フラパン VSOP

Frapin VSOP

2026.03.19

オレンジと花々が重なる芳醇なアロマの世界

『フラパン VSOP』は、フランス・コニャック地方の中でも最高級とされるグランド・シャンパーニュ地区100%で造られる、非常に希少なスタイルのブランデーです。VSOPクラスでこの格付けを持つのは世界で唯一とされ、その品質の高さは多くの専門家から高く評価されています。

フラパン家は1270年から続く名門で、約700年以上にわたり自社畑でのぶどう栽培とコニャック造りを行ってきました。その畑は地区最大規模を誇り、土壌の質の高さから芳醇でエレガントな原酒を生み出します。

「フラパン VSOP」に使用される原酒は、平均10年熟成とも言われ、リムーザン産やトロンセイ産のオーク樽でじっくりと熟成されます。その結果、オレンジのようなフルーティーな香り、ドライフラワーを思わせるフローラルな香りが複雑に重なり合い、シナモンやペッパーのスパイシーな余韻が長く続く、調和の取れた味わいが特徴です。VSOPにありがちな若草のニュアンスがほとんどなく、レモンやオレンジピールの爽やかさと、バニラやオークのまろやかさが心地よく広がると評されています。

また、フラパンは大手メゾンと異なり、原料のほぼすべてを自社畑でまかなう「プロプリエテール」スタイル(※)を貫いており、産地や年号が明確な原酒のみをブレンドする点も大きな魅力です。伝統と技術、そしてテロワールの個性が見事に融合した「フラパン VSOP」は、日常の一杯としても特別な時間にも寄り添う、上質でエレガントなブランデーと言えるでしょう。

⇒「プロプリエテール」スタイル(※)

〇ぶどう畑の所有から醸造・熟成・瓶詰までを一貫して自社で行う生産者のこと。
つまり、
・自社畑で育てたぶどうだけを使用
・自社で蒸留・熟成
・自社ブランドとして瓶詰・販売
という、いわば“完全自社完結型”の生産者、ということです。

■飲み方あれこれ!!

ストレート(常温または冷凍庫で冷やして):

グラスに注ぐだけ。柑橘の香りやフルーティーさ、バニラのニュアンスを最も感じられる飲み方。冷凍庫で冷やすと甘みが強調され、まろやかさが増します。

オン・ザ・ロック:

大きめの氷を入れたグラスに注ぎます。氷が溶けるにつれ、オレンジやフローラルの香りがゆっくり開き、味わいの変化を楽しめます。

サイドカー(カクテル):

シェーカーにブランデー、コアントロー、レモンジュースを入れ、氷とともにシェイクしてグラスに注ぐ。フラパン VSOP の柑橘感が際立つクラシックカクテル。

▶「フラパン家(フラパン社)」のこと

「フラパン家」は1270年にフランス南西部シャラント地方へ定住したことに始まり、20世代以上・750年以上にわたりコニャック造りを続けてきた名門一族です。当初はワイン生産者としてスタートし、後に蒸留技術を確立してコニャック造りへと発展しました。拠点はグランド・シャンパーニュ地区の中心、セゴンザックの「シャトー・ド・フォンピノ」に置かれています。この地はコニャックの中でも最上級格付け「プルミエ・グラン・クリュ」に指定され、石灰質土壌がエレガントで熟成向きの原酒を生み出すことで知られています。

「フラパン家」の歴史の中でも特筆すべきは、文豪フランソワ・ラブレーが一族の出身(※2)であることです。また、19世紀にはエッフェル塔で知られるギュスターヴ・エッフェルが、フラパンの熟成庫の鉄骨構造を手掛けたことも記録されています。こうした文化・技術の両面での関わりが、同家のコニャック造りに独自の深みを与えています。

⇒文豪フランソワ・ラブレーが一族の出身(※2)

〇フランス文学の巨匠フランソワ・ラブレーは、母アンヌ=カトリーヌ・フラパンを通じてフラパン家の血を引いています。その敬意を示すため、フラパンは特別キュヴェ「Rabelais」を製造し、ロゴにも“羽ペン”を採用しています。文学とコニャックが結びつく、非常に珍しい家系です。

