Delamotte Brut
2026.07.01
気品あるミネラルが導くエレガントな辛口スタイル
『ドゥラモット ブリュット』は、コート・デ・ブランの名門メゾンが造り上げる、気品と透明感を兼ね備えた辛口スタイルの一本です。1760年創業という長い歴史を持つドゥラモットは、シャルドネを中心としたエレガントなシャンパーニュ造りで高い評価を受けており、姉妹メゾンであるサロンとともに、世界中の愛好家から信頼を集めています。「ドゥラモット
ブリュット」はシャルドネ主体にピノ・ノワールとピノ・ムニエをバランスよく合わせることで、繊細さと奥行きを両立した味わいを表現しています。
グラスに注ぐと、白い花やレモン、グレープフルーツなどの爽やかな香りが立ち上がり、続いてコート・デ・ブランらしいミネラル感が澄んだ印象を与えます。泡はきめ細かく、舌の上でしなやかにほどけ、軽やかなのに芯のある酸が全体を引き締めます。余韻にはほのかなビスケットやナッツのニュアンスが現れ、シンプルな辛口でありながら、飲み進めるほどに奥行きが感じられる構成力を持っています。
「ドゥラモット ブリュット」は食前酒としてはもちろん、魚介料理や白身肉、和食の繊細な味わいともよく寄り添い、場面を選ばず活躍する万能さが魅力です。華美ではなく、静かな気品をまとったシャンパーニュを求める人にとって、まさに理想的な一本と言えるでしょう。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
8〜10℃前後が最もバランスよく楽しめる温度帯。冷やしすぎると香りが閉じるため、よく冷えた状態から少し温度が上がるタイミングが最も魅力が引き立つ。
美味しく飲むためのワンポイント:
開栓後すぐに飲むより、数分だけグラス内で空気に触れさせると香りが開き、白い花や柑橘のニュアンスがより繊細に感じられる。細かな泡を楽しむため、できればフルートよりも香りが広がるシャンパーニュグラスがおすすめ。
おすすめのマリアージュ
●白身魚のカルパッチョ:
繊細な酸とミネラル感が、白身魚の淡い旨味を引き立て、レモンやオリーブオイルの爽やかさと美しく調和する。
●帆立のソテー:
帆立の甘みと香ばしさに、シャルドネ主体の上品な果実味が寄り添い、余韻のナッツのニュアンスが味わいを深める。
●天ぷら(特に海老・キス):
軽やかな泡とキレのある辛口が衣の油をすっきりと整え、素材の旨味をクリアに感じさせる。
●鶏肉のハーブロースト:
鶏肉の柔らかな旨味に、柑橘の香りとミネラルが爽やかなアクセントを加え、全体を軽やかにまとめる。
●フレッシュチーズ(ブリアサヴァランなど):
クリーミーな質感に、繊細な酸と白い花の香りが心地よく重なり、上品なコントラストを生む。
▶「シャンパーニュ・ドゥラモット」のこと
「シャンパーニュ・ドゥラモット」 は、1760年にフランス・ランスで創業した、シャンパーニュ地方でも屈指の歴史を誇る名門メゾンです。創業者フランソワ・ドゥラモット(※)によって設立され、その後家族経営を経て、現在はグループ・ローラン=ペリエの傘下に入り、同じく名門である「サロン」と姉妹メゾンとして密接な関係を築いています。特にコート・デ・ブラン地区の中心地、ル・メニル=シュル=オジェに拠点を置くことで、シャルドネの名産地としての恩恵を最大限に受け、エレガントで純度の高いスタイルを確立してきました。
⇒創業者フランソワ・ドゥラモット(※)
〇1760年、啓蒙思想が花開く時代に、ランスの有力者であり、ブドウ畑の大地主だったフランソワ・ドゥラモットがメゾンを創業。彼は市参事会の役職や民兵隊長を務めるほどの人物で、創業時から地域社会と深く結びついた家柄だった。1798年、ナポレオンによるマルタ島征服で騎士団が解散。その際、創業者の息子であるニコラ=ルイ・ドゥラモットはマルタ騎士団の騎士として島に滞在しており、帰国後に家業へ参加。この出来事を機に、家紋に
