Brugse Zot Blond
ブルージュの歴史と伝統を凝縮したビールの極致
『ブルッグス ゾット ブロンド』は、そのドゥハルヴ・マーン醸造所の代表銘柄だが、「ブルッグス・ゾット」とは「ブルージュの愚か者」の意味を持つ。そのいわれは、かつてブルージュにオーストリア大公(ローマ皇帝だったともいわれる)マキシミリアン一世がブルージュを訪れた際の逸話に由来しています。精神病院建設のための資金を依頼するため、民衆は愚か者を装い派手なパレードを行った。その有り様を目の当たりにした大公は、
「ブルージュには愚か者しかいない。この町には大きな精神病院が必要だ」と言ったとか。
今日、再開をはたしたドゥハルヴ・マーン醸造所のビールに「ブルッグス ゾット」と名付けたのは、誰あろう当時のブルージュ市長だったとか。ラベルには「ブルージュの愚か者」のピエロをデザインしたイラストを採用。"Brugsu
Zoto"のロゴは、ブルージュ出身のカリグラファー(アルファベットなどを独特の美しい線でデザインする専門家。日本風にいえば書道家)ブロディ・ノイエンシュヴァンダ-の手によるもの。
『ブルッグス ゾット ブロンド』は、フレッシュなホップの風味と柑橘系のさわやかさ、そしてライトな渋みが絶妙なバランスで調和。うまみと酸味のバランスもよく、スパイシーなニュアンスも感じられる。飲み終わった後には、ほのかな渋みが心地よく引き締める。このビールは2008年のワールド・ビア・カップの「ベルジャン・アンド・フレンチスタイル・エール部門」で金賞を受賞し、他のビアコンペでも多数の受賞歴を誇る。
・ドゥハルヴ・マーン醸造所のこと
ドゥハルヴ・マーン醸造所は、ベルギーの北西部、フランデレン地域の都市で、ウェスト=フランデレン州の州都・ブルージュに残る唯一のビール醸造所。「水の都」ブルージュは、ベルギーの有名な観光都市の一つであり、2002年にはスペインのサラマンカとともに欧州文化首都に選定されてる。
ドゥハルヴ・マーン醸造所の歴史は古く、1564年には町の台帳にその名前が残されているといわれるが、所有権は移転を繰り返し醸造所の名前も変わっていった。2002年には創業停止、その後2005年、かつてブルージュ城内にあった32の醸造所がすべてなくなった後、最後の2つの醸造所の末裔にあたるザヴィエル・ヴァネスタが醸造所を買い取りビール醸造を再開した。名前も元の「ドゥハルヴ・マーン醸造所」に変更された。「ハルヴ・マーン」とはフマラン語で「半月(ハーフ・ムーン)」という意味である。
Data
製造元:ドゥハルヴ・マーン醸造所
スタイル:ブロンドエール(上面発酵)
原料:麦芽、ホップ
アルコール度数:6.0%
内容量:330ml
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