I.W.ハーパー ゴールドメダル

I.W. Harper Gold Medal

都会的で洗練されたライトかつコク深い味わい

『I.W.ハーパー ゴールドメダル』は、洗練された味わいのスタイリッシュなバーボン。優しい甘さとライト寄りのミディアムボディ。飲みやすさが特徴の、初心者にもおススメの一本。

■アイザック・ウォルフ・バーンハイム

「I.W.ハーパー」は、1877年にドイツ出身の移民、アイザック・ウォルフ・バーンハイムによってアメリカのケンタッキー州ルイビルで創設された。

「I.W.ハーパー 」は、1885年ニューオリンズの万国博覧会で金賞を受賞以降、シカゴ万博(1893年)、パリ万博(1900年)など、5つの金賞を獲得し、ブランドの象徴として金メダルがラベルにあしらわれるようになりました。

禁酒法時代(1920~1933年)には、販売許可を得て医薬品として販売され、この困難な時代を乗り越えブランドを存続させました。また、洗練された都会的なイメージを取り入れた広告や、ギフト用のクリスタルボトルで人気を集め、現在も日本を含む多くの国で愛されています。

バーボンの最低基準である51%のトウモロコシ割合を大きく上回り、86%以上使用した原料がもたらす甘みやまろやかさが魅力で、酒質はライトとミディアムの中間的なボディ。優しい香りとおだやかな味わいが楽しめます。

飲み方としては、 ストレートでは、バニラのような甘みが際立つが、濃厚さがあるのでバーボン初心者には少し加水するおススメします。ロックにすると、ゆっくり溶ける氷で香りが優しく広がり、少しずつ味の変化が楽しめます。 特におススメなのはハイボールで、バーボンの豊かな穀物感がソーダと相まって、爽やかで飲みやすい味わいが楽しめます。

 

 

・ヘブンヒル・バーンハイム蒸溜所のこと

「I.W.ハーパー」は、1877年、ドイツ系移民のアイザック・ウォルフ・バーンハイムがケンタッキー州ルイヴィルで創設。ブランド名の「I.W.ハーパー」は、自身のイニシャル「I.W.」と、親友フランク・ハーパーの名を組み合わせることで誕生した。

「I.W.ハーパー」は、品質にこだわったウイスキー造りで知られ、ブランドの基盤を築きました。1885年のニューオーリンズ万国博覧会での金賞(優秀賞)受賞を始めに、シカゴ万博やパリ万博などで5つのゴールドメダルを獲得し、ブランドの名声を確立しました。これが後にフラッグシップボトルとなる「I.W.ハーパー ゴールドメダル」のブランド名に繋がることになります。1897年には独自のバーンハイム蒸溜所をスタートさせました。

禁酒法時代(1920~33年)には、 「薬用ウイスキー」として許可を受け、製造を続けた数少ない蒸溜所の一つとなりました。禁酒法が廃止後は、こだわった製法の「I.W.ハーパー」は高く評価され、さらに人気を集めました。

1937年、シェンリー・ディスティラーズに買収され、蒸溜所の改築や近代化が進行しました。シェンリー・ディスティラーズは、アメリカの歴史に名を刻む蒸溜所企業で、特に1930年代から1980年代にかけてのウイスキー製造でその名を知られている。禁酒法後の復興期に急速に成長し、ケンタッキー州に拠点を置いていました。

1950年代に「I.W.ハーパー」の広告に登場したシルクハットの紳士のイメージは、他のバーボンとは異なる都会的な印象を与え、ブランドの洗練された地位を確立する一因となりました。 1961年には、「I.W.ハーパー12年」が登場します。これは熟成が一般的に短かったバーボン業界において「12年」は、プレミアム・バーボンの先駆けとなった。

そのシェンリー・ディスティラーズも、1987年にはUDV社(現:ディアジオ社)に買収。1999年にはシャピラ家に買収され、所有するヘブンヒル蒸溜所へと組み込まれました。ヘブンヒル蒸溜所は、アメリカのケンタッキー州バーズタウンに位置する、世界最大の家族経営のバーボン蒸溜所の一つとして知られ、禁酒法が廃止された直後の1935年に、シャピラ兄弟によって設立されました。

しかし1996年、ヘブンヒル社の熟成庫のひとつが落雷に見舞われ炎上、その火が蒸留所にも延焼し推定3,000万ドルの損失を被ることになりました。幸運にも独自の酵母は無事で、生産を続けることができました。生産はブラウンフォーマン社のアーリータイムズ蒸留所(現ブラウンフォーマン蒸留所)の生産施設の一部を借用して続けられ、その後ルイヴィルにあるUDV社が所有していたバーンハイム蒸留所を買収し、以降はそこで生産が行われることになりました。

ヘブンヒル蒸溜所は多様な銘柄を生産している蒸留所として知られ、「エヴァン・ウィリアムズ」や「エライジャ・クレイグ」、「ヘンリーマッケンナ」や「オールドフィッツジラルド」など、数々のウイスキーを手掛けています。

なお日本では、2009年10月から2021年3月までディアジオジャパンが輸入元を、麒麟麦酒(二代目)が販売元をそれぞれ担当していたが、2021年4月にディアジオジャパンが麒麟麦酒との合弁を解消。それにより同年10月以降より輸入・販売元がディアジオジャパンに統一されることになりました。

 

Data

蒸留所:バーンハイム蒸溜所(ヘヴン・ヒル ディスティラリーズ社)

所在地:Louisville,Kentucky

URL:https://www.iwharper.jp/

創業年: 1877年

アルコール度数:40度

容量:700ml

 

 

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