Franziskaner Hefe-Weissbier
酵母まで飲み干す爽やかな貴族のビール
『フランツィスカーナー ヘーフェ・ヴァイスビア』は、ミディアムからフルボディの中間くらいで、一口含むとバナナのような香りから柑橘系のフレーバーも感じられる芳醇な味わい。ヴァイスビアとは、南ドイツ・バイエルン州で生まれた。大麦麦芽だけでなく小麦も使い(約50%)、伝統的なヴァイツェン酵母で醸された上面発酵のビールのことをいい白ビールとも呼ばれる。酵母を濾過せず、そのまま瓶詰めしたため自然な白濁(ヴァイス)が残り、旨みがたっぷり詰まった力強さが特徴。ムースのようにきめ細かくこんもりと盛り上がった純白の泡と、くすんだゴールドとの対比も美しい。「へーフェ」とは酵母のことをいい、小麦が貴重だった時代に貴族しか飲むことが許されなかったため「貴族のビール」ともいわれている。
口当たりは爽やかで飲みやすく、瓶の底に沈殿した酵母はやさしく振って溶かし込み、最後まで味わうのがオススメ。飲み頃の温度は、冷しすぎると華やかな香りが楽しめなくなるのでほどほどに、9~12℃くらいで。
またヴァイツェンには仲間が多く、酵母を除去した「クリスタルヴァイツェン」、濃色の「デュンケル・ヴァイツェン」、高アルコールの「ヴァイツェン・ボック」、濃色で高アルコールの「デュンケル・ヴァイツェン・ボック」などがある。
・シュパーデン・フランツィスカーナー醸造所のこと
1363年、かつてミュンヘン中心部のフランシスコ会修道院のそばに設立されたフランツィスカーナ-醸造所。フランシスコ会は、カトリック修道会のひとつ。13世紀のイタリアで、アッシジの聖フランチェスコによって創設され、清貧を旨とする。
1861年には、シュパーテンの醸造者であるガブリエル・セドルマイヤー2世の兄弟、ヨセフ・セドルマイヤーがフランシスコ会修道院を所有する。
1922年、ガブリエル2世の孫とヨセフ・セドルマイヤーの息子が醸造所とシュパーテン社を合併させる。「シュパーテン・フランツィスカーナー醸造工場」となったが、醸造技術は引き継がれた。修道士を描いたラベルが、”フランシスコ修道院そばの醸造所(Braustatt
bay den Franziskanern)”と呼ばれていた時代を想い起こさせる。
Data
製造元:シュパーデン・フランツィスカーナー醸造所
スタイル: ヘーフェ・ヴァイツェン(上面発酵)
原料: 麦芽(小麦、大麦)、ホップ
アルコール度数: 5.0%
内容量:500ml
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