Baker's
樽香が芳しいフルボディのプレミアムバーボン
『ベイカーズ』は、ジムビーム蒸留所で製造されるプレミアムバーボンウイスキーのひとつ。ジムビームの6代目マスターディスティラーであるブッカー・ノウ氏のいとこ、ベイカー・ビーム氏の名前がその由来。スモールバッチ(少量生産)で製造されており、厳選された原酒のみを使用しているため、非常に高品質で希少価値の高い銘柄となっている。
ベイカーズの特徴は、そのパンチのある味わいと芳しい樽香です。色は濃い琥珀色で、香りはバニラやキャラメルの甘い風味、味わいは焙ったナッツやウッディな風味が感じられ、スムーズな余韻が長く続きます。原酒をジムビームの貯蔵庫の、あえて気温が高く湿度が低い上段(8~9段)で7年以上熟成。そのことにより熟成が早まりアルコール度数も高くなるため、よりパンチのあるフルボディタイプのウイスキーに仕上がっています。
ベイカーズには7年、13年などの熟成年数の異なるバリエーションがありますが本品は7年熟成。2020年にボトルデザインがリニューアルされ、よりプレミアム感のあるデザインになりました。
おススメの飲み方としては、ストレートやハイボール。ストレートで飲むことで、ベイカーズのパンチのある味わいをダイレクトに楽しむことができ、またハイボールにすることで、アルコールの刺激が弱まり、飲みやすくなるうえに味わいを大きく損ねないため、バーボンウイスキーの中でも人気のある飲み方です。
ベイカーズは、ジムビームのクラフトバーボンシリーズの一つであり、同シリーズには他にも「ノブクリーク」や「ブッカーズ」、「ベイゼルヘイデン」などの銘柄があります。これらのウイスキーもスモールバッチで製造されており、それぞれ異なる特徴を持っています。ベイカーズは、辛口でスパイシーな味わいが特徴であり、より通向けのウイスキーとされています。
・ジムビーム蒸溜所のこと
「ジムビーム」は、アメリカ・ケンタッキー州で生産されているバーボン・ウイスキーの一種で、世界で最も有名なバーボンの一つです。ジムビームの歴史は、1795年にジェイコブ・ビーム(ヨハネス・ヤコブ・ベーム)がケンタッキー州で蒸溜所を建設したことから始まります。
ジェイコブ・ビームはドイツからアメリカに移住し、農業のかたわらに古い銅製の蒸留釜でウィスキー造りを始めました。1795年に「オールド・ジェイク・ビーム」というブランド名で初めてウイスキーを出荷し、これがジムビームの始まりとなりました。
その後も、ビーム家は代々ウイスキー造りを続け、3代目のデイヴィッド・M・ビームの時には「オールドタブ」というバーボンを販売し、大ヒットとなりました。1892年には、4代目のジェイムズ・ベーカー・ビームが姉の夫であるハートと共にオールドタブ蒸溜所を建設し、事業を拡大しました。
禁酒法時代(1920年~1933年)には、ジムビームも他の多くの蒸溜所と同様に生産を停止しましたが、禁酒法が解除されるとすぐに生産を再開しました。ジェイムズ・ベイカー・ビーム(通称ジム・ビーム)は、69歳の時に禁酒法が終了し、120日間でクレアモントに蒸溜所を建設し生産を開始しました。
ジムビームはその後も成長を続け、1950年代にはアメリカ国内だけでなく、海外市場にも進出しました。T・ジェレマイア・ビームは、海外駐留のアメリカ軍人にバーボンを売ることをきっかけに、ジムビームの世界展開を始めました。
2005年には、ジムビームは1000万樽目のバレルを熟成用ラックに格納し、2012年にはジムビーム・アメリカン・スティルハウスとして知られる建物を公開し、多くの見学者を受け入れる方針に転換しました。
2014年には、ジムビームはサントリーホールディングスに買収され、ビームサントリーとして新たなスタートを切りました。現在もジムビームは、伝統的な製法を守りながら、新しい市場を開拓し続けています。
ジムビームの歴史は、200年以上にわたる挑戦と革新の歴史であり、ビーム家の一族が代々受け継いできた秘伝のレシピと製法が、今日のジムビームの品質を支えています。
Data
所有者:サントリーホールディングス(ビームサントリー社)
所在地:Clermont,Kentucky
URL:https://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/bakers/(サントリー公式サイト)
創業年:1785年
アルコール度数:53.5度
容量:750ml
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