そばうんかいくろこうじ
2025.12.28
黒麹が引き出す深みのあるそばの香り
『そば雲海黒麹』は、そば焼酎の素朴で香ばしい魅力に、黒麹特有の深いコクと旨味を重ねた、個性豊かな一本です。そば由来の軽やかな香りはそのままに、黒麹がもたらす力強い酸味と厚みのあるボディが加わることで、一般的なそば焼酎とは一線を画す奥行きが生まれています。口に含むとまず広がるのは、焙煎を思わせる香ばしさと、そばならではの柔らかな甘み。その後に黒麹の特徴である濃厚な旨味がじわりと広がり、余韻にはほのかなビター感と落ち着いた香りが長く続きます。
食中酒としての完成度も高く、そば焼酎らしい軽快さを残しつつ、黒麹の厚みが料理との相性をさらに広げています。和食全般はもちろん、旨味の強い肉料理や、香ばしさを引き立てる炭火焼きとの組み合わせも秀逸です。ロックでは黒麹のコクが際立ち、水割りではそばの香りがふわりと開き、お湯割りにすると甘みと旨味が一体となって柔らかく広がるなど、飲み方によって表情が変わるのも魅力です。
伝統的なそば焼酎の世界に黒麹という異なる個性を掛け合わせることで、素朴さと力強さが共存する新しい味わいを実現した一本。そば焼酎の軽やかさが好きな人にも、黒麹の深みを求める人にも響く、懐の深い仕上がりです。ゆったりとした時間に寄り添いながら、そばと黒麹が織りなす豊かな余韻を楽しめる焼酎といえます。
■飲み方あれこれ!!
お湯割り:
温度が上がることで黒麹由来のコクとそばの甘みがふわりと立ち上がり、柔らかく包み込むような旨味が広がる。香りの奥行きが増し、落ち着いた余韻が長く続く飲み方。
ロック:
冷たさによって輪郭が引き締まり、黒麹のビターな深みとそばの香ばしさがくっきりと際立つ。氷が溶けるにつれ甘みが開き、味の変化をゆっくり楽しめる。
水割り:
そばの素朴な香りが軽やかに広がり、黒麹の厚みがほどよく和らいで飲み心地が非常に滑らかになる。食事と合わせても邪魔をせず、日常的に楽しめるバランスの良さが魅力。
▶「雲海酒造株式会社」のこと
「雲海酒造株式会社」は、宮崎県五ヶ瀬町で1967年(昭和42年)に五ヶ瀬酒造有限会社として創業した酒造メーカーである。創業当初はとうきび焼酎の開発を行っていたが、1973年(昭和48年)に世界で初めてそばを原料とした本格そば焼酎「雲海」を開発・発売し、その名を全国に広めた。この革新的な取り組みにより、同社はそば焼酎のパイオニアとして確固たる地位を築くこととなる。1978年には組織変更に伴い社名を「雲海酒造株式会社」へ改め、以降は麦焼酎「いいとも」、芋焼酎「日向木挽」など多彩な本格焼酎を展開しながら、清酒、ワイン、地ビール、梅酒など幅広い酒類の製造にも取り組んでいる。
同社の焼酎造りの大きな特徴は、「自然環境と蔵の個性をそのまま味わう」という理念に基づく、土地の恵みを最大限に活かした酒造りにある。五ヶ瀬蔵では、4億3千万年前の地層を持つ祇園山に降った雨が長い年月をかけて湧き出す岩清水を仕込み水として使用しており、軟水で不純物が少ないこの水が、そば焼酎「雲海」をはじめとする本格焼酎の清らかな味わいを支えている。五ヶ瀬町は年間を通して気温が低く、もろみをゆっくり発酵させるのに適した環境で、酵母が繊細な旨味を生み出す条件が整っている点も特徴的である。
また、綾蔵はユネスコエコパークに認定された綾町に位置し、日本最大級の照葉樹林が育む清らかな水を仕込み水として使用している。自然豊かな環境の中で、原料や麹、酵母の研究も積極的に行われており、同社の多彩な焼酎ラインナップを支える技術革新の拠点となっている。さらに鹿児島県の出水蔵では、南九州産のさつまいもと紫尾山系の天然水を用いた芋焼酎造りが行われており、地域ごとの風土を反映した酒造りが徹底されている。
