田酒 純米大吟醸 斗壜取

でんしゅ じゅんまいだいぎんじょう とびんどり

2025.10.23

一滴ずつ集めた雫が奏でる極上の味わい

『田酒 純米大吟醸 斗壜取』は、青森県青森市にある西田酒造店が醸す、極めて希少で高品質な日本酒です。田酒シリーズの中でも最高峰に位置づけられ、全国新酒鑑評会への出品酒としても知られる特別な一本です。使用される酒米は、酒造好適米の王様とも称される「山田錦」。これを40%まで磨き上げ、米の中心部のみを贅沢に使用しています。

最大の特徴は「斗壜取(とびんどり)」という搾り方にあります。これは、醪(もろみ)を酒袋に入れて吊るし、圧力をかけず自然に滴り落ちる雫だけを斗瓶で受け取るという、極めて手間と時間のかかる製法です。この方法により、雑味のない澄み切った味わいと、柔らかく繊細な口当たりが実現されます。まさに「雫酒」と呼ぶにふさわしい、職人の技とこだわりが詰まった逸品です。

香りは華やかで上品。マスカットや洋梨のようなフルーティーな吟醸香が立ち上がり、口に含むと米の旨みと甘みが広がります。酸味とのバランスも良く、後味はすっきりとキレがあり、余韻まで美しく整っています。アルコール度数は約16.5度で、冷酒で飲むことでその魅力が最大限に引き出されます。

数量限定で流通されるため、入手困難な希少酒としても知られています。贈答用としても高い評価を受けており、日本酒ファンにとっては一度は味わってみたい憧れの一本です。伝統と革新が融合した「田酒 純米大吟醸 斗壜取」は、日本酒の芸術性を体現する存在と言えるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

〇どの飲み方でも、斗壜取ならではの品格ある味わいが際立ちます。特別な時間に、ゆっくりと楽しんでみてください。

雪冷え(5℃前後):

最も香りが繊細に立ち上がる温度帯です。華やかな吟醸香と、澄み切った味わいが際立ち、雫取りならではの柔らかな口当たりを堪能できます。食前酒としても最適です。

花冷え(10℃前後):

香りと旨みのバランスが良く、米の甘みや酸味がふくらみを持って感じられます。繊細な和食との相性が抜群で、料理の味を引き立ててくれます。

ブルゴーニュ型グラスで:

香りをしっかりと楽しむには、ワイングラスのような広がりのある器がおすすめです。吟醸香が立ち上がり、味の奥行きもより感じられます。

食中酒として:

焼き鳥や白身魚の刺身など、淡い味付けの料理と合わせることで、酒の繊細さが際立ちます。脂の少ない食材とのペアリングが特におすすめです。

開栓後の変化を楽しむ:

開けたてはフレッシュでシャープな印象ですが、時間の経過とともに円やかさが増し、香りや旨みがより深くなります。数日かけて少しずつ味わうのも一興です。

▶「株式会社西田酒造店」のこと

「株式会社西田酒造店」は、1878年(明治11年)に青森県青森市油川の地に創業した、140年以上の歴史を誇る老舗の酒蔵です。創業当初から「地元に根ざした酒造り」を理念に掲げ、青森の風土と共に歩んできました。寒冷な気候と清冽な水、そして良質な酒米に恵まれたこの地で、地域に愛される酒を目指して研鑽を重ねてきました。

「西田酒造店」の名を全国に知らしめたのが、1974年(昭和49年)に発売された純米酒「田酒(でんしゅ)」です。当時、日本酒業界では醸造アルコールを添加した本醸造酒や三増酒が主流でしたが、西田酒造店はあえて「純米酒」に特化するという挑戦を選びました。これは「本物の酒を造りたい」という四代目蔵元・西田六左衛門氏の強い信念に基づくもので、米と水だけで醸す酒の原点に立ち返る姿勢が、多くの日本酒ファンの共感を呼びました。

「田酒」の名前には、「田んぼから生まれた酒」という意味が込められており、農業と酒造りの密接な関係を大切にする蔵の哲学が表れています。使用する酒米には、山田錦をはじめ、青森県産の華吹雪や古城錦などを採用し、地元の農家と連携しながら酒米の品質向上にも取り組んでいます。

