キリン一番搾り生ビール

Kirin Ichibansibori Nama Beer

一番搾り製法により上質感とお得感のある麦芽100%生ビール

『キリン一番搾り生ビール』は、製造工程において通常使用する二番搾り麦汁を一切使わず、最初に醪から自然に流れ出る麦汁だけを使用する「一番搾り製法」を採用。これにより渋味が少なく「すっきり」と「うま味」を両立させ、麦の上質な風味と芳醇な味わいを引き出している。

発売以来30年以上経過してもなお進化は止まず、近年では2019(令和元)年、2021(令和3)年、2023(令和5)年にリニューアルを重ね、麦本来の澄んだうまみを最大限引き出し、飲みやすくて飲み飽きない味わいに品質向上がなされている。雑味のないその上質な味わいは、どんな料理にも合わせることができる。

『キリン一番搾り』にはその他にも、麦芽100%のオールモルト黒生ビール「一番搾りスタウト」や、純粋なビールでありながら糖質ゼロを実現した「一番搾り糖質ゼロ」、ギフト専用のプレミアム製品「一番搾りプレミアム」といったラインナップも充実している。


・キリンビール(一番搾り)のこと

1907(明治40)年創業の「キリンビール(麒麟麦酒)」は、明治から現在に至るまで常に日本のビール市場を牽引してきた。しかし、会社名にもなっている『キリンビール』の発売は、会社設立以前「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」時代の1888(明治21)年のこと。商標を「麒麟」にしようと提案したのは三菱の大番頭と呼ばれた荘田平五郎氏。当時西欧から輸入されているビールのラベルに狼や猫などの動物がデザインされていたことから、縁起の良いとされる中国の想像上の動物「麒麟」が提案されたといわれる。そして、実際に図柄をデザインしたのは、漆芸家の六角紫水氏。

「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」は品質の良い、本格的なドイツ風のビールを造ることを目指し、ドイツから醸造技師・ヘルマン・ヘッケルト氏を呼び寄せ、醸造設備や原料となる麦芽・ホップに至るまでドイツから輸入しました。その後、ビール事業は麒麟麦酒(株)へと引き継がれることとななります。

太平洋戦争(1941年12月8日~ 1945年8月15日)は、ビール業界にも暗い影を落とします。戦時影響下で配給制度が始まり、ビールもその対象となりました。1943(昭和18)年には、経済統制法により各社の商標が廃止されラベルには「麦酒(家庭用・業務用)」に統一され、ラベルからは「麒麟」も消されてしまいました。1945(昭和20年)にはビール醸造停止の勧告もされましたが、醸造が完全停止する直前に終戦を迎えることができました。戦後、国内の商業活動に関わるさまざまな制約・制限が徐々に取り除かれ、1949(昭和24)年には出荷制限も解除され、本格的自由販売が再開し「キリンビール」の商標も復活することができました。

朝鮮戦争(1950年 ~53年)による特需もあって、国内景気は一気に回復、麒麟麦酒は朝日麦酒、日本麦酒との混戦から抜け出し、1954(昭和29)年には年間庫出量でトップシェアを獲得しました。 以降40年以上も独走し、最盛期には年間ビールシェアで60%を超すほどまでになります。1960(昭和35)年には、集合住宅の増加に伴い缶入りも発売。戦前には、4か所だった工場は1972(昭和47)年には12ヵ所となります。

この「キリンビール」の独走態勢にストップをかけたのが、1987(昭和62)年に発売された「アサヒスーパードライ」でした。 『キリンビール』の苦くコクのある味わいとは違った、その研ぎ澄まされたキレと味わいは爆発的な大ヒットとなり、徐々にキリンの牙城を揺るがし、遂には1998(平成10)年には念願の市場シェア1位を獲得します。

「キリンビール」も黙って見過ごす訳にはいきません。対抗策として打ったのは、まず1988(昭和63)年に「キリンビール」を『キリンラガービール』と改称。そして1996(平成8)年には、それまで熱処理方式を採っていましたが、熱処理しない「生ビール」に変更し、アルコール度数も4.5%から5.0%に引き上げました。

さらに1990(平成2)年には「一番搾り麦汁だけを使用」した「キリン一番搾り」を発売、ヒット商品となります。2009(平成21)年からは「一番搾り」を麦芽100%に変更したことで、翌年にはドイツでも醸造が開始します。ドイツは、1516年に制定されたビール純粋令が今なお有効な国で、ビール醸造に関して厳格な基準が残っています。これは国内のビールブランドとしては初の快挙で、製造しているのは世界最古のビール醸造所(1040年ビール醸造開始)「ヴァイヘンシュテファン醸造所」。「一番搾り」の爽やかなテイストは海外での評価も高い。

麦芽100%のプレミアムビールでありながら通常価格で販売したことが多くのビール好きを虜にし、同社を代表する銘柄にまで成長します。

 

Data

製造元:キリンビール (株)

スタイル:ピルスナー(下面発酵)

原料:麦芽、ホップ

アルコール度数:5.0%

内容量:250ml(缶)、135ml(缶)、350ml(缶)、334ml(瓶)、500ml(缶・瓶)、633ml(瓶)

 

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