「八角のマルタ十字」 が加わるという、シャンパーニュでは非常に珍しい歴史を持つ。ニコラ=ルイはその後、ランス商工会議所の会頭となり、1825年のシャルル10世の戴冠式の運営に関与。この功績により
レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ) を授与される。王の戴冠式に関わったシャンパーニュ・メゾンは極めて稀で、ドゥラモットの名声を高めた象徴的な出来事である。
歴史の中で「シャンパーニュ・ドゥラモット」が重視してきたのは、華美さよりも“静かな気品”を湛えたシャンパーニュ造りです。シャルドネを中心に据えたブラン・ド・ブランの名手として知られ、果実味の繊細さ、ミネラル感、透明感のある酸を丁寧に表現することを得意とします。ブドウは主にグラン・クリュ格付けの畑から調達し、特にル・メニル=シュル=オジェ、アヴィズ、クラマンといった名だたる村のシャルドネを使用することで、純度の高い味わいを生み出しています。
醸造においては、過度な樽香や重厚さを避け、ステンレスタンクを主体としたシンプルでクリーンなアプローチを採用しています。これにより、ブドウ本来の個性がストレートに表現され、白い花や柑橘の香り、澄んだミネラル感が際立つスタイルが生まれます。また、瓶内熟成は最低限の期間にとどめず、十分な時間をかけることで、泡のきめ細かさや余韻の深さを引き出しています。特にノンヴィンテージでも一貫した品質を保つため、リザーヴワインを巧みにブレンドし、年ごとの個性を整えながら、メゾンのスタイルを崩さないよう細心の注意が払われています。
こうした歴史と哲学が結晶した「シャンパーニュ・ドゥラモット」のワインは、華美ではなく、静かで端正な美しさを湛えたシャンパーニュとして世界中の愛好家から支持されています。必要であれば、サロンとの関係やブリュットの詳細も続けてまとめます。
▶「シャンパーニュ・ドゥラモット」の歴史(年表)
1760年:
フランソワ・ドゥラモットがランスにてメゾンを創業し、シャンパーニュ造りの基盤を築く。
1790年代:
家族経営のもとで事業が拡大し、地域で名の知られたメゾンとして成長する。
19世紀前半:
品質重視の姿勢が評価され、フランス国内で安定した人気を確立する。
19世紀後半:
コート・デ・ブランの優れたシャルドネに注目し、ル・メニル=シュル=オジェとの関係を深める。
1920〜1930年代:
シャルドネ主体のエレガントなスタイルが評価され、海外市場でも存在感を高める。
1940〜1950年代:
戦後の復興期に品質向上を進め、クラシックで端正なスタイルを確立する。
1980年代:
名門「サロン」と姉妹メゾンとしての体制が強化され、シャルドネの名手として国際的評価が高まる。
1990〜2000年代:
グループ・ローラン=ペリエ傘下となり、設備投資と国際的な販売網が拡充される。
2010年代:
ミネラル感と透明感を重視したスタイルが再評価され、世界の愛好家から支持を集める。
現在:
コート・デ・ブランの名門として、シャルドネの純度を追求したエレガントなシャンパーニュ造りを続けている。
Data
生産者:シャンパーニュ・ドゥラモット(ローラン・ペリエ傘下)
生産地:コート・デ・ブラン地区・メニル・シュル・オジェ村
創業年:1760年
URL:https://www.champagne-delamotte.com (ドゥラモット公式サイト)
使用品種: シャルドネ(主体)、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ
アルコール度数: 12%
容量: 375ml(瓶)、750ml(瓶)、1500ml(瓶)
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