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Château Lynch-Bages
2025.11.16
ボルドーの名門が生んだ力強さとエレガンスの融合
『シャトー・ランシュ・バージュ』は、フランス・ボルドー地方のメドック地区、特にポイヤック村に位置する名門ワイナリーで、1855年のメドック格付けでは第5級に分類されていますが、その実力は格付け以上と称され、「スーパーセカンド」として世界中のワイン愛好家から高く評価されています。
このシャトーの歴史は17世紀にまで遡り、18世紀にはアイルランド系のトーマス・リンチ氏が所有者となり、ワイン造りを本格化させました。「ランシュ」はリンチ氏のフランス語読み、「バージュ」はこの地にあった古い集落の名に由来しています。1939年以降はカーズ家が所有し、ジャン・シャルル・カーズ氏をはじめとする一族が品質向上と国際的な評価獲得に尽力してきました。
「シャトー・ランシュ・バージュ」のワインは、力強さとエレガンスを兼ね備えたスタイルが特徴です。主にカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドなどをブレンドし、深い色合いと凝縮感のある果実味、しっかりとしたタンニン、そして長期熟成に耐える構造を持っています。特に熟成によって複雑なアロマが開花し、スパイスや杉、黒鉛、カシスなどの香りが豊かに広がります。
1980年代にはステンレスタンクの導入など近代的な醸造技術を積極的に取り入れ、品質の安定化と向上を図りました。これにより、格付け以上の評価を得るヴィンテージが続出し、現在では一級シャトーに匹敵する価格と人気を誇ります。
また、セカンドラベルとして「エコー・ド・ランシュ・バージュ」も展開しており、こちらはより若いうちから楽しめるスタイルで、ランシュ・バージュの哲学を手軽に味わえる一本です。
総じて、「シャトー・ランシュ・バージュ」は、伝統と革新を融合させたボルドーの象徴的なワインであり、力強さと品格を兼ね備えたその味わいは、特別な日の一杯としても、長期熟成を楽しむコレクションとしても申し分のない逸品です。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
シャトー・ランシュ・バージュはフルボディの赤ワインで、16〜18℃が最適な飲み頃温度です。これにより、ワインの持つ複雑な香りや味わいが引き立ち、タンニンの渋みもまろやかに感じられます。
お勧めのマリアージュ:
このワインは力強く豊かな風味を持つため、赤身肉のグリルやローストビーフ、ラムチョップ、ジビエ料理との相性が抜群です。また、熟成チーズ(コンテ、チェダー、ブルーチーズなど)や、ポルチーニやトリュフを使ったきのこ料理ともよく合います。濃厚なソースを使った料理とも好相性です。
美味しく飲むためのワンポイント:
飲む1〜2時間前にデキャンタージュを行うことで、ワインが空気と触れ合い、香りが開き、味わいがより滑らかになります。また、ヴィンテージによっては熟成が進んでいるため、飲み頃の年数を確認することも大切です。
▶「シャトー・ランシュ・バージュ(ワイナリー)」のこと
「シャトー・ランシュ・バージュ」は、フランス・ボルドー地方のメドック地区ポイヤック村に位置する名門ワイナリーで、1855年のメドック格付けでは第5級に分類されながらも、実力はそれ以上と評される“スーパーセカンド”の代表格です。その歴史は16世紀にまで遡り、当時からこの地ではワイン造りが行われていたとされています。
18世紀には、アイルランド系移民であるトーマス・リンチ氏がこの地を所有し、1749年から1824年まで「シャトー・ランシュ・バージュ」の礎を築きました。「ランシュ」はリンチ氏のフランス語読み、「バージュ」は近隣の集落名に由来しています。1855年にはメドック格付けで第5級に選ばれ、名実ともにボルドーの名門としての地位を確立しました。
その後、幾度かの所有者交代を経て、1939年に著名な醸造家ジャン・シャルル・カーズ氏が「シャトー・ランシュ・バージュ」を取得。以降、カーズ家による経営が続き、品質と評価は飛躍的に向上しました。特に3代目のジャン・ミッシェル・カーズ氏は、エンジニアとしての経験を活かし、ステンレスタンクの導入や醸造設備の近代化を推進。さらに、国際市場への積極的なプロモーション活動を展開し、ボルドーワイン全体の認知度向上にも貢献しました。
ワイン造りの特徴としては、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドをブレンド。作付割合はカベルネ・ソーヴィニヨンが約70%以上を占め、力強く凝縮感のある味わいが特徴です。新樽率は60〜80%と高く、樽熟成は15〜18か月に及びます。収穫は手摘みで行われ、選果も畑で丁寧に行われるなど、品質へのこだわりが随所に見られます。
また、2020年には新しい醸造施設が完成し、より精密な温度管理や重力を活用した醸造プロセスが可能となりました。これにより、果実味と酸のバランスがさらに洗練され、長期熟成に耐える構造を持つワインが生み出されています。
「シャトー・ランシュ・バージュ」は、伝統と革新を融合させたワイン造りを続けることで、世界中のワイン愛好家から高い評価を受けており、今後もその名声は揺るぎないものとなるでしょう。
▶「シャトー・ランシュ・バージュ(ワイナリー)」の歴史(年表)
17世紀:
ポイヤック村の「バージュの丘」にて、ワイン造りの基礎が築かれ始める。土地のポテンシャルが認識され、ブドウ栽培が本格化する。
1750年頃:
アイルランド系移民のトーマス・リンチ氏が結婚を機にワイナリーの所有者となり、「クリュ・ド・ランシュ」として高品質なワイン造りを開始する。
1855年:
ナポレオン3世の命により制定されたメドック格付けにて、「シャトー・ランシュ・バージュ」は第5級に認定される。これにより、国際的な評価を得る基盤が整う。
1939年:
ジャン・シャルル・カーズ氏がワイナリーを取得。醸造家としての経験を活かし、品質向上とブランド強化に尽力する。
1973年:
ジャン・ミッシェル・カーズ氏が父から経営を引き継ぎ、ステンレスタンクの導入や新樽比率の見直しなど、近代化を推進。品質が飛躍的に向上し、世界的な評価を獲得する。
1980年代:
「スーパーセカンド」としての地位を確立。格付け以上の品質と価格で取引されるようになり、ムートン・ロスチャイルドなど一級シャトーに匹敵する存在(※)となる。
⇒ムートン・ロスチャイルドなど一級シャトーに匹敵する存在(※)
〇ムートン・ロスチャイルドに隣接する好立地を活かし、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の力強く品格あるワインを生産。 高品質ながら価格は比較的手頃で、ムートンに匹敵する味わいと評価されることから「貧者のムートン・ロスチャイルド」という異名がつきました。
2020年:
最新の醸造施設が完成。重力を活用した醸造プロセスや精密な温度管理が可能となり、さらなる品質向上が実現する。
Data
生産者: シャトー・ランシュ・バージュ(カーズ家)
生産地:ボルドー地方/メドック地区/ポイヤック村
創業年: 1750年(ワイン造りの起源は17世紀)
URL:https://www.lynchbages.com/(シャトー・ランシュ・バージュ公式ページ)
使用品種: カベルネ・ソーヴィニヨン (約 67〜75%)(メルロー 約 15〜25%) 、プティ・ヴェルド( 約 2〜5% )、カベルネ・フラン(約
2〜3%) :ヴィンテージによって比率は変動
アルコール度数: 13.0〜13.5%(ヴィンテージによって異なる)
容量: 750ml
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