キリンラガービール

Kirin Lager Beer

2025.08.24

キリンラガービール

時代を超えて愛されるクラシックラガー

キリンラガービールは、1888年に誕生した日本最古のラガービールブランドであり、130年以上にわたって愛され続けてきた国民的ビールです。その歴史は、ジャパン・ブルワリー・カンパニーが本場ドイツの醸造技術を導入し、冷却設備や酵母管理など当時の最先端技術を駆使して本格的なラガービールを日本で初めて製造したことに始まります。以来、キリンラガービールは「飲みごたえ」「苦味」「爽快感」という三位一体の魅力を軸に、時代の変化に合わせて進化を続けてきました。

その最大の特徴は、ホップの効いたしっかりとした苦味と、キレのあるのどごし。近年のリニューアルでは、ホップの量と質を見直し、より芳醇で心地よい苦味を実現。さらに仕込工程の最適化により、酸味を抑えたバランスの良い味わいに仕上げられています。これにより、「もう一杯飲みたくなる」ような爽快感と飲みやすさが両立され、ビール愛好家はもちろん、初心者にも親しみやすい味わいとなっています。

原材料には麦芽、ホップ、米、コーン、スターチを使用し、アルコール度数は5.0%。色は透明感のある黄金色で、枝豆や焼き鳥などの和食はもちろん、洋食にもよく合う万能型のビールです。ラベルには幸福の象徴「麒麟」が描かれ、そのデザインは長年ほとんど変わらず、キリンブランドの象徴として広く認知されています。

キリンラガービールは、単なる飲料ではなく、日本のビール文化の礎を築いた存在です。伝統と革新を融合させながら、これからも「変わらぬ旨さ」と「時代に合った味わい」を追求し続ける、まさに“教科書的”なラガービールと言えるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

〇冷蔵庫で4〜6℃程度に冷やすのがベスト。キリンラガーのキレと苦味が際立ちます。缶や瓶のままでもOKですが、グラスに注ぐことで麦芽の香ばしさとホップの香りが広がります。泡立ちも美しく、見た目も良。中瓶や大瓶で飲むと、昭和の居酒屋気分が味わえて雰囲気もアップ。ラベルの歴史も感じられて、ちょっとした贅沢気分に。

 

▶キリンビールのこと

キリンビール株式会社は、日本のビール産業の草分け的存在として、130年以上にわたり国民に親しまれてきた老舗メーカーです。その起源は1870年、ノルウェー系アメリカ人ウィリアム・コープランドが横浜に設立した「スプリング・バレー・ブルワリー」にさかのぼります。これが日本初の本格的なビール醸造所であり、後にキリンビールの礎となりました。

1885年には「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」が設立され、ドイツから醸造技師を招いて本格的なラガービールの製造を開始。1888年には「キリンビール」が誕生し、ラベルには中国の伝説の霊獣「麒麟」が描かれました。この赤ラベルは現在もキリンラガービールの象徴として親しまれています。

1907年には三菱財閥の支援を受けて「麒麟麦酒株式会社」として再編され、日本企業としての歩みを本格化。戦後には国内トップシェアを誇るビールメーカーへと成長し、現在ではキリンホールディングスの中核企業として、国内外で多角的な飲料事業を展開しています。

キリンのビール造りには、創業当初から受け継がれる「ドイツ式ラガー製法」が根底にあります。特にキリンラガービールは、しっかりとした苦味とコクを持ち、食事との相性が良い「食中酒」として高く評価されています。また、「一番搾り製法」に代表されるように、麦汁の一番搾りだけを使用することで、雑味のないクリアな味わいを実現。麦芽100%のこだわりが、ビール本来の旨みを引き出しています。

近年では「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドを通じてクラフトビール市場にも参入し、個性豊かな味わいや香りを追求。伝統と革新を融合させた商品開発に取り組んでいます。さらに、環境への配慮も重視しており、製造工程での水資源の保全やCO₂排出削減など、サステナブルな取り組みも積極的に推進しています。

キリンビールは、単なる飲料メーカーではなく、日本のビール文化そのものを築いてきた存在です。歴史に裏打ちされた品質と、時代に応じた進化を続ける姿勢が、多くの人々に愛される理由と言えるでしょう。

▶「キリンビール株式会社」の歴史(年表)

1870年:

ウィリアム・コープランドが横浜に「スプリング・バレー・ブルワリー」を創業。日本初の本格的ビール醸造所の誕生。

1885年:

外国人居留地の横浜で「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」設立。キリンビールの前身となる企業。

1888年:

ブランド「キリンビール」誕生。商標に東洋の霊獣「麒麟」(※)を採用。ドイツ式ラガービールとして発売開始。

1889年:

ラベルデザインを変更し、麒麟の図柄が大きく描かれるようになる。漆芸家・六角紫水がデザイン。

1907年:

三菱財閥の支援を受け、「麒麟麦酒株式会社」として再編。日本企業としての本格的なスタート。

1928年:

清涼飲料「キリンレモン」発売。ビール以外の飲料事業にも進出。

1943年:

研究部門が独立し「麒麟科学研究所」設立。品質向上と技術革新を推進。

1949年:

戦後の混乱を経て、キリンビールが復活。(※2)青ラベルで再登場し、国民的ブランドへ。

1960年:

缶ビールの販売開始。飲用スタイルの多様化が進む。

1980年代:

低アルコール・ノンアルコールビールなど多様な商品展開を開始。

2000年代:

海外市場への進出を本格化。グローバルブランドとしての地位を確立。

2015年:

「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドを立ち上げ(※3)、クラフトビール市場に参入。

2020年代:

サステナビリティや健康志向を重視した商品開発・企業活動を推進。

■商標に東洋の霊獣「麒麟」(※)

〇キリンビールの象徴であるラベルの「麒麟」は、漆芸家・六角紫水がデザインしたもの。東洋の霊獣である麒麟をモチーフにしたことで、和洋折衷のブランドイメージを確立しました。これは当時としては非常に斬新なアプローチでした。

■戦後の混乱を経て、キリンビールが復活。(※2)

〇第二次世界大戦後、物資不足や工場の損壊など困難な状況を乗り越え、キリンビールは復活。1950年代には「キリンラガー」が国民的ビールとして定着し、長年にわたり国内シェアトップを維持しました。

■「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドを立ち上げ(※3)

〇2015年、創業の原点である「スプリング・バレー・ブルワリー」の名を冠したクラフトビールブランドを立ち上げ。伝統と革新を融合させた商品展開で、若年層やビール愛好家から支持を集めています。

Data

製造元:キリンビール 株式会社

スタイル: ピルスナー(下面発酵)

原料: 麦芽・ホップ(主にドイツ・チェコ産)・米・コーン・スターチ

アルコール度数:5.0%

内容量:633ml(瓶)、500ml(瓶・缶)、334ml(瓶)、350ml(缶)

 

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