キリン一番搾り生ビール

Kirin Ichibansibori Nama Beer

2025.08.28

すっきりだけど深い大人の味わい

『キリン一番搾り生ビール』は、1990年に誕生して以来、キリンビールの代表的なブランドとして多くの人々に親しまれている国産ビールです。その最大の特徴は「一番搾り製法」にあります。これは、麦汁のろ過工程において、最初に流れ出る「一番搾り麦汁」のみを使用するという、非常に贅沢でこだわり抜いた製法です。通常のビールでは、二番搾り以降の麦汁も使用されることが多い中、一番搾りはその名の通り、最も純度が高く、雑味の少ない麦汁だけを使って醸造されています。

原材料にもこだわりがあり、コーンスターチや米などの副原料を一切使用せず、麦芽とホップのみで仕上げられています。これにより、麦本来の旨みと香りが際立ち、すっきりとした後味と深いコクが両立した味わいが実現されています。アルコール度数は5%で、飲みやすさと満足感のバランスが絶妙。ピルスナータイプの淡い黄金色の液体は、見た目にも美しく、グラスに注いだ瞬間から豊かな香りが広がります。

また、季節限定のパッケージやフレーバー展開もあり、定番ながらも常に新鮮な魅力を提供してくれるのも人気の理由のひとつです。家庭での晩酌はもちろん、友人との乾杯や食事とのペアリングにも最適で、幅広いシーンで活躍する万能なビールと言えるでしょう。キリンの技術と情熱が詰まった一番搾りは、まさに「せっかく飲むなら、ちょっといいビール」を体現する一本です。

■飲み方あれこれ!!

〇キリン一番搾り生ビールをもっと美味しく楽しむためには、ちょっとした工夫がポイントです。

飲み頃は6〜8℃がベスト。冷蔵庫から出してすぐが飲み頃です。冷やしすぎると麦の旨みが感じにくくなるので注意。ストレートなタンブラーグラスが理想的。喉にダイレクトに届く形状で、すっきりとした後味が際立ちます。うすはりグラスを使えば、繊細な口当たりも楽しめます。注ぎ方は2度注ぎで。グラスをテーブルに置き、高い位置から勢いよく注ぎ、泡をたっぷり作る(グラスの半分程度)。泡が落ち着いたら、グラスを傾けて泡の下にビールを滑り込ませるようにゆっくり注ぎ足す。きめ細かい泡が残り、香りと味わいが引き立ちます。

 

▶「キリンビール株式会社」のこと

「キリンビール株式会社」は、日本のビール産業の草創期を支え、現在も業界を牽引する老舗ブランドです。その起源は1885年、横浜の外国人居留地に設立された「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」にさかのぼります。当時、日本ではまだビールが一般的ではなく、輸入品が高価で限られた層にしか飲まれていませんでした。そんな中、在留外国人たちは「日本人に愛される本格的なビールをつくろう」と立ち上がり、ドイツ風ラガービールの醸造を目指しました。彼らはドイツから醸造技師を招聘し、原料や設備もすべて本場から取り寄せるという徹底した品質志向を貫きました。

1888年には「キリンビール」が誕生。ブランド名には東洋の想像上の聖獣「麒麟」が採用され、ラベルにもその姿が描かれました。これは、当時の西洋ビールのラベルに動物が使われていたことに着想を得たもので、日本らしさと神秘性を融合させた象徴的なデザインとなりました。1899年には社名を「麒麟麦酒株式会社」に変更し、以後キリンブランドは清涼飲料やワインなどにも展開されていきます。

「キリンビール」の醸造における最大の特徴は「品質本位」の姿勢です。創業当初から、麦芽・ホップ・水・酵母といった原料の選定に妥協を許さず、醸造設備や技術も常に最先端を追求してきました。特に「一番搾り製法」はその象徴とも言える存在です。これは、麦汁のろ過工程で最初に得られる「一番搾り麦汁」のみを使用するという贅沢な製法で、麦の旨みを最大限に引き出し、雑味のないすっきりとした味わいを実現しています。

また、「キリンビール」は時代の変化に柔軟に対応しながらも、伝統を守る姿勢を貫いてきました。戦後の混乱期には一時ビール醸造が停止されるも、酵母を守り抜き、1949年には「キリンビール」が復活。高度経済成長期には工場を全国に拡大し、品質管理体制を強化。現在では、環境への配慮や地域との共生にも力を入れ、持続可能なビール造りを目指しています。

「キリンビール株式会社」は、130年以上にわたり「お客様本位」「品質本位」の精神を受け継ぎながら、日本のビール文化を築いてきました。その歴史とこだわりは、今もなお一杯のビールに込められ、多くの人々に愛され続けています。

▶「キリンビール株式会社」の歴史(年表)

1885(明治18)年:

ジャパン・ブルワリー・カンパニー設立(※)(横浜の外国人居留地にて)。

1888年:

「キリンビール」ブランド誕生。商標に東洋の聖獣「麒麟」を採用。

1907年:

麒麟麦酒株式会社として正式に創立。三菱財閥の支援を受ける。

1928年:

清涼飲料事業に参入。「キリンレモン」発売。

1943年:

麒麟科学研究所(現・キリン中央研究所)設立。研究開発体制を強化。

1949年:

東京証券取引所に株式上場。

1954年:

ビール市場で国内シェアトップを獲得。

1963年:

キリンビバレッジ株式会社設立。自動販売機による清涼飲料販売を開始。

1972年:

キリンシーグラム株式会社(現・キリンディスティラリー)設立。蒸留酒事業に進出。

1975年:

昭和50年度構造計画を策定。多角化戦略を本格化。

1988年:

「キリン一番搾り生ビール」発売。革新的な「一番搾り製法」が話題に。

2007年:

持株会社制へ移行。「キリンホールディングス株式会社」に商号変更。

2010年以降:

海外事業を拡大。オーストラリア、ブラジル、ミャンマーなどに進出。

2022年:

ミャンマー市場から撤退。社会情勢を踏まえた判断。

2024年:

ファンケルを完全子会社化(※2)。ヘルスサイエンス領域を強化。

■ジャパン・ブルワリー・カンパニー設立(※)

〇キリンビールのルーツは1885年に設立された「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」。当時の日本ではビール文化がほとんど根付いていなかった中、外国人居留地の技術者たちがドイツ式の本格的なビールを日本人向けに開発。1888年に「キリンビール」が誕生し、東洋の聖獣「麒麟」をラベルに採用したことで、ブランドの象徴性が確立されました。

■ファンケルを完全子会社化(※2)

〇近年は発酵技術を活かした乳酸菌研究や、生活習慣病予防に貢献する成分開発など、健康科学分野にも注力。食品・飲料の枠を超え、社会課題の解決に取り組む姿勢が高く評価されています。

Data

製造元:キリンビール (株)

スタイル:ピルスナー(下面発酵)

原料:麦芽、ホップ

アルコール度数:5.0%

内容量:250ml(缶)、135ml(缶)、350ml(缶)、334ml(瓶)、500ml(缶・瓶)、633ml(瓶)

 

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