Suntory The Premium Malt’s
プレモルの愛称で親しまれる日本最高峰のピルスナー
『サントリー ザ・プレミアム・モルツ』は、第44回(2005年)「モンドセレクション(開催地:ベルギー・ブリュッセル)」において、ビール部門で初めて「最高金賞」を受賞したサントリービールを代表するブランドで、愛称は「プレモル」。
大粒で希少なダイヤモンド麦芽を使い、ダブルデコクション製法(高温で麦汁を煮沸するデコクション製法を2回繰り返す)を採用。麦の旨味を余すことなく引き出し、チェコ・ドイツ産のファインアロマホップを複数回に分け投入するアロマリッチホッピング製法により、華やかな香りとコクを実現している。グラスに鼻を近づけるだけではっきりとホップの香りが感じられ、口に含んでもその華やかさは持続する。
『ザ・プレミアム・モルツ』は他にも、
醸造家の夢を実現したという
「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」、
まろやかで豊かなコクが特長の
「ザ・プレミアム・モルツ<黒>」、
フルーティな味わいと爽やかな香りのエールビール
「ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール」
といったバラエティに富んだラインナップを揃えている。
・サントリービールのこと
サントリーの原点は1899(明治32)年に大阪で開業した「鳥井商店」。 「日本人の味覚に合った洋酒を造り、日本の洋酒文化を切り開く」という創業者・鳥井信治郎氏の想いから、ブドウ酒の製造・販売に踏み切った。1907(明治40)年に、「赤玉ポートワイン」を発売しヒット商品となる。
1921(大正10)年には「(株)壽屋」を設立。1928(昭和3)年に「カスケードビール」の日英醸造の工場を買収、1930年に「オラガビール」として発売するが、売上不振で1934(昭和9)年に撤退する。その後、ウイスキー製造にも乗り出し、1929(昭和4)年には国産初の本格ウイスキー「サントリーウイスキー白札」を発売する。
再びビール部門に参入したのは1963(昭和38)年、「サントリービール」を発売し、この年に社名を「(株)壽屋」から「サントリー(株)」変更する。
サントリーのビール部門は、常にビール業界に一石を投じ続けた歴史といっていい。1967(昭和42)年、フィルターで酵母を除去した非熱処理ビール『サントリービール 純生』を発売、生ビールを一般家庭に普及させる。
しかし、酵母の有無と生ビールの定義について他のメーカーとの間で議論が起きる。いわゆる「生ビール論争」というものである。 最終的に特許庁は「サントリービール 純生』の商標登録を認め、1979(昭和54)年には「生ビール・ドラフトビール」の定義を「熱処理をしないビールのすべて」と公示、生ビールについての日本独自の新しい定義が生まれる。
その後、サントリーはプレミアムビール路線に方針変更。1986(昭和61)年には、『ザ・プレミアム・モルツ』の原点となる麦芽100%生ビール「モルツ」を発売する。1983(昭和58)年、松田聖子の14枚目のシングルとしてリリースされた「ガラスの林檎」のB面だった「SWEET
MEMORIES」が、サントリーCANビールのCMソングに起用され大きな話題に。ペンギンのキャラクター「パピプペンギンズ」が歌う「SWEET
MEMORIES」は、普段ビールを飲まない人にも「サントリービール」の存在を広く知らしめた。
1994年(平成6)年には、世にいう”ドライ戦争”のさなか、業界初の発泡酒「ホップス(HOP'S)<生>」を発売。”節税ビール”と揶揄されながらも、知名度・市場シェアを徐々に高めていった。
1989(平成元)年、武蔵野工場のミニブルワリーで生まれた樽生限定ビールを、「モルツ・スーパープレミアム」というブランドで発売開始。 麦芽100%で天然水使用、チェコ・ザーツ産のファインアロマホップの他、ヨーロッパ産のアロマホップを100%使用している。その後サントリーは、ビールジャンルの全商品を麦芽100%にする。2001(平成13)年、それまで限定品だった「モルツ・スーパープレミアム」を缶と中瓶で通年販売にする。
そして2003(平成15)年には、現在の『ザ・プレミアム・モルツ』に名称変更して発売開始する。 『ザ・プレミアム・モルツ』は、麦汁を煮沸段階でホップの種類を変え、2~3回に分けて投入しているが、理想の苦みと香りにたどりつくまでに10年の歳月を費やしたという。サントリーではホップの産地である欧州において、栽培から手がける職人‟ホップマイスター”の育成にも注力している。
2005(平成17)年、『ザ・プレミアム・モルツ』は、国産ビールでは初の「モンドセレクション最高金賞」を受賞、以後2007(平成19)年まで3年連続して最高金賞を受賞している。この受賞により、一時期は生産終了の可能性もあった『ザ・プレミアム・モルツ』だが一機に息を吹き返し、2008(平成20)年には、ヱビスビールを抜きプレミアムビールNo.1ブランドになる。
そしてこの年に、1963(昭和38)年にビール事業に参入して以来赤字続きだったビール部門が初めて黒字に転じ、『ザ・プレミアム・モルツ』はサントリービールを代表するブランドとなる。
Data
製造元:サントリー株式会社
スタイル:ピルスナー(下面発酵)
原料:麦芽、ホップ
アルコール度数:5.5%
内容量:250ml(缶)、330ml(コンビニ限定缶)、350ml(缶)、334ml(小瓶)、500ml(缶・瓶)
【広告】楽天/ビール通販
【広告】Amazon/ビール通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。