玉の露

たまのつゆ

2025.12.19

石垣島の伝統が息づく味わい

沖縄県石垣島にある玉那覇酒造所が手がける『玉の露』は、明治末期の創業以来、伝統的な製法を守り続けている泡盛です。泡盛は焼酎の一種でありながら、沖縄独自の文化と風土に根ざした製法を持ち、特に「玉の露」はその中でも個性が際立つ銘柄として知られています。

最大の特徴は、黒麹を用いた老麹仕込みと直釜式蒸留という伝統的な手法にあります。これにより、泡盛本来の旨みとコクがしっかりと引き出され、さらに常温濾過によって雑味を抑えつつも、豊かな風味をそのまま瓶詰めしています。一般酒であっても、甘みとまろやかさ、そして深いコクを感じられるのが「玉の露」の魅力です。

また、玉那覇酒造所は、洗米から蒸留、瓶詰め、ラベル貼りに至るまでの工程を、わずか数人の手によって丁寧に行っており、まさに手造りの精神が息づく酒造りを実践しています。そのため、量産品にはない温かみと、造り手の想いが感じられる味わいが楽しめます。

「玉の露」はストレートやロック、水割りはもちろん、炭酸やコーラで割っても美味しく、飲み方の幅が広いのも特徴です。特に、甘い香りとクセのある風味が絶妙に調和しており、泡盛初心者から通まで楽しめる一本として高い評価を得ています。

■飲み方あれこれ!!

ロック:

氷で冷やすことで香が引き締まり、黒麹由来のコクと甘みが際立ちます。口当たりはまろやかで、余韻にほんのりとした苦みが残り、食後酒としても楽しめます。

水割り:

氷を入れ水で割ることでアルコールの角が取れ、優しい飲み口になります。食事との相性も良く、特に和食や島料理と合わせると、素材の味を引き立ててくれます。

ソーダ割り:

炭酸の爽快感が加わり、軽やかで飲みやすい一杯となります。泡盛特有の香りがふんわりと広がり、暑い季節やリフレッシュしたときなどにピッタリです。

▶「玉那覇酒造所」のこと

「玉那覇酒造所」は、沖縄県石垣島にある八重山最古の泡盛蔵元であり、100年以上にわたって伝統を守り続ける家族経営の酒造所で創業は明治末期。首里の酒造所から分家する形で石垣島に設立されました。当時、石垣島にはまだ泡盛文化が根付いておらず、「玉那覇酒造所」はその普及と定着に大きく貢献しました。戦時中には爆撃により施設を焼失し、二代目当主の急逝という困難にも見舞われましたが、未亡人が女手一つで6人の子どもを育てながら酒造りを続け、暖簾を守り抜きました。その後、三代目・玉那覇有紹氏が1976年に継承し、現在は四代目とその家族が中心となって伝統を受け継いでいます。

「玉那覇酒造所」の泡盛造りの最大の特徴は、昔ながらの「老麹仕込み」と「直釜式蒸留」にあります。老麹仕込みとは、麹をしっかりと繁殖させてから仕込みに用いる方法で、これにより泡盛に深いコクと芳醇な香りが生まれます。また、直釜式蒸留は、現在では沖縄本島でもほとんど見られなくなった伝統的な蒸留法で、直火で釜を加熱することで、より力強く個性的な風味を引き出すことができます。

さらに、「玉那覇酒造所」では、洗米から蒸し、麹づくり、発酵、蒸留、瓶詰め、ラベル貼りに至るまで、ほとんどの工程を家族の手で行っているのも大きな魅力です。近年では一部に新しい設備を導入し、品質の安定化と生産効率の向上を図りながらも、麹づくりや発酵といった繊細な工程は今も手作業で行われています。瓶の洗浄やラベル貼りも手作業で行われており、一本一本に造り手の想いが込められています。

また、「玉那覇酒造所」の泡盛は、地元・石垣島での消費が9割を占めるという点も特徴的です。これは、地元の人々に長年愛され続けてきた証であり、地域に根ざした酒造りを大切にしている姿勢がうかがえます。代表銘柄は「玉の露」のみで、シンプルながらもその品質と味わいで多くのファンを魅了しています。

▶「玉那覇酒造所」の歴史(年表)

明治末期:

沖縄本島・首里の酒造所から分家する形で、石垣島にて創業。八重山地方で最も古い泡盛の蔵元としての歴史が始まる。

1945年(昭和20年):

太平洋戦争末期、空襲により酒造所が全焼(※)。設備や記録の多くを失うという大きな被害を受ける。

⇒空襲により酒造所が全焼(※)

〇第二次世界大戦末期の垣島の空襲により、「玉那覇酒造所」は全焼。特に、当時の象徴であった大きなレンガの煙突が爆撃の標的となり、蔵は壊滅的な被害を受けた。

戦後(1945年以降):

二代目当主が急逝し、未亡人が女手一つで6人の子どもを育てながら酒造りを継続。困難な時代を乗り越え、酒造所の再建に尽力する。

1976年(昭和51年):

三代目・玉那覇有紹氏が家業を継承。伝統的な製法を守りながらも、品質向上と安定供給を目指して改良を重ねる。

1980年代〜1990年代:

泡盛ブームの影響を受け、県外への出荷も増加。地元消費を中心にしながらも、徐々に知名度を高めていく。

2000年代:

泡盛の多様な飲み方が注目される中、「玉の露」もロックや水割り、ソーダ割りなどで親しまれるようになる。

2010年代:

四代目が中心となり、家族経営の体制を維持(※2)しつつ、伝統的な「老麹仕込み」や「直釜式蒸留」などの技術を継承。

⇒四代目が中心となり、家族経営の体制を維持(※2)

〇現在は四代目の玉那覇有一郎氏が中心となり、伝統的な製法を守りながらも、洗米や麹づくりに回転式ドラムを導入するなど、少しずつ近代化を進めています。また、孫が営業活動を積極的に担うようになり、売上も伸びてきているとのことです。

Data

生産者:玉那覇酒造所

住所: 沖縄県石垣市字石垣47

創業:明治末期

TEL:0980-82-3165

URL: https://tamanotuyu.com (玉那覇酒造所公式サイト:直接注文可)

原料:タイ米、米麹(黒)

蒸留方式: 常圧蒸留(直火式地釜)

アルコール度数: 30度

容量: 100ml(瓶)、360ml(瓶)、600ml(瓶)、720ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

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