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Château Lagrange
2026.01.04
サンジュリアンの気品を体現する一本
『シャトー・ラグランジュ』は、ボルドー左岸サンジュリアン村に位置する名門シャトーが生み出す、クラシックかつ端正なスタイルを象徴する赤ワインです。メドック格付け第3級という格式を持ちながら、時代に合わせた技術革新も積極的に取り入れ、品質の安定性と向上を両立させてきたことで知られています。ブドウは主にカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、メルローやプティ・ヴェルドがブレンドされ、力強さとエレガンスの両面を備えた味わいを形成します。
そのスタイルは、黒系果実の凝縮した香りに、杉やスパイス、ミネラルのニュアンスが重なり、飲み進めるほどに奥行きが広がるのが特徴です。若いうちは引き締まったタンニンと骨格が際立ちますが、熟成を重ねることで丸みと複雑さが増し、気品ある調和が生まれます。10年以上の熟成にも十分耐えるポテンシャルを持ち、時間とともに表情を変える楽しさも魅力のひとつです。
また、食事との相性も優れており、赤身肉やロースト料理、ハードチーズなどと合わせると、その構造美がより際立ちます。伝統と現代性が共存するこのワインは、ボルドーの王道を体現しつつ、飲み手に長い余韻と満足感をもたらす一本といえます。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
16〜18度前後が理想的で、カベルネ主体の骨格と香りが最もバランスよく開きます。抜栓後すぐよりも、デキャンタージュや30分ほどの空気接触で香りが開き、より深い味わいを楽しめます。
お勧めのマリアージュ:
●ローストビーフ、ラムチョップ、鴨のロースト、熟成チーズなど:
旨味とコクのある料理が相性を高めます。
▶「(ワイナリー)シャトー・ラグランジュ」のこと
「シャトー・ラグランジュ」は、ボルドー左岸サンジュリアン村に広がる歴史ある名門ワイナリーで、その起源は中世にまで遡るとされます。文献上の初出は17世紀頃ですが、領地としての歴史はさらに古く、修道院の所有地であった時代も含め、長い年月を通じてブドウ栽培が行われてきました。19世紀には品質の高さが広く認められ、1855年のメドック格付けで第3級に選ばれたことで、その名声は確固たるものとなります。しかし、20世紀に入ると経営難や畑の荒廃などにより品質が低迷した時期もありました。
転機となったのは1983年、サントリーが「シャトー・ラグランジュ」を取得したことです。大規模な設備投資と畑の再整備が行われ、排水改善、区画ごとの細分化、最新醸造設備の導入など、品質向上のための改革が徹底されました。これによりワインの評価は劇的に向上し、現在ではサンジュリアンの中でも安定した品質を誇るシャトーとして高く評価されています。
ワイン造りの特徴としてまず挙げられるのは、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心としたブレンドです。砂利質の土壌が多いサンジュリアンのテロワールは、カベルネの成熟に理想的で、骨格のある力強さとエレガンスを併せ持つスタイルを生み出します。補助品種としてメルローとプティ・ヴェルドが用いられ、果実味の厚みやスパイスのニュアンスを加えることで、複雑で調和の取れた味わいが完成します。
醸造では、区画ごとに収穫・発酵を行う精密なアプローチが採用され、ブドウの個性を最大限に引き出すことが重視されています。発酵後はフレンチオーク樽で熟成され、新樽比率はヴィンテージに応じて調整されます。これにより、樽香が過度に主張することなく、果実味と構造のバランスが保たれます。また、近年はサステナブル農法にも積極的で、環境負荷を抑えつつ品質を高める取り組みが進められています。
「シャトー・ラグランジュ」は、黒系果実の凝縮感、引き締まったタンニン、そして熟成によって花開く気品ある複雑さが魅力です。伝統と革新を融合させたワイン造りは、長い歴史の中で磨かれた哲学の結晶であり、ボルドー左岸のクラシックスタイルを象徴する存在として、今も世界中の愛好家を魅了し続けています。
▶「(ワイナリー)シャトー・ラグランジュ」の歴史(年表)
17世紀頃(江戸時代初期) :
文献に領地としての記録が現れ、この地でブドウ栽培が行われていたことが確認される。
18世紀後半(江戸時代中期) :
所有者の手により畑の整備と品質向上が進み、地域で名声を高めていく。
1855年(安政2年) :
パリ万博に合わせて制定されたメドック格付けで第3級に選出され、国際的評価が確立する。
20世紀前半(大正〜昭和初期) :
経営難や戦争の影響により畑の荒廃が進み、品質が低迷する時期を迎える。
1960〜70年代(昭和期) :
所有者の交代が続き、改善の試みはあったものの、安定した品質には至らなかった。
1983年(昭和58年) :
サントリーが「シャトー・ラグランジュ」を取得。大規模な設備投資と畑の再整備が開始される。
1980年代後半(昭和末期) :
排水改善、区画細分化、最新醸造設備の導入など改革が進み、品質が飛躍的に向上する。
1990年代(平成期) :
安定した高品質ワインの生産が定着し、サンジュリアンの中でも信頼度の高いシャトーとして評価が確立する。
2000年代(平成期) :
サステナブル農法や環境配慮型の取り組み(※)が進み、現代的なワイン造りへと進化する。
⇒サステナブル農法や環境配慮型の取り組み(※)
〇近年はサステナブル農法や自然環境保全に積極的で、ボルドーの中でも早い段階から環境認証を取得。伝統を守りながらも、未来を見据えたワイン造りを続けている点が高く評価されています。
Data
生産者: シャトー・ラグランジュ(サントリー)
生産地: ボルドー地方/メドック地区/サンジュリアン村
創業年: 16世紀初頭
URL:https://chateau-lagrange.com/ja/(シャトー・ラグランジュ公式日本語サイト)
使用品種: カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロー、プティ・ヴェルド
アルコール度数: 約13〜14%前後(ヴィンテージごとに異なる)
容量:750ml
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