シャンボル・ミュジニー・レザムルーズ ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴァギュエ

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Chambolle-Musigny “Les Amoureuses” Domaine Comte Georges de Vogüé

2026.01.06

シルキーな質感が導く極上の余韻

シャンボル・ミュジニーの中でも特に官能的で、ブルゴーニュ愛好家から“特級に最も近い一級畑”と称されるレ・ザムルーズ。その魅力を最大限に引き出しているのが、名門『ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴァギュエ』です。このワインは、シャンボールらしい繊細さと気品を基調にしながら、レ・ザムルーズ特有の艶やかさ、しなやかな力強さ、そして心を掴むような官能美を併せ持つ点が大きな特徴です。

香りは赤系果実を中心に、ラズベリー、チェリー、スミレの花、ほのかなスパイスやミネラルが重なり、グラスの中で時間とともに複雑さを増していきます。口当たりは驚くほどシルキーで、繊細なタンニンが舌の上を滑るように広がり、余韻には透明感のあるミネラルと柔らかな果実味が長く続きます。力強さを誇示するのではなく、内側から湧き上がるような深みと優雅さがあり、飲み手に静かな感動を与えるスタイルです。

また、ヴァギュエの厳格な畑管理と伝統的な醸造は、レ・ザムルーズの魅力を純粋に表現するための重要な要素となっています。若いうちは華やかで魅惑的な果実味が楽しめますが、熟成を重ねることで香りと味わいにさらなる奥行きが生まれ、より官能的で立体的な表情へと変化します。エレガンス、透明感、官能美が見事に調和した、ブルゴーニュを象徴する特別な一本と言えるでしょう。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

飲み頃温度は14〜16℃ほどのやや低めが理想的。抜栓後すぐでも香りは開きやすいものの、より深みを楽しむなら30〜60分の軽いエアレーションが効果的です。デキャンタージュは強すぎるため、基本的には避け、グラスは香りを引き出すブルゴーニュ型の大ぶりなバルーン型が最適です。熟成ワインの場合は、澱を動かさないよう静かに扱うと、より純粋な香りが楽しめます。

お勧めのマリアージュ:

●鴨のロースト、仔牛のソテー、鳩やホロホロ鳥などのジビエ(軽めの調理)、フォアグラのポワレ、茸のリゾット、トリュフを使った料理など:

このワインの特徴である赤系果実の華やかさ、シルキーな質感、ミネラル感を生かすには、繊細で香り高い料理がよく合います。また、和食では鰹のたたき、鴨南蛮、出汁を生かした椀物、松茸料理など、旨味と香りの重なりが美しい料理と好相性です。ワインのエレガンスを損なわない、上品で香りのある料理が最も魅力を引き出します。

▶「ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」のこと

「ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」は、ブルゴーニュの中でも最も長い歴史を持つ名門のひとつとして知られ、その起源は15世紀半ばにまで遡ります。創設は1450年以前とされ、当時の所有者であったモワッソン家から始まり、その後ヴォギュエ家へと受け継がれました。特筆すべきは、約500年以上にわたり同一家系が所有し続けてきたという点で、ブルゴーニュのドメーヌとしては極めて稀な存在です。現在もヴォギュエ家の子孫であるクレール・ド・コーザンとマリー・ド・ラドゥセットが所有者として名を連ね、伝統と家族の精神を守り続けています。

歴史の中で特に重要な転機となったのは20世紀に入ってからで、ジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵の時代にドメーヌの名声は大きく高まりました。伯爵の死後、ドメーヌは娘たちに継承され、さらに専門的な運営体制が整えられます。醸造責任者や栽培責任者が明確に配置され、品質向上のための改革が進められました。特に1980年代以降は、畑の再評価や区画ごとの管理が徹底され、現代的な品質基準と伝統的なスタイルの両立が図られています。

「ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」のワイン造りの最大の特徴は、シャンボール・ミュジニーのテロワールを純粋に表現する姿勢にあります。所有畑には特級ミュジニー、ボンヌ・マール、そして一級レ・ザムルーズなど、ブルゴーニュでも屈指の名畑が含まれます。これらの畑は区画ごとに細かく管理され、樹齢や土壌の状態に応じた丁寧な栽培が行われています。化学的な介入は最小限に抑え、健全なブドウを育てることを最優先とする哲学が貫かれています。

醸造においても、伝統を尊重しながらも必要な部分には現代的な技術を取り入れています。発酵は区画ごとに行われ、果実の個性を最大限に引き出すために過度な抽出を避け、繊細でエレガントなスタイルを追求します。新樽の使用率も控えめで、樽香がワインの純粋な香りを覆い隠さないよう配慮されています。熟成期間は長めに設定され、ワインが持つ潜在的な複雑さと深みがゆっくりと開花するよう設計されています。

こうした哲学の結晶として生まれるワインは、シャンボール・ミュジニーらしい優雅さ、赤系果実の華やかさ、シルキーな質感、そして透明感のあるミネラルが特徴です。特にレ・ザムルーズやミュジニーは、世界中の愛好家から“官能美の極み”と称されるほどの魅力を持ち、熟成によってさらに深い表情を見せます。「ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」は、まさにブルゴーニュの伝統と気品を体現する存在と言えるでしょう。

▶「ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」の歴史(年表)

1450年頃:

モワッソン家によって現在のドメーヌの基礎が築かれ、シャンボール・ミュジニーにおける長い歴史が始まる。

16世紀後半:

ヴォギュエ家が所有権を引き継ぎ、以後500年以上にわたり同一家系がドメーヌを守り続ける体制が確立される。

17〜18世紀:

畑の整備と領地拡大が進み、シャンボール・ミュジニーの名声向上に寄与するワイン造りの基盤が固まる。

19世紀:

特級畑ミュジニーやボンヌ・マールなど、現在の主要区画が確立され、ドメーヌの評価がブルゴーニュ全域で高まる。

1925年:

ジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承し、品質向上とブランド強化に大きく貢献する。

1950年代:

伯爵の死後、娘たちが所有権を引き継ぎ、専門的な運営体制が整えられ、近代的な管理が進む。

1980年代:

区画ごとの精密な栽培管理が導入され、ミュジニーやレ・ザムルーズの品質が飛躍的に向上する。

1990年代:

醸造設備の改善や新たな醸造責任者の就任により、伝統と現代技術を融合したスタイルが確立される。

2000年代:

樹齢管理や土壌研究が進み、よりテロワールを純粋に表現するための栽培哲学が強化される。

現在:

クレール・ド・コーザンとマリー・ド・ラドゥセットが所有者として名を連ね、ブルゴーニュを代表する名門として世界的評価を維持している。

Data

生産者:ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ (ヴォギュエ家)

生産地: コート・ド・ニュイ/シャンボール・ミュジニー村

創業年: 1450年頃(文献上の起源)

URL:

使用品種: ピノ・ノワール

アルコール度数: 13.5~14.0%

容量:750ml

 

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