シャトー シュヴァル ブラン

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Château Cheval Blanc

2025.08.28

メルローとカベルネ・フランの芸術的ブレンド

『シャトー シュヴァル ブラン』は、フランス・ボルドー地方のサン・テミリオン地区に位置する、世界的に名高い赤ワインの銘醸シャトーです。その名はフランス語で「白馬」を意味し、エレガンスと力強さを兼ね備えたその味わいは、まさに気品ある白馬のような存在感を放ちます。

「シャトー シュヴァル ブラン」は、サン・テミリオンの格付けにおいて最高位である「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」に長年君臨してきたトップシャトーのひとつであり、特にカベルネ・フラン主体のブレンドが特徴です。通常、右岸のワインはメルローが主役となることが多い中、シュヴァル・ブランは砂利質と粘土質が複雑に入り混じるモザイク状の土壌を活かし、カベルネ・フランの魅力を最大限に引き出しています。

その味わいは、凝縮感のある果実味と複雑なニュアンスが折り重なり、若いうちはベリー系の果実香に加え、湿った土やピーマンのような青さが感じられます。熟成が進むと、煙草や革製品、干し草などの香りが加わり、より深みと品格を増していきます。タンニンは豊かで骨格を形成し、美しい酸味が全体をまとめ、長く優雅な余韻が続きます。

また、「シュヴァル・ブラン」は飲み頃の幅が非常に広く、若いうちから楽しめるポテンシャルを持ちながら、数十年の熟成にも耐えうる力を秘めています。ヴィンテージによっては、ワイン評論家から満点評価を受けることもあり、特に2005年、2010年、2015年、2019年などはパーカーポイント100点を獲得しています。

その価格はヴィンテージによって大きく異なり、数万円から数百万円に及ぶものまで存在します。高級レストランや特別な記念日にふさわしい、まさに「ワインの芸術品」とも言える逸品です。料理との相性も抜群で、上質な和牛ステーキやトリュフを使ったクリーム系パスタなど、深い味わいの料理と合わせることで、至高のマリアージュが楽しめます。

世界中のワイン愛好家から「カベルネ・フラン主体では世界一」と称されるシャトー・シュヴァル・ブラン。その一杯には、ボルドーの歴史と風土、そして造り手の情熱が凝縮されています。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

シャトー・シュヴァル・ブランは、カベルネ・フランとメルローを主体としたフルボディの赤ワインで、飲み頃の温度は16〜18℃が理想です。この温度帯では、果実味、酸味、タンニンのバランスが整い、複雑で芳醇な香りが最大限に引き立ちます。

お勧めのマリアージュ:

このワインは鴨のロースト、仔羊の香草焼き、牛フィレのステーキなどの赤身肉料理と非常に相性が良いです。また、トリュフやポルチーニ茸を使ったリゾットや、熟成チーズ(コンテ、サン・ネクテール、ブリー・ド・モーなど)とも素晴らしいハーモニーを奏でます。

美味しく飲むためのワンポイント:

若いヴィンテージでは、2〜3時間のデキャンタージュを行うことで閉じた香りが開き、味わいがまろやかになります。熟成されたヴィンテージでは、抜栓後30分ほど空気に触れさせてから飲むことで、芳醇な香りと深い余韻を堪能できます。また、大ぶりのボルドー型グラスを使うことで、香りの広がりと味わいの立体感が最大限に引き出されます。

 

▶「シャトー シュヴァル ブラン(ワイナリー)」のこと

シャトー・シュヴァル・ブランは、フランス・ボルドー地方サンテミリオン地区に位置する、世界的に名高いワイナリーです。その名はフランス語で「白馬の城」を意味し、優雅さと力強さを象徴するこの名称は、ワインの味わいにも通じるものがあります。

このシャトーの歴史は非常に古く、ローマ時代にはすでにこの地にブドウ畑が存在していたとされます。文献によると、15世紀にはすでに「シュヴァル・ブラン」と呼ばれる土地にブドウ畑があり、1832年にはジャン=ジャック・デュカスが中心部を買収。その後、シャトー・フィジャックの区画を次々と取得し、現在の39ヘクタールの畑が形成されました。1852年には初めて「シュヴァル・ブラン」としてワインが販売され、1862年のロンドン万博で銅メダル、1878年のパリ万博で金メダルを獲得するなど、早くから品質の高さが認められてきました。