「雲海酒造」は、創業以来一貫して自然と向き合い、土地の個性を活かした焼酎造りを追求してきた企業である。そば焼酎の開発という革新性と、各蔵の環境を尊重した丁寧な酒造りが同社の大きな魅力であり、現在も九州の焼酎文化を支える存在として高い評価を得ている。
▶「雲海酒造株式会社」の歴史(年表)
1967年(昭和42年):
五ヶ瀬酒造有限会社として創立。
1970年(昭和45年):
とうきび焼酎を開発。
1973年(昭和48年):
日本初のそば焼酎を開発(※)し、本格そば焼酎「雲海」を発売。
⇒日本初のそば焼酎を開発(※)
〇1973年、雲海酒造は日本で初めてそばを原料にした焼酎を開発し、「雲海」を発売しました。当時、そばを焼酎にする発想は非常に珍しく、技術的にも挑戦的。この成功が、そば焼酎というジャンルそのものを切り開いたと言えます。「雲海」という名は、宮崎県高千穂町・国見ヶ丘から見える壮大な雲海の景色に由来します。地域の自然美をブランド名に取り込んだ、非常に象徴的なエピソードです。
1978年(昭和53年):
本社工場(五ヶ瀬蔵)が完成し、商号を雲海酒造株式会社へ変更。
1979年(昭和54年):
東京支店を開設。
1983年(昭和58年):
大阪支店を開設。
1984年(昭和59年):
宮崎工場(高岡蔵)を設立し、本格麦焼酎「いいとも」を発売。
1985年(昭和60年):
宮崎支店・福岡支店を開設し、焼酎の海外輸出を開始。綾工場(綾蔵)が完成。
1986年(昭和61年):
日本酒を発売し、宮崎本部社屋が完成。
1987年(昭和62年):
本格米焼酎を発売。
1989年(平成元年):
広島支店を開設し、産業観光施設「蔵元 綾 酒泉の杜」をオープン。
1991年(平成3年):
リキュールを発売し、本格芋焼酎「日向木挽」を発売。
1994年(平成6年):
綾ワイナリー(雲海葡萄酒醸造所)が完成し、ワインを発売。
1996年(平成8年):
杜の麦酒工房(雲海麦酒醸造所)が完成(※)し、ビールを発売。
⇒杜の麦酒工房(雲海麦酒醸造所)が完成(※)
〇1999年、焼酎粕を飼料化する技術を確立し、飼料工場を建設。食品ロス削減・循環型農業に貢献する先進的な取り組みとして評価されています。
1999年(平成11年):
発泡酒を発売し、焼酎粕の飼料化に成功。綾蔵隣地に飼料工場が完成。
2000年(平成12年):
鹿児島工場(出水蔵)を設立し、本格芋焼酎「さつま木挽」を発売。
2001年(平成13年):
綾リサイクルセンターが完成。
2004年(平成16年):
本社を五ヶ瀬町から宮崎市へ移転。
2005年(平成17年):
五ヶ瀬リサイクルセンターが完成し、綾・手造り蔵が完成。
2006年(平成18年):
本格米焼酎「久蔵」を発売。
2009年(平成21年):
綾蔵芋焼酎製造棟が完成。
2013年(平成25年):
ブランデーを発売。
2014年(平成26年):
見学施設「綾自然蔵見学館」をオープン。
2015年(平成27年):
本格芋焼酎「木挽BLUE」を発売。
2017年(平成29年):
本社ビル敷地内に別館が完成。
Data
生産者:雲海酒造株式会社
住所: 宮崎県宮崎市昭栄町45-1
創業:1967年(昭和42年)
TEL:0985-23-7896
URL: https://www.unkai.co.jp/ (雲海酒造公式サイト:直接注文不可)
原料:そば、大麦麹(黒)、米
蒸留方式: 減圧蒸留
アルコール度数: 25度
容量: 900ml(瓶・パック)、1800ml(パック)
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