文蔵25度

ぶんぞう25ど

2025.11.16

熟成感のあるまろやかな口当たり 

『文蔵25度』は、熊本県球磨郡多良木町にある小さな蔵元「木下醸造所」が手がける、伝統と職人技が息づく本格米焼酎です。球磨焼酎の本場であるこの地で、創業以来一世紀以上にわたり、昔ながらの製法を守り続けています。「文蔵25度」は、石積みの麹室で丁寧に仕込まれた手造り麹、素焼きのかめ壺を用いた仕込み、そして常圧蒸留という三つのこだわりを貫いて造られています。

常圧蒸留によって引き出されるのは、米本来の豊かな香りと、しっかりとしたコク。白麹を使用することで、キレのある後味とともに、まろやかで奥行きのある味わいが楽しめます。蒸留後はタンクで約2年間熟成され、角の取れたまろやかさと、熟成由来の芳醇な香りが加わります。その味わいは、泡盛の古酒(クース)を思わせるような深みを持ち、焼酎通の間でも高く評価されています。

また、「文蔵」という名は、地元の民謡「六調子」に登場する創業者・文蔵翁に由来しており、地域の歴史と文化を背負った一本でもあります。年間の生産量は限られており、大量生産ができない分、一本一本に蔵人の想いと技が込められています。ロックやお湯割りでじっくりと味わうのがおすすめで、食中酒としてはもちろん、食後にゆったりと楽しむのにも最適です。

「文蔵25度」は、ただの焼酎ではなく、手間と時間、そして土地の風土が育んだ“語れる焼酎”。その一杯には、静かに語りかけてくるような深い魅力が詰まっています。

■飲み方あれこれ!!

お湯割り:

温めることで米の香りがふわりと立ち上がり、まろやかさとコクが際立つ。寒い季節には特に心に染みる味わいで、ゆったりとした時間にぴったり。

ロック:

氷で冷やすことで香りが引き締まり、力強い旨みとキレが際立つ。食事と合わせても存在感があり、じっくりと味わいたい一杯。

前割り:

あらかじめ水で割って寝かせることで、味がなじみ、角の取れた柔らかな口当たりに。米の甘みと香りが穏やかに広がり、飲みやすさが格段に増す。

▶「木下醸造所」のこと

「木下醸造所」は、文久2年(1862年)創業の由緒ある蔵元で、熊本県球磨郡多良木町に位置しています。創業者は地元の民謡「六調子」にも登場する“文蔵じい”であり、その名を冠した焼酎「文蔵」は、地域の歴史と文化を体現する銘柄として親しまれています。江戸時代に相良藩から醸造・販売の「茶屋」の免許を受けた(※)ことに始まり、現在もその伝統を守り続ける数少ない蔵元のひとつです。

⇒江戸時代に相良藩から醸造・販売の「茶屋」の免許を受けた(※)

〇「木下醸造所」は文久2年(1862年)創業の歴史ある蔵元で、建物の一部は創業当時のまま残されており、江戸時代の茶屋の風情を今に伝えています。蔵の中には、当時使われていた「落し鍵」や「通いとっくり」など、今ではほとんど見られない道具が現役で使われており、まるで時代をさかのぼったかのような空間が広がっています。

「木下醸造所」の焼酎造りの最大の特徴は、昔ながらの製法を頑なに守っている点にあります。まず、麹づくりには石積みの麹室を使用し、手造りで丁寧に仕込まれます。麹菌には白麹を用い、米の旨みと香りを引き出す繊細な工程が踏まれています。仕込みには素焼きのかめ壺を使用し、自然の力を活かした発酵が行われます。かめ壺仕込みは温度管理が難しく手間がかかるため、現在では希少な手法ですが、「木下醸造所」ではこの伝統を守り続けています。

蒸留には常圧蒸留を採用しており、米の風味をしっかりと残した力強い味わいが特徴です。減圧蒸留に比べて香りやコクが濃厚に仕上がるため、飲みごたえのある焼酎に仕上がります。さらに、焼酎はホーローやステンレスのタンクだけでなく、タイル張りの地下タンクや甕でゆっくりと熟成されます。この長期貯蔵によって、まろやかで深みのある味わいが生まれ、飲む人にどこか懐かしさを感じさせる一杯となります。

「木下醸造所」は、量産を目的とせず、少量でも質の高い焼酎を造ることにこだわっています。蔵の建物も江戸時代の茶屋の面影を残しており、見学者には落し鍵や茅葺屋根など、歴史的な趣を感じさせる空間が広がっています。ホームページを持たないほど素朴な蔵ですが、その分、焼酎造りにかける情熱と誠実さが伝わってきます。

このように、「木下醸造所」は、地域の風土と文化を大切にしながら、手間を惜しまない焼酎造りを続ける稀有な存在です。現代の効率化とは一線を画し、伝統と職人技を守り抜く姿勢が、焼酎ファンの心をつかんで離しません。

▶「木下醸造所」の歴史(年表)

1862年(文久2年):

創業者・文蔵が熊本県球磨郡多良木町にて酒造業を開始。相良藩から醸造・販売の「茶屋」免許を受け、地域に根ざした蔵元として歩み始める。

昭和期(詳細年不明):

白麹の導入により、焼酎の香りと味わいにさらなる深みを加える。手造り麹・かめ壺仕込み・常圧蒸留という伝統的な製法を確立。

2000年代以降:

代表銘柄「文蔵」が焼酎ファンの間で注目を集め、全国的に知名度が高まる。少量生産ながらも品質重視の姿勢が評価される。

2020年代:

酒蔵見学ツアーや体験プログラムを開始(※2)。茅葺屋根や落し鍵など、江戸時代の茶屋の面影を残す蔵の魅力が観光資源としても注目される。

⇒酒蔵見学ツアーや体験プログラムを開始(※2)

〇木下醸造所では見学ツアーも行っており、茅葺屋根の建物や昔ながらの道具を間近で見ることができます。まるで幕末の時代にタイムスリップしたかのような体験ができると、訪れた人々からは驚きと感動の声が上がっています。

Data

生産者:木下醸造所

住所: 熊本県球磨郡多良木町多良木785 

創業:1862年(文久2年)

TEL:0966-42-2013

URLhttps://kumashochu.or.jp/wp/product/kinoshita/(球磨焼酎酒造組合木下醸造所紹介ページ:直接注文不可)

原料:米、米麹(白)

蒸留方式:常圧蒸留 

アルコール度数:25度

容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

【広告】楽天/日本酒通販

 

【広告】Amazon/日本酒通販

 

・ご指定以外の商品も表示されます。

・お酒は二十歳になってから。