また、「西田酒造店」の酒造りの特徴として、「活性炭ろ過の廃止」や「一回火入れ・瓶貯蔵の徹底」など、品質を最優先にした製法が挙げられます。これにより、米本来の旨みや香りを損なうことなく、自然な味わいを最大限に引き出すことに成功しています。さらに、すべての酒を自社で瓶詰め・管理することで、品質の一貫性と鮮度を保っています。

代表銘柄には「田酒」のほか、「喜久泉(きくいずみ)」という銘柄もあり、こちらは「幾久しく喜びが続くように」という願いを込めて名付けられたものです。どちらも青森を代表する銘酒として、全国の酒販店や飲食店で高い評価を受けています。

「西田酒造店」は、伝統を守りながらも常に進化を続ける蔵元です。地域とのつながりを大切にし、自然と共生しながら、真摯に酒造りと向き合うその姿勢は、日本酒の未来を担う存在として、今後も注目され続けることでしょう。

▶「株式会社西田酒造店」の歴史(年表)

1878年(明治11年):

青森県青森市油川にて創業。創業当初から高品質な日本酒造りに注力し、地域に根ざした酒蔵としての基盤を築いた。

1974年(昭和49年):

完全手造りの純米酒「田酒(でんしゅ)」を発売。醸造アルコールや糖類を一切使用しない純米酒(※)として、日本酒の原点回帰を目指した。

⇒醸造アルコールや糖類を一切使用しない純米酒(※)

〇1970年代、日本酒業界では醸造アルコールや糖類を添加するのが一般的でした。その中で西田酒造店は「米と水だけで造る純米酒」にこだわり、昭和49年(1974年)に「田酒」を発売しました。商品化までに3年を要し、完全手造りによる酒造りは当時としては非常に革新的な試みでした。

1981年(昭和56年):

雑誌「特選街」の「うまい酒コンテスト」にて、「田酒」が日本一に選ばれ、全国的に注目を集める。

1984年(昭和59年):

「田酒 山廃仕込 純米酒」を新発売。伝統的な山廃仕込みによるコクのある味わいが特徴。

1985年(昭和60年):

「喜久泉 大吟醸」および「田酒 純米吟醸」を発売。香り高く洗練された吟醸酒のラインナップが加わる。

1991年(平成3年):

「田酒 純米大吟醸」を発売。より高精白な酒米を使用し、繊細で上品な味わいを追求。

1992年(平成4年):

「田酒 純米吟醸 古城乃錦」を発売。青森県産の幻の酒米「古城錦」(※2)を使用した限定酒。

⇒青森県産の幻の酒米「古城錦」(※2)

〇1992年、青森県産の幻の酒米「古城錦(こじょうにしき)」を復活させ、純米吟醸酒として商品化しました。種籾から復活させるという地元農業との連携は、地域貢献と酒造りの融合を象徴するエピソードです。

2003年(平成15年):

活性炭ろ過を廃止(※3)。酒本来の風味を大切にするため、ろ過工程を見直す。

⇒活性炭ろ過を廃止(※3)

〇酒の風味を損なう可能性がある活性炭ろ過を全面的に廃止。さらに2007年には瓶火入れの自動化設備「バストライザー」を導入し、アルコール添加酒をすべて吟醸酒に切り替えるなど、品質向上への徹底した姿勢が評価されています。

2007年(平成19年):

瓶火入れの自動化を実現するバストライザー(※3)を導入。アルコール添加酒をすべて吟醸酒に切り替える。

2013年(平成25年):

在庫倉庫および瓶詰め工場・ラインを新設。生産体制の近代化を進める。

2014年(平成26年):

精米工場を新設し、瓶詰め充填機をレベルセンシングフィラに交換。充填ラインをクリーンルーム化し、衛生管理を強化。

2015年(平成27年):

新酒母室、新醪蔵、新上槽室を設置。酒造りの品質と効率のさらなる向上を図る。

Data

生産者:株式会社西田酒造店

住所:青森県青森市大字石江字岡部86

創業:1878年(明治11年)

TEL:017-782-0141

URLhttp://www.densyu.co.jp/ (西田酒造店公式サイト:直接注文不可)

特定名称:純米大吟醸酒

原料米&精米歩合:山田錦(兵庫県産)40%

アルコール度数:16.0〜16.5度

酵母: ー(未公開)

日本酒度: ±0〜-2(ロットにより異なる可能性あり)

酸度: 1.4〜1.5

容量: 1800ml(瓶)

 

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