・飲める店の情報を頻繁に更新するなど、きめ細やかな広報活動を展開しています。
「サンクトガーレン」のビールは、単なる飲料ではなく、季節や地域、文化を感じる“体験”として提供されているのです。その姿勢は、クラフトビールの本質を体現するものとして、多くのファンに支持され続けています。
▶「「銀河高原ビール」の歴史(年表)
1993(平成5)年:
創業者・岩本伸久氏がアメリカ・サンフランシスコにてブルワリーパブ「カフェ・パシフィカ」を開業。現地でビール醸造を開始。
1994年:
日本で酒税法が改正され、地ビール(クラフトビール)の製造が合法化される。
1997年:
神奈川県厚木市に「サンクトガーレン有限会社」を設立。日本国内での醸造をスタート。
1998年:
日本国内での販売を本格化。アメリカでの醸造経験を活かしたエールビールを中心に展開。
2006年:
広報担当・中川美希氏が入社。SNSやメディアを活用した情報発信が強化され、ブランド認知が拡大。
2008年:
バレンタイン向け「インペリアルチョコレートスタウト」が話題に。スイーツビールという新ジャンルを確立。
2010年:
神奈川県産オレンジ「湘南ゴールド」を使用したフルーツビールを発売。地元食材とのコラボレーションが注目される。
2013年:
「YOKOHAMA XPA」など、地域限定・イベント向けビールの展開が本格化。横浜ビールフェスなどで人気を集める。
2015年:
販売店・飲食店との連携を強化。公式サイトで「買える店・飲める店」情報を定期更新し、ユーザーとの接点を拡充。
2020年」
コロナ禍に対応し、オンライン販売やギフト需要に対応した商品展開を強化。
2023年以降:
少人数体制ながら、年間約30種類以上のビールを醸造。限定醸造・季節商品・地域コラボなど多彩なラインアップを維持。
Data
製造元:サンクトガーレン有限会社
住所:神奈川県厚木市金田1137-1
創業:1997年(※アメリカでの醸造活動開始は1993年)
TEL:046-224-2317
URL:https://www.sanktgallenbrewery.com/ (サンクトガーレン公式サイト)
スタイル:アメリカンIPA(インディア・ペールエール:上面発酵)
原料:麦芽(ペールエールモルト、カラピルス、クリスタル40°L)、ホップ(カスケード、パール)
アルコール度数:6.0%
内容量:330ml(瓶)
【広告】楽天/ビール通販
【広告】Amazon/ビール通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。