吟香鳥飼

ぎんこうとりかい

2025.11.05

香りに酔いしれる贅沢な時間

米焼酎『吟香鳥飼』は、熊本県人吉市にある鳥飼酒造が手がける球磨焼酎の代表的な銘柄です。最大の特徴は、焼酎でありながらまるで日本酒の吟醸酒を思わせる華やかな香りと、フルーティーで上品な味わいにあります。吟醸麹と自家培養酵母を用い、50日間という長期低温発酵を経て生まれるその香りは、白桃やトロピカルフルーツを連想させるほど芳醇で、焼酎のイメージを覆すほどのインパクトを持っています。

「吟香鳥飼」は、米焼酎の中でも特にクセが少なく、口当たりが非常に滑らかで、焼酎初心者や日本酒好きの方にも親しまれています。アルコール度数は25度と標準的ながら、飲み口は軽やかで、ロック、水割り、ソーダ割りなどさまざまなスタイルで楽しめるのも魅力です。特にソーダ割りでは香りが引き立ち、食事との相性も抜群です。

また、鳥飼酒造は「吟醸香を焼酎で表現する」という挑戦に15年もの歳月をかけて取り組み、1996年にはモンドセレクション特別金賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ています。その品質の高さから、かつて皇妃・雅子様が愛飲していたという逸話もあり、プレミアム焼酎としての地位を確立しています。

「吟香鳥飼」は、伝統と革新が融合した焼酎であり、米の旨みと香りを最大限に引き出した逸品です。焼酎の新たな可能性を感じさせるその味わいは、日常の一杯から特別な贈り物まで、幅広いシーンで活躍することでしょう。

■飲み方あれこれ!!

ロック:

氷を入れたグラスに注ぐことで、吟醸香がゆっくりと立ち上がり、米の旨みが際立ちます。冷たさが香りを引き締め、上品でフルーティーな余韻が長く続きます。

ソーダ割り:

炭酸で割ると香りが一層華やかに広がり、爽快感が加わります。食事との相性も良く、特に和食や軽めの前菜と合わせると、香りと味のバランスが絶妙です。

前割り:

あらかじめ水で割って一晩寝かせることで、味がまろやかになり、香りも落ち着いて一体感が生まれます。口当たりが柔らかく、ゆったりとした時間にぴったりの飲み方です。

▶「鳥飼酒造株式会社」のこと

「鳥飼酒造株式会社」は、熊本県人吉市に拠点を構える老舗の酒蔵で、その歴史は400年以上前にさかのぼります。江戸時代にはすでに酒造業を営んでおり、当時は焼酎だけでなく、みりんや醤油の醸造も行っていたと伝えられています。蔵元である鳥飼家は、平安時代に京都から人吉に移り住んだ名家であり、長きにわたり地域に根ざした酒造りを続けてきました。

「鳥飼酒造」が全国的に注目を集めるきっかけとなったのは、1994年に発売された米焼酎「吟香鳥飼」の登場です。この焼酎は、焼酎業界では珍しい“吟醸香”を持つことが最大の特徴で、まるで日本酒のような華やかでフルーティーな香りが楽しめることから、多くの焼酎ファンや日本酒愛好家の心をつかみました。この革新的な焼酎の開発には、熊本工業大学の上田誠之助教授との共同研究が大きく貢献しており、3年にわたる試行錯誤の末に完成したといわれています。

焼酎造りにおいて「鳥飼酒造株式会社」が重視しているのは、三つの柱です。第一に「伝統的手法によること」、第二に「オリジナリティを持つこと」、そして第三に「消費者の支持を得ること」。この理念のもと、同社は吟醸麹(58%まで精米した米を使用)と自家培養酵母を用いた独自の製法を確立し、焼酎でありながらも香り高く、まろやかな味わいを実現しています。

また、自然環境への配慮も「鳥飼酒造」の大きな特徴です。2000年には草津川流域の自然を守るため、周辺の山林を取得し、そこに蒸留所を建設。排水はすべてタンクに集めて処理し、川に一滴も流さないという徹底した姿勢を貫いています。さらに2007年には新たな麹蔵を建設し、自然に囲まれた環境で麹造りを行うなど、持続可能な酒造りにも力を入れています。

現在も「吟香鳥飼」一銘柄に絞って製造を続けており、その品質向上のために、若手研究者たちが年間1000以上のサンプルを試作するなど、日々研究と改良が重ねられています。伝統を守りながらも革新を恐れず、自然と共生しながら唯一無二の焼酎を生み出す姿勢こそが、「鳥飼酒造株式会社」の真髄といえるでしょう。

▶「鳥飼酒造株式会社」の歴史(年表)

1600年代(江戸時代初期):

熊本県人吉市七日町にて、鳥飼家が酒造業を開始。焼酎だけでなく、みりんや醤油の醸造も行っていたとされる。

1871年(明治4年):

明治政府より酒造業の新免許が発行され、正式に酒造業としての基盤を確立する。

1991年(平成3年):

熊本工業大学の上田誠之助教授と出会い、吟醸香を持つ焼酎の研究開発を本格的にスタート。

1994年(平成6年):

吟醸香を持つ米焼酎「吟香鳥飼」が完成・発売。焼酎業界において革新的な商品として注目を集める。

2000年(平成12年):

草津川流域の自然保護を目的に周辺の山林を取得し、自然に配慮した蒸留所を建設。排水はすべてタンクに集めて処理し、川に一滴も流さない体制を整える。

2007年(平成19年):

新たに麹蔵を建設。自然に囲まれた環境での麹造りを実現し、品質向上と持続可能な製造体制を強化。

2020年(令和2年):

球磨川豪雨により蔵や事務所が甚大な被害を受けるも、復旧と再建に尽力し、地域と共に歩む姿勢を貫く。

Data

生産者:鳥飼酒造株式会社

住所: 熊本県人吉市七日町2

創業:1800年頃(江戸時代後期)

TEL:0966-22-3303

URLhttp://torikais.com/ja/about/company/(鳥飼酒造公式サイト:直接注文不可)

原料:米(主に山田錦)、米麹(黄)

蒸留方式: 減圧蒸留

アルコール度数: 25度

容量: 720ml(瓶)

 

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