とよながくら
2025.11.16
伝統と革新が織りなす味わいの深み
『豊永蔵』は、熊本県球磨郡湯前町にある豊永酒造が手がける本格米焼酎で、球磨焼酎として世界的にも認められたブランドのひとつです。原料には、有機JAS認証を受けた契約農家および自社田で栽培された有機酒造好適米を使用し、日本三大急流のひとつである球磨川の上流域から湧き出る清らかな地下水を仕込み水に採用しています。これらの厳選された素材を、減圧蒸留という繊細な技法で丁寧に醸すことで、雑味のないクリアでまろやかな味わいを実現しています。
香りは控えめながらも上品な吟醸香が漂い、口に含むと米のほのかな甘みとやさしい旨みが広がります。後味はすっきりとしていて、料理との相性も抜群。特に魚料理や鍋料理、牡蠣などの白ワインに合うような食材ともよく合い、和洋問わず幅広い食卓に寄り添う一本です。飲み方としてはロック、水割り、ソーダ割りなどが推奨されており、シーンに応じて楽しみ方を変えられるのも魅力のひとつです。
また、豊永酒造は1894年創業の老舗蔵で、伝統を守りながらも革新を続ける姿勢が評価され、国内外の品評会で数々の受賞歴を誇ります。「豊永蔵」はその代表銘柄として、蔵人の技と情熱が詰まった焼酎であり、自然と人の営みが融合した味わい深い逸品です。日々の晩酌から特別な席まで、幅広く活躍する米焼酎として、多くの焼酎ファンに愛されています。
■飲み方あれこれ!!
ロック:
氷で冷やすことで香りが引き締まり、米のやさしい甘みとまろやかな口当たりが際立ちます。キレのある後味が心地よく、食中酒としても優秀です。
ソーダ割り:
炭酸の爽快感が加わることで、軽やかで飲みやすい印象に変化します。米の旨みを残しつつもすっきりとした味わいで、暑い季節や食前酒にもぴったりです。
お湯割り:
温めることで米の香りがふわりと立ち上がり、やさしい甘みと旨みがより豊かに感じられます。寒い季節やゆったりとした時間に、心まで温まる一杯です。▶「合名会社豊永酒造」のこと
「合名会社豊永酒造」は、熊本県球磨郡湯前町に蔵を構える老舗焼酎蔵で、創業は明治27年(1894年)にまで遡ります。初代・豊永鶴松氏がこの地に蔵を構えたのが始まりで、以来100年以上にわたり、球磨地方の風土と伝統を活かした焼酎造りを続けてきました。球磨地方は、九州山地に囲まれた盆地で、清らかな水と肥沃な土壌に恵まれた地域。この地で育まれた米と水を使った焼酎は「球磨焼酎」として、ウイスキーのスコッチやワインのボルドーのように、地理的表示(GI)に認定された日本を代表する本格焼酎の一つです。
「豊永酒造」の焼酎造りの最大の特徴は、地域に根ざした“テロワール”の追求です。ワイン造りで使われるこの概念を焼酎に応用し、「球磨の米」「球磨の水」「球磨の人」による焼酎造りを徹底しています。1986年からは持続可能な農業と醸造業を目指し、有機栽培による米作りに取り組み始めました。現在では、自社田および契約農家による有機JAS認定の米のみを使用し、安心・安全で自然な味わいの焼酎を造っています。
造りの工程においても、「蒸し」や「麹造り」などの基本を大切にし、酒米の蒸し方ひとつにもこだわりがあります。例えば、蒸気のムラを防ぐために洗米の下にダミー米を敷くという独自の工夫を施し、理想的な麹を育てる技術を確立しています。これは日本酒蔵の技術を学び、焼酎造りに応用したもので、焼酎蔵としては非常に珍しい取り組みです。
また、焼酎の味わいは、米の旨みをしっかりと感じられるまろやかで芳醇なものが多く、減圧蒸留によるすっきりとしたタイプから、常圧蒸留による香ばしく力強いタイプまで幅広く展開しています。代表銘柄である「豊永蔵」は、球磨産有機米100%使用で、華やかな香りとすっきりとした後味が特長。食中酒としても優れており、和洋問わずさまざまな料理と相性が良いとされています。
「豊永酒造」は、地域の自然と人々の営みを大切にしながら、伝統と革新を融合させた焼酎造りを続ける蔵元です。その姿勢は国内外の品評会でも高く評価されており、今後も球磨焼酎の魅力を世界に発信し続ける存在として注目されています。
■祖母の梅酒を再現したリキュール造り
蔵の常務・豊永遼氏が語るエピソードとして、祖母が漬けていた「ほんのり甘酸っぱい梅酒」の味を再現するために、蔵の技術を使って商品化したという話があります。氷砂糖控えめのレシピをそのまま踏襲し、家族の記憶を商品に昇華させたこの取り組みは、豊永酒造の“人の温もり”を感じさせる逸話です。
▶「合名会社豊永酒造」の歴史(年表)
1894年(明治27年):
初代・豊永鶴松が熊本県球磨郡湯前町にて創業。自社田を持ち、自ら育てた米を使って焼酎を仕込むという、当時としては先進的なスタイルで酒造りを始める。
1986年(昭和61年):
永続可能な農業と醸造業を目指し、有機栽培による米焼酎造りに着手。「球磨の原料・球磨の水・球磨の人」にこだわった“テロワール”を意識した焼酎造りを本格化させる。
2001年(平成13年):
有機JAS制度の導入に伴い、自社田および契約農家がすべてオーガニック認証を取得。原料米の完全有機化を達成し、より安心・安全な焼酎造りを実現。
2000年代以降:
「豊永蔵」などの有機米焼酎が国内外で高く評価(※)され、品評会などで多数の受賞歴を重ねる。伝統を守りつつも革新を続ける蔵元として注目を集める。
⇒「豊永蔵」などの有機米焼酎が国内外で高く評価(※)
〇2025年、フランスで開催された和酒コンクール「Kura Master」にて、「常圧豊永蔵35度」がプラチナ賞と審査員賞をダブル受賞。これは、ヨーロッパの一流ソムリエやバーマンによる審査で高く評価された証であり、球磨焼酎の魅力を世界に示した快挙です。
Data
生産者:合名会社豊永酒造
住所: 熊本県球磨郡湯前町1873
創業:1894年(明治27年)
TEL:0966-43-2008
URL: https://www.toyonagakura.com/ (豊永酒造公式ホームページ:直接注文可)
原料:米(酒造好適米)、米麹(白)
蒸留方式:減圧蒸留
アルコール度数:25度
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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