ブランデー造りの最大の特徴は、自社畑100%の「シングル・ファミリー・エステート」である点です。総面積300ヘクタールのうち240ヘクタールがブドウ畑で、すべてグランド・シャンパーニュに位置し、主にユニ・ブラン種が栽培されています。大手メゾンの多くが複数の生産者から原酒を買い付けるのに対し、「フラパン家」は畑から蒸留、熟成、ブレンドまでを一貫して自社で行う稀有な存在です。

熟成においても独自性が際立ちます。フラパンは湿度の異なる2種類の熟成庫を使い分け、まろやかさと香りの複雑さを引き出す技術を磨いてきました。湿った熟成庫では柔らかく丸みのある味わいが、乾いた熟成庫では香りの凝縮感が強まるとされ、これらを巧みに組み合わせることで、深みのあるコニャックが生まれます。

さらに、長期熟成を前提とした造りも特徴的です。輸出ディレクターの言葉として、「1つの収穫は15〜20年後の品質を見据えて行われる」と語られており、世代を超えた時間感覚が品質の安定と個性を支えています。

このように「フラパン家」は、テロワールへの深い敬意、家族経営による一貫した哲学、そして長期熟成を見据えた職人的姿勢によって、コニャックの世界でも特に高い評価を受ける存在です。

▶「フラパン家(フラパン社)」の歴史(年表)

1270年:

フラパン家がフランス・シャラント地方セゴンザックに定住し、ワイン生産を始める。これが一族のコニャック造りの起源となる。

1494年:

文豪フランソワ・ラブレーが誕生。母アンヌ=カトリーヌ・フラパンはフラパン家の出身で、一族の文化的背景を象徴する存在となる。

1870年:

ピエール・フラパン(※3)が家業を正式に「フラパン」ブランドとして確立し、近代的なコニャック生産体制を整える。

⇒ピエール・フラパン(※3)

〇フラパン家のピエール・フラパンは、ルイ14世から正式な紋章を授与されています。紋章には王家の象徴である“ユリの花”と、薬剤師のシンボルである“リンボクの樹”が描かれ、王室からの信頼を示す重要な証となりました。

1885年:

ニューオーリンズの国際展示会でフラパンは「First Degree of Merit(第一等功労章)」を受賞しています。19世紀の段階で世界的評価を得ていたことがわかる貴重な記録です。

1920年:

ピエール・フラパンの娘マリー・フラパンがアンドレ・ルノーと結婚。ルノーは後に「レミー・マルタン」の共同経営者となり、フラパン家と大手メゾンの結びつきが強まる。

1924年:

レミー・マルタンの当主ポール=レミー・マルタンが死去し、アンドレ・ルノーが単独オーナーとなる。フラパン家の影響力がコニャック界でさらに拡大する。

1946年:

マリーとアンドレの娘ジュヌヴィエーヴ・ルノーがマックス・コアントローと結婚。彼女はフラパン家とレミー・マルタン双方の後継者となり、家系の結束が強まる。

1984年:

ジュヌヴィエーヴの娘ベアトリス・コアントローが「フラパン」の経営を引き継ぎ、現代的なブランド戦略を導入する。

1987年:

「レノー=コアントロー家グループ」が設立され、フラパン家の資産管理とブランド運営が組織的に行われるようになる。

1990年:

レミー・マルタンとコアントローが合併し「レミー・コアントロー」となる。フラパン家は買収され経営から離れるが、「フラパン」ブランドは家系の伝統として存続する。

2007年:

ジャン=ピエール・コアントローがCEOに就任し、フラパン家の精神を継ぐ新体制がスタートする。

2010年代:

アモーリーとジュリアン・コアントローが事業に参加し、21世代目としてフラパン家の伝統を未来へ継承している。

Data

生産者:フラパン社(独立した家族経営)

生産地:フランス共和国・ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏・シャラント県・セゴンザック

創業:1270年

URLhttps://www.cognac-frapin.com/en/ (コニャック・フラパン公式サイト

原料:ユニ・ブラン

蒸留方式:銅製アランビックによるによる澱(おり)付き2回蒸留

アルコール度数:40%

容量:700ml(瓶)

 

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