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Salon Blanc de Blancs Brut
2026.07.10
凛とした佇まいを感じる純白のブラン・ド・ブラン
『サロン ブラン・ド・ブラン・ブリュット』は、シャンパーニュの世界でも特別な存在として語られる、唯一無二のブラン・ド・ブランである。単一クリュであるル・メニル・シュール・オジェのシャルドネだけを使用し、さらに優れた年にしか造られないという徹底した哲学が、このワインに比類なき純度と気品を与えている。メゾン・サロンが掲げる「最高の年だけに造る」という姿勢は、妥協を許さない職人の精神そのものであり、世界中の愛好家から深い尊敬を集めている。
グラスに注ぐと、白い花やレモンの皮、白桃を思わせる繊細な香りが静かに立ち上がる。続いて、メニル特有の硬質なミネラルが芯の強さを示し、ワイン全体に凛とした緊張感をもたらす。泡は極めて細やかで、舌の上を滑るように広がりながら、長期熟成によって生まれた深みと複雑さを静かに語りかける。若々しい果実味と熟成由来の旨味が絶妙に重なり、時間とともに表情を変えるその姿は、まるで一つの物語を紡いでいるかのようである。
味わいは澄み切った透明感とエレガンスが支配し、余韻にはメニルのミネラルが長く残り、静謐でありながら力強い印象を与える。華やかさよりも研ぎ澄まされた美しさを追求するスタイルは、他のシャンパーニュとは一線を画し、まさに「純粋さの極み」と呼ぶにふさわしい。特別な瞬間に寄り添うだけでなく、ワインそのものと向き合う時間を豊かにしてくれる、芸術品のような存在である。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
8〜10℃前後が最も香りと酸のバランスが整い、メニル特有のミネラル感と繊細な泡が美しく引き立つ温度帯です。
美味しく飲むためのワンポイント:
冷蔵庫でしっかり冷やした後、グラスに注いで数分置き、香りが開く瞬間を待ってから味わうと、シャルドネの純度とエレガンスがより鮮明に感じられます。
おすすめのマリアージュ
●白身魚のカルパッチョ:
レモンや白い花の香りが、魚の繊細な旨みと美しく調和し、ワインのミネラル感が後味を引き締める。サロン特有の透明感が素材の純度を際立たせる。
●帆立のソテー(軽いバター仕立て):
きめ細かな泡とシャルドネの上品な果実味が、帆立の甘みとバターのコクを包み込み、余韻にかけてミネラルが静かに伸びる。柔らかく優雅なマリアージュ。
●生ハムとメロン:
辛口のシャープさが生ハムの塩味を整え、メロンの甘みと果実味が重なり、軽やかで気品あるハーモニーを生む。サロンのエレガンスが際立つ組み合わせ。
●ブリ・カマンベール:
クリーミーな質感に、サロンの酸と泡が爽やかな切れ味を与え、香りの広がりがより豊かになる。熟成感とミネラルがチーズの旨味を引き上げる。
●天ぷら(白身魚・海老):
油を軽やかに流す酸と泡が相性抜群で、衣の香ばしさとワインのブリオッシュのニュアンスが美しく響き合う。繊細な揚げ物ほどサロンの純度が映える。
▶「メゾン・サロン」のこと
「メゾン・サロン」は、20世紀初頭に誕生したシャンパーニュ・メゾンであり、その創設者ウジェーヌ・エメ・サロンが抱いた“理想のシャンパーニュ”(※)への強い情熱から生まれた。彼は当時としては極めて革新的な思想を持ち、複数年のワインをブレンドして安定した味わいを造るという一般的なシャンパーニュのスタイルではなく、単一年・単一クリュ・単一品種という、現在でも稀有な哲学を掲げた。彼が選んだのは、コート・デ・ブランの中でも特に優れたテロワールを持つル・メニル=シュール=オジェのシャルドネであり、その純度こそが彼の理想とする気品あるシャンパーニュの核心であった。
⇒創設者ウジェーヌ・エメ・サロンが抱いた“理想のシャンパーニュ”(※)
〇創業者ウジェーヌ・エメ・サロンは、当時の常識であった複数年ブレンドのシャンパーニュに満足できず、「自分が飲みたい最高の一本を造る」 という純粋な願望からメゾンを立ち上げた。創業初期、サロンは商業販売を行わず、創業者の友人や限られた愛好家にだけ提供される“秘密のシャンパーニュ” だった。その品質が口コミで広まり、やがて世界のトップレストランに登場するようになった。
