Ballantine’s 17 Year Old
厳選されたモルトとグレーンから生まれる「スコッチの王道」
『バランタイン17年』は、バランタインのラインナップの中でも特に評価の高いブレンデッドウイスキー。1937年の発売以来、その極秘レシピは現在に至るまでほとんど変わっていない。バランタイン魔法の7柱(スキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ)の原酒をメインに、40種類以上のモルトと4種のグレーンが使われている。
特徴としては、バニラや蜂蜜、スモーキーな香りが調和した複雑で豊かなアロマ。口に含むと、クリーミーで滑らかな口当たりが広がり、バニラや蜂蜜の甘さに加え、スパイシーな風味やオークのニュアンスが感じられる。長く続くフィニッシュは、スモーキーでありながらもバランスが良く、心地よい余韻が残る。その深いコクと複雑な味わいから、多くのウイスキー愛好家に愛されています。特別な日の一杯としても、贈り物としても最適で、ストレートやロック、ハイボールなど、さまざまな楽しみ方でその魅力を堪能することができる。
・バランタインのこと
創業者のジョージ・バランタイン(1809~91年)はローランド地方の農家に生まれました。13歳の時にエジンバラの食料雑貨店に奉公し、わずか5年後には独立。食料品と酒を扱う小さな店でしたが、これがジョージ・バランタイン&サン社の前身であり、1827年が創業の年となっている。
ちょうどこの頃のウイスキー業界は、大きな転換期を迎えており、1824年には酒税法が改正され政府公認のグレンリベット蒸留所がハイランドでスタートした。密造時代は終わり告げ、その後認可を受けた蒸留所が次々と誕生した。1831年には、連続式蒸留機が実用化され、グレーンウイスキーの生産が開始された。さらに1853年には、エディンバラでウイスキー商を営むアンドリュー・アッシャーが熟成期間の異なるさまざまなモルトウイスキーを混ぜ合わせた、世界初のヴァテッドモルトを発売し、好評を博した。
アッシャーはジョージの友人だった。食料品店の経営は順調だったが、それだけでは満足できなかったジョージはこの出来事に刺激を受け、モルトウイスキーとグレーンウイスキーのブレンド技術を磨き始めました。1869年、店の経営は長男はアーチボルトに任せグラスゴーに進出。ブレンダーとして、自らブレンデッド・ウイスキーの製造に取り組むことになった。60歳を迎えての新たなチャレンジだった。
1991年にジョージが亡くなって後も、バランタイン&サン社はグラスゴーで発展を続け、1895年にはヴィクトリア女王より王室御用達の称号を授与され、バランタインの名が世に広まりました。1910年には、「バランタイン・ファイネスト」がリリースされ、主要な輸出品目となりました。
しかし、国際競争力をつけるため1919年にはパートナーだったバークレー・マッキンレー商会に経営権を譲渡。さらに1935年にはカナダのハイラム・ウォーカー社が経営権を獲得し、同社のもとで事業の拡大が強力に推し進められた。現在は、ペルノ・リカールの傘下となっている。
1937年には、ハイラム・ウォーカー社のスコットランド進出を記念してマスターブレンダー・ジョージ・ロバートソンの手により〝The Scotch″と称される「バランタイン17年」が誕生。
1938年にはクライド湾を望むダンバートンに、当時としてはヨーロッパ最大のグレーンウイスキー蒸留所を建設。ブレンディングに必要な原酒の供給を確保した。総工費は300万ポンドだった。それと同時にモルトウイスキー蒸留所も次々と買収し、一時は13のモルト蒸留所と2つのグレーン蒸留所を所有するまでになった。
Data
製造元:ペルノ・リカール社
URL:https://www.ballantines.ne.jp/ (モエヘネシーディアジオ社公式サイト)
創業年:1827年
主要モルト: スキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグなど
アルコール度数:40度
容量:700ml
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