ヴェルテンブルガー バロックドゥンケル

Weltenburger Kloster Barock Dunkel

ヴェルテンブルガー バロックドゥンケル

コクのある濃暗色のビールで一日の終わりをまったりと

『ヴェルテンブルガー バロックドゥンケル』は、2年に一度アメリカで行われる、最も権威のあるビール・コンペティション「World Beer Cup」やDLG(ドイツ農業協会の品質保証)など、国内外で多くのメダルを獲得している当醸造所イチオシのビール。グラスに注ぐとキメの細かい泡が立ち、口に含むとカラメル、キャラメル、トースト、それにほのかにチョコレートのような香ばしい苦味が後を追いかけてくる。香ばしい麦芽の風味とコクがありながらも、見た目ほどの重たさは感じられず以外と飲みやすい。ガッチリ冷やして飲むよりも、このまろやかな味わいを楽しむためにも10~12℃程度といったやや高めの温度で飲むのがベスト。一日の終わりのまったりとした時間にこそ相応しいビール。

ドゥンケルとはドイツ語で”暗い・濃い”の意味で、ロースト・モルトを使ったドイツ南部の都市ミュンヘン特産の濃暗色のビール。 ピルスナーが誕生する(18世紀頃)以前はこのような濃色のビールがほとんどだった。よく見ると茶色と呼べる程度で、ピルスナーより濃いラガー(下面発酵)ビールともいえる。香ばしさが残り、それでいて下面発酵のさっぱりとした飲み口なので日本人にも違和感なく飲める。ドゥンケルより濃色のものはシュバルツと呼ばれる。大手のメーカーが発売する「黒ビール」というのは、ドゥンケルかシュバルツであることが多い。


・ヴェルテンブルク修道院付属醸造所のこと

ヴェルテンブルク修道院は617年頃にバイエルン州のケールハイムに建てられた最古の修道院。1050年にはビールの醸造が記録されており、1035年の醸造長の鬼籍も残されているため、それ以前からビール醸造が行われていたと考えられています。修道院でのビール醸造は、巡礼者や賓客のもてなしや修道士の栄養補給、そして収入源として重要な役割を果たしていました。

ヴェルテンブルグ修道院

■ヴェルテンブルグ修道院

1803年に一時的に生産が中断されましたが、1846年に再開し、現在は世界最古の修道院付属の醸造所として稼働しています。1973年にはレーゲンスブルクのビショーフスホーフ醸造所の傘下となり、設備の拡張や瓶詰めと出荷はビショーフスホーフで行われています。

ヴェルテンブルク修道院は、孤立した陸地に位置し、ドナウ川を遡るか切り立った崖を車で走る必要があります。ビルディングの一部にはビアレストランがあり、数百人を収容することができます。また、夏季には中庭でビアガーデンも開催され、訪れる人々を新鮮なビールでもてなします。醸造所では、ヴァイスビア、ヘレス、ボックビアなど、約10種類のビールが造られており、季節限定のビールも含まれています。

 

Data

製造元:ヴェルテンブルク修道院付属醸造所

スタイル: ドゥンケル(下面発酵)

原料: 麦芽、ホップ

アルコール度数: 4.5%

内容量:500ml

 

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