1905年にメニルの畑を購入し、1911年に初ヴィンテージを生み出した後、1914年に正式に「メゾン・サロン」が設立された。サロンは当初、個人的な嗜好品として造られ、友人や限られた愛好家にのみ提供されていたが、その品質は瞬く間に評判を呼び、やがて世界の愛好家の間で特別な存在として語られるようになった。第二次世界大戦後には姉妹メゾンである「ドゥラモット」とともに発展(※2)し、現在はローラン=ペリエ・グループの一員として伝統を守り続けている。
⇒姉妹メゾンである「ドゥラモット」とともに発展(※2)
〇戦後、サロンは「ドゥラモット」と協力体制を築き、現在はローラン=ペリエ・グループの一員として伝統を守り続けている。サロンの哲学を維持するために、ドゥラモットが技術面・生産面で支える独特の関係がある。
「メゾン・サロン」のシャンパン造りの最大の特徴は、優れた年にしか造らないミレジメ・シャンパーニュという徹底した哲学である。100年以上の歴史の中で、リリースされたヴィンテージはわずか40数回に過ぎず、理想に達しない場合は、容赦なく生産を見送る。その希少性は他のどのメゾンとも比較できない。使用するブドウはすべてメニル産のシャルドネであり、区画ごとの個性を丁寧に見極めながら収穫される。メニルのシャルドネは、硬質なミネラルと緊張感のある酸を備え、長期熟成に耐える力を持つことで知られている。
醸造においては、果実の純度と透明感を最大限に引き出すため、過度な樽香を避け、繊細な酸とミネラルを損なわないスタイルを貫く。瓶内熟成は最低10年に及び、ゆっくりと時間をかけて複雑性と深みを育む。若々しい果実味と熟成由来の旨味が重なり、静謐でありながら力強い味わいを生むのがサロンの真骨頂である。
「メゾン・サロン」は、単なる高級シャンパーニュではなく、純粋さと気品を極限まで追求した芸術品として世界中の愛好家から尊敬を集めている。
▶「メゾン・サロン」の歴史(年表)
1905年:
創業者ウジェーヌ・エメ・サロンが、理想のシャンパーニュを造るためにル・メニル=シュール=オジェの畑を購入し、単一クリュ・単一品種へのこだわりを形にし始める。
1911年:
メニル産シャルドネのみを用いた初のヴィンテージが誕生し、従来のブレンド主体のシャンパーニュとは異なる革新的なスタイルが確立される。
1914年:
「メゾン・サロン」が正式に設立され、単一年・単一クリュ・単一品種という哲学を掲げる稀有なメゾンとして歩みを始める。
1920年代:
サロンの品質が愛好家の間で評判となり、限られた顧客にのみ提供される希少なシャンパーニュとしてその名が広まり始める。
1930年代:
サロンのスタイルが確立し、メニルのシャルドネが持つ硬質なミネラルと長期熟成の可能性が高く評価されるようになる。
1940年代:
第二次世界大戦の影響を受けながらも生産を継続し、戦後には品質重視の姿勢がさらに強まり、希少性と価値が高まる。
1950年代:
姉妹メゾン「ドゥラモット」との協力体制が形成され、サロンの哲学を守りながら安定した生産基盤が整えられる。
1960〜70年代:
世界のワイン愛好家やレストランで高い評価を受け、サロンは“特別な年にだけ造られる芸術品”として国際的な名声を確立する。
1980〜90年代:
ローラン=ペリエ・グループの傘下に入り、伝統を守りつつ品質管理体制が強化され、ミレジメ哲学がより厳格に運用される。
2000年代以降:
100年以上の歴史の中でわずか40数ヴィンテージしか造られない希少性が世界的に認知され、純粋さと気品を極限まで追求する唯一無二のメゾンとして現在も高い評価を受け続けている。
Data
生産者: メゾン・サロン(ローラン・ペリエグループ傘下)
生産地: コート・デ・ブラン地区・ル・メニル・シュル・オジェ村
創業年: 1914年
URL:https://www.champagne-salon.fr/ (メゾン・サロン公式サイト)
使用品種: シャルドネ
アルコール度数: 12%
容量: 750ml(瓶)、1500ml(瓶)
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