じかびせいふく
2025.12.16
石垣島の自然が育んだ味わい
『直火請福』は、沖縄県石垣島にある請福酒造が製造する泡盛で、最大の特徴は昔ながらの「直火釜蒸留」によって造られている点にあります。現在では効率的なボイラー蒸溜が一般的になっていますが、「直火請福」は敢えて手間のかかる直火蒸溜を採用し、原料の旨味や香ばしさをしっかりと引き出しています。
原料にはタイ米を使い黒麹菌で仕込むことで、芳醇な香りと深いコク、ほんのりとした甘みが生まれます。アルコール度数はやや高めの30度でありながら、まろやかで飲みやすく、ロックや水割り、お湯割りなど、さまざまな飲み方で楽しめるのも魅力。特に水割りにすると甘みが引き立ち、すっきりとした飲み口が料理との相性を高めてくれる。
また、「直火請福」は石垣島を中心とした八重山地域で非常に高い人気を誇り、地元の人々に「最も飲まれている泡盛」とした親しまれています。観光客にも人気があり、島を訪れた多くの人々が「直火請福」に魅了され、県外でもファンを増やしています。伝統的な製法と杜氏の技術が融合した「直火請福」は、泡盛の奥深さと石垣島の風土を感じさせる、まさに“島酒”の代表格といえる存在です。
■飲み方あれこれ!!
ロック:
ロックにすることで、直火蒸溜ならではの香ばしさとコクが際立ちます。冷たくすることで全体が引き締められ、力強い味わいの中にまろやかさが感じられ、ゆっくりと味の変化が楽しめます。
お湯割り:
温めることで黒麹由来の芳醇な香りがふわりと立ち上がり、口当たりはやわらかく、深い旨みが広がります。寒い季節やリラックスしたい夜にピッタリの飲み方です。
ソーダ割り:
炭酸の爽快感が加わることで、重厚な味わいが軽やかに変化し、食事との相性も抜群となります。特に揚げ物や肉料理と合わせると、後味がすっきりとして飲みやすくなります。
▶「請福酒造有限会社」のこと
は1949年(昭和24年)、漢那憲副(かんな けんすけ)氏とその妻の文江氏によって「漢那酒屋」として創業されました。当時の石垣島は戦後の混乱期にあり、資金や設備も乏しい中でのスタートでした。煙突や蒸溜釜などの設備を、他の酒造所から譲り受けるなどして調達す、夫婦二人三脚で酒造りを始めたといわれています。その後、1976年(昭和51年)には沖縄で初めて減圧蒸留式を導入(※)するなど、革新的な取り組みも行ってきました。1992年(平成4年)には社名を現在の「請福酒造有限会社」に改称し現在に至っています。
⇒減圧蒸留式を導入(※)
〇減圧蒸留は、それまで一般的だった常圧蒸留に比べてクセが少なく、すっきりとした飲み口の泡盛を生み出すことに成功し、泡盛イメージを変える革新的な一歩となりました。
「請福酒造」の泡盛造りの最大の特徴は、「直火式地釜蒸留」(※2)という昔ながらの製法を現在に至るまで守っている点にあります。これは、醪(もろみ)を入れた蒸溜釜に直接火を当てて加熱する方法で、温度管理が難しく、職人の熟練した技術が求められます。直火によって醪がじっくりと加熱されることで、泡盛本来の香ばしさやコクが引き出され、力強くもまろやかな味わいが生まれます。この製法は効率が悪く手間もかかりますが、「請福酒造」では敢えてこの伝統を守り続け、他にはない個性的な泡盛を生み出しています。
⇒「直火式地釜蒸留」(※2)
〇効率化が進む中、敢えて昔ながらの「直火式地釜蒸留」を復活させたのが「直火請福」でえす。手間と時間のかかるこの製法にこだわることで、香ばしさとコクのある泡盛を再現し、地元・八重山で圧倒的な人気を誇る商品となりました。
また、同社では商品開発にも積極的で、泡盛をベースにしたリキュールや、沖縄県産の芋と黒糖を使った新ジャンルのスピリッツ「IMUGE.(イムゲー)」など、革新的な商品も展開しています。さらに、泡盛を使った純米酢の製造方法で特許を取得するなど、泡盛の可能性を広げる取り組みも行っています。
「請福酒造」は、八重山地域で圧倒的なシェアを誇る泡盛ブランドとして、地元の人々に長年親しまれてきました。伝統を守りながらも、時代にニーズに応える柔軟性とチャレンジスピリッツを持ち続けるその姿勢は、泡盛業界においても一目置かれる存在となっています。
▶「請福酒造有限会社」の歴史(年表)
1949年(昭和24年):
創業者・漢那憲副氏と妻の文江氏によって、沖縄県石垣島で「漢那酒造」として泡盛製造を始める。
1976年(昭和51年):
沖縄県内で初めて″減圧蒸留式泡盛”の製造を導入。従来の常圧蒸留に比べてクセが少なく、飲みやすい泡盛として注目を集める。
1992年(平成4年):
社名を「請福酒造有限会社」に改称。ブランド名と社名を統一し、企業としての耐性を強化する。
2000年代:
泡盛をベースにしたリキュールや梅酒などの新商品を開発。若年層や女性にも親しまれる商品展開を進める。
2010年代:
泡盛を原料とした純米酢の製造方法で特許を取得。泡盛の可能性を広げる新たな取り組みとして注目される。
2020年代:
沖縄県産の芋と黒糖を使ったスピリッツ「IMUGE.(イムゲー)」の製造に参画。伝統と革新を融合させた酒造りを展開。
Data
生産者:請福酒造有限会社
住所:沖縄県石垣市登野城631-1
創業:1949年(昭和24年)
TEL:0980-82-3456
URL:https://www.seifuku.co.jp (請福酒造公式サイト)
URL:https://ishigakiseifuku.shop-pro.jp/ (請福酒造オンラインショップ)
原料:タイ米、米麹(黒)
蒸留方式: 常圧蒸留(直火式地釜)
アルコール度数: 30度
容量: 360ml(瓶)、600ml(瓶)、720ml(瓶)、1800ml(瓶・紙パック)
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