くぼた せんじゅ
地酒ブームを牽引した蔵が造る淡麗辛口の吟醸酒
『久保田 千寿』は、1985年に発売された「久保田」の最初に誕生した銘柄。消費者の嗜好の変化を敏感に感じ取り、淡麗辛口という新たな日本酒の方向性に舵を切り、「食事と楽しむ吟醸酒」を目指している。
新潟県産酒造好適米・五百万石を使い、蔵内を流れる清澄で硬度の低い地下水を汲み上げて仕込み水に、越路杜氏が丁寧に醸した極上の吟醸酒。料理の味を損なわないように香りは上品で穏やか。綺麗ですっきりとした淡麗な味わいで米本来の旨みと酸味、ほのかに感じる余韻や甘味、サラリとした喉越しのよさは幅広い料理に合わせることができる。料理の素材の味と香りを引き立て、飲み飽きしない。冷から勘までオールマイティに楽しめる。
・朝日酒造のこと
1830（天保元）年、現在も酒蔵を構える長岡市に創業、屋号は久保田屋。1920（大正9）年に朝日酒造（株）を創立、初代社長は平澤興之助氏。1929（昭和4）年に、近代的な酒造りを目指し当時としてはまだ珍しかった琺瑯タンク28石×7本を導入し、徐々に木桶による仕込みを廃止してゆく。
「酒は米の質を超えられない」の考えから、原料米に対するこだわりは特に強い。1990（平成2）年に農業生産法人「（有）あさひ農研」を設立し、翌春より酒米試験栽培を開始し、良質な米の研究・栽培に力を注いでいる。1985（昭和60）年発売の「久保田」は、地酒ブームを支えた人気銘柄として知られているが、同時に淡麗辛口という新たな日本酒の方向性を世に知らしめた。
Data
生産者：朝日酒造株式会社
住所：新潟県長岡市朝日220-1
創業：1830（天保元）年
TEL：0258-92-3181
URL：http://www.asahi-shuzo.co.jp/（直接注文不可）
特定名称：吟醸酒
原料米＆精米歩合：麹米五百万石50％、掛米五百万石55％
アルコール度数：15.0％
酵母： ―
日本酒度：＋5
酸度：1.1
容量：300ml、720ml、1800ml
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