Grant’s Triple Wood
3つの樽が織りなす至高のブレンド
『グランツ トリプルウッド』は、ウイリアム・グラント&サンズ社の3つの異なる樽で熟成された原酒をブレンドしたグランツブランドのフラッグシップボトル。前身の「グランツ ファミリーリザーブ」の中身はそのままに、2018年に名称変更してリリースされた。
ウイリアム・グラント&サンズ社が所有する、ザ・バルヴェニーやキニンヴィー、アイルサベイなどのモルト原酒と、ガーヴァンのグレーンなどを中心に、20~30種類のモルトと1~3種類のグレーンをブレンドしている。
ブランド名にもなっている「トリプルウッド」とは、熟成に使われる、ヴァージンオーク樽、アメリカンオーク樽、リフィルバーボン樽のことで、
ヴァージンオーク樽はスパイシーな風味を、
アメリカンオーク樽は口当たりのよいバニラの滑らかさを、
そして、リフィルバーボン樽は濃厚でスムース、まろやかなブラウンシュガーを思わせる風味を与えている。
バニラの甘さとモルティさが調和しており、香ばしさと甘さ、香りは複雑でクリーンで、熟した梨とサマーフルーツを思わせる。ほどよいオーク香も心地良く、樽由来のスモーキーな味わいが特徴的。
軽やかでドライな口当たりのミディアムボディで、甘く終わるフィニッシュは長く心地よい。
コスパにも優れ、初心者にもおすすめ。水割りやストレート、飲み方の違いで自分に合った味わいを見つけるのも楽しい。
・ウィリアム・グラント&サンズ社のこと
ウィリアム・グラント&サンズ社は、1887年の創業以来数少ない独立した家族経営を続ける会社のひとつ。現在は、世界で最も評価されているシングルモルト「グレンフィディック」や、ハンドクラフトで作られたシングルモルト「バルヴェニー」、そして世界第3位の売り上げを誇るスコッチウイスキー「グランツ」などを製造しています。
ウイスキーの販売順位(2020年資料)
シングルモルト:1位.グレンリベット、2位.グレンフィディック、3位.マッカラン
ブレンデッド:1位.ジョニーウォーカー、2位.バランタイン、3位.グランツ
さらに、ブレンデッドモルトウイスキー「モンキーショルダー」や「ヘンドリックス・ジン」、スパイスド・ラムの「セイラージェリー」、アイリッシュウイスキー「タラモア」、ウイスキーリキュール「ドランブイ」などの象徴的なスピリッツブランドも所有している。ウィリアム・グラント&サンズ社は、モルトウイスキーの蒸留量スコットランド第3位の規模を誇っています。
ウィリアム・グラントによって、スペイサイドのダフタウンに、ウィリアム・グラント&サンズ社最初の蒸溜所「グレンフィディック」が創設されたのは1887年のこと。5年後には、隣にバルヴェニー蒸留所が誕生した。
モルトウイスキーを製造する蒸溜所だったウィリアム・グラント&サンズ社が、ブレンデッドウイスキー「グランツ」を誕生させるにはどうにもならない事情があった。1898年、最大の取引先だったブレンド会社パティソンズ社が倒産してしまった。この窮地に打開策として考えられたのが、自社原酒を使い自らブレンド事業に参入するということ。
そこで誕生したのが「グランツ・スタンドファースト」。スタンドファーストとは、メディアや出版業界でよく使われる用語で、見出しの後に記事の内容を要約し、読者に記事の概要を伝えるために配置される短いテキストのことをいう。つまりグランツブランドの入門編という意味かと思われます。
このブランドは後に「グランツファミリーリザーブ」となり、2018年からは「グランツ トリプルウッド」となった。名前は変わっても、レシピはウィリアム自らがブレンドした頃のものと変わらず、「頑なに伝統を守る」というグラント家の理念といえるでしょう。
1957年には、ウィリアム・グラント&サンズ社の代名詞ともいえる三角柱のボトルを導入する。三角ボトルのグランツは好評を博し、1963年にはローランド地方のエアシャーにグレーンを製造するガーヴァン蒸留所を建設。当時としてはヨーロッパ最大、最新鋭の蒸留所でした。
そして1990年にはキニンヴィー蒸留所、2007年にはガーヴァンの敷地内にアイルサベイ蒸留所も建設。ウィリアム・グラント&サンズ社は一大企業へと成長してゆきました。
Data
製造元:ウイリアム・グラント&サンズ社
URL:https://sanyo-brands.jp/(三陽物産株式会社)
創業年:1886年
主要モルト:グレンフィディック、バルヴィニー、キニンヴィーなど。
アルコール度数:40度
容量:700ml
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