1954年にはサンテミリオンの格付けで最高位「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」を獲得。1998年にはLVMHのベルナール・アルノーとベルギーの実業家アルベール・フレールがオーナーとなり、近代的な醸造施設の整備が進みました。

ワイン造りの特徴としてまず挙げられるのは、独自のブレンド比率です。ボルドー地方では補助品種とされるカベルネ・フランを主体に、メルローとほぼ同量、あるいはそれ以上の割合で使用する点がユニークです。このブレンドにより、シュヴァル・ブランのワインは豊かなコクと粘性、完熟感を持ち、長期熟成にも耐える深みのある味わいを実現しています。

畑は約40ヘクタールで、収穫量は1ヘクタールあたり約35ヘクトリットルと非常に厳しく制限されており、品質重視の姿勢が徹底されています。収穫はすべて手摘みで行われ、除梗前後に2回の選果を経て、コンクリートおよびステンレスタンクで発酵。熟成は100%新樽で15〜20カ月間行われ、澱引きや卵白による清澄など、伝統的な手法が守られています。

このように、シャトー・シュヴァル・ブランは、歴史的な背景と革新的な技術が融合した稀有な存在です。そのワインは、単なる飲み物を超えて、文化と芸術の香りを纏った特別な体験を提供してくれます。

▶ シャトー・シュヴァル・ブランの歴史(年表)

1832年:

ジャン=ジャック・デュカスがシャトー・フィジャックの一部区画を購入。これがシュヴァル・ブランの起源となる。

1852年:

初めて「シャトー・シュヴァル・ブラン」の名でワインが販売される。

1862年:

ロンドン万国博覧会で銅メダルを受賞。国際的な評価が高まり始める。

1878年:

パリ万国博覧会で金メダルを獲得(※)。品質の高さが広く認知される。

⇒パリ万国博覧会で金メダルを獲得(※)

〇1862年のロンドン万国博覧会で銅メダルを獲得した際、その栄誉を記念して、現在でもラベルにそのメダルが描かれています。また、1878年のパリ万博で金メダルを受賞したことも、ブランドの名声を高める一因となりました。

1880年代:

フィロキセラ禍を乗り越え、畑の再植樹が進む。

1920年代:

ワインの品質が安定し、ヨーロッパ市場での人気が高まる。

1947年:

伝説的なヴィンテージが誕生(※2)。今なお「20世紀最高のボルドーワイン」と称される。

⇒伝説的なヴィンテージが誕生(※2)

〇1947年の「シュヴァル・ブラン」は、今なお「20世紀最高のボルドーワイン」と称される伝説的なヴィンテージです。異常な高温の年で、自然発酵が進みすぎるほどだったにもかかわらず、結果として濃密で複雑な味わいが生まれました。ワイン評論家ロバート・パーカーも100点満点をつけたことで知られています。

1954年:

サンテミリオン格付け制度において、最高位「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」に認定される。

1998年:

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)とベルギーの実業家アルベール・フレールがシャトーを買収。経営体制が刷新される。

2011年:

革新的な新醸造施設が完成。建築家クリスチャン・ド・ポルザンパルクによる設計。

2021年:

サンテミリオン格付けから自ら撤退(※3)。独自のブランド価値を追求する姿勢を示す。

⇒サンテミリオン格付けから自ら撤退(※3)

〇サンテミリオンの格付け制度において、長年「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」の最高位に君臨していた「シュヴァル・ブラン」は、2021年に自ら格付けからの撤退を表明しました。これは、格付けの評価基準が時代にそぐわないと判断したためで、ブランドの独立性と哲学を貫く姿勢が話題となりました。

Data

生産者: シャトー シュヴァル ブラン

生産地: ボルドー地方/サンテミリオン地区

創業年: 1832年

URL:https://www.chateau-cheval-blanc.com/ (公式サイト)

使用品種: メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(年によって比率が異なる)

アルコール度数: 約13.5%

容量: 750ml

 

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