ルイ・シャド コルトン・プジェ・グラン・クリュ

Louis Jadot Corton-Pougets Grand Cru

 

芳醇な果実とスパイスが織りなす芸術的な一杯

『ルイ・ジャド コルトン・プジェ グラン・クリュ』は、フランス・ブルゴーニュ地方の特級畑(グラン・クリュ)から生まれる、極めて格調高い赤ワインです。造り手であるルイ・ジャド社は、1859年創業の名門ドメーヌであり、ブルゴーニュの伝統と革新を体現する存在として世界中のワイン愛好家から高い評価を受けています。

このワインは、コルトンの丘の南向き斜面に位置する「レ・プジェ」の畑から収穫されたピノ・ノワール100%で造られます。土壌は白亜質と鉄分豊富な泥灰土が混じり合い、複雑で骨格のあるワインを生み出す理想的なテロワールです。1914年からルイ・ジャドが所有するこの畑は、日照条件にも恵まれ、果実味と力強さを兼ね備えたブドウが育ちます。

ワインの味わいは、赤や黒のベリー系果実の芳醇な香りに加え、スパイスや樽熟成によるバニラ、トースト香が絶妙に溶け合います。口に含むと、シルクのようになめらかな質感としっかりとしたタンニンが広がり、余韻は長く、深く続きます。アルコール度数は14%とやや高めで、フルボディの力強い構造を持ちながらも、ブルゴーニュらしいエレガンスを失いません。

熟成にも非常に適しており、時間とともにさらなる深みと複雑さを増していきます。ローストした肉料理やジビエ、熟成チーズなどとの相性も抜群で、特別な日の食卓を華やかに彩る一本です。

「ルイ・ジャド コルトン・プジェ グラン・クリュ」は、ブルゴーニュのテロワールと造り手の哲学が融合した、まさに芸術品とも言えるワインです。その一杯には、歴史、情熱、そして自然の恵みが凝縮されています。

■すべてのワインに同じラベルを使う哲学

〇「ルイ・ジャド」のワインは、グラン・クリュからAOCブルゴーニュまで、すべて同じラベルデザイン(酒神バッカスの顔と淡いイエロー)を使用しています。これは「すべてのアペラシオンに同等の価値と情熱を注ぐ」というジャド社の哲学の表れであり、品質や格付けに関係なく、すべてのワインに誇りを持っていることを示しています。

■飲み方あれこれ!!

〇「ルイ・ジャド コルトン・プジェ グラン・クリュ」は、ブルゴーニュの特級畑から生まれる気品ある赤ワイン。その魅力を最大限に引き出すためには、飲み方にもこだわりたいところです。以下におすすめの飲み方をご紹介します。

適温で楽しむ(16〜18℃):

ピノ・ノワールの繊細な香りと味わいを感じるには、やや低めの室温が理想的。冷蔵庫で冷やしすぎず、セラーやワインクーラーで管理するのがおすすめです。

デキャンタージュで香りを開かせる:

若いヴィンテージの場合は、飲む30分〜1時間前にデキャンタージュ(ワインを別の容器に移す)することで、閉じていた香りが開き、味わいがまろやかになります。熟成されたものは、静かにグラスで開かせる方が良い場合も。

グラス選びはブルゴーニュ型で:

ピノ・ノワールの香りを最大限に引き出すためには、口が広く丸みのあるブルゴーニュグラスが最適。アロマが広がり、繊細なニュアンスを感じやすくなります。

料理とのペアリング:

・鴨のローストやラム肉:ワインの果実味とタンニンが肉の旨みを引き立てます。
・きのこ料理やトリュフ風味のソース:土壌由来のニュアンスと絶妙にマッチ。
・熟成チーズ(コンテ、エポワスなど):複雑な香りと味わいが調和します。

 

▶「ルイ・ジャド」のこと

「ルイ・ジャド」は、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する名門ワイナリーのひとつであり、1859年にルイ・アンリ・ドゥニ・ジャド氏によって創設されました。ジャド家はそれ以前から由緒あるブドウ栽培家として知られており、1794年にはシュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼルの一部を、1826年にはボーヌ・ヴィーニュ・フランシュのプルミエ・クリュを取得するなど、ブルゴーニュの銘醸畑を次々と手に入れてきました。

現在、「ルイ・ジャド」はブルゴーニュ全域に約240ha以上もの自社畑を所有しており、その多くがグラン・クリュ(特級畑)やプルミエ・クリュ(一級畑)に格付けされています。コート・ドール地区を中心に、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、マコネ、シャブリ、ボージョレなど、ブルゴーニュの主要産地に広く展開しているのが特徴です。

「ルイ・ジャド」のワイン造りは、「テロワールの表現」を最も重視しています。テロワールとは、土壌、気候、地形などの自然環境がワインに与える個性のこと。ジャド社は、各畑の個性を最大限に引き出すために、化学肥料や農薬の使用を20年以上前から排除し、オーガニックな栽培方法を積極的に導入しています。2019年には、フランス政府が認定する環境価値重視制度「HVE(High Environmental Value)」の最高ランクであるレベル3を取得し、環境への配慮と持続可能な農業への取り組みが評価されました。

醸造においても、天然酵母による発酵を基本とし、時間をかけて丁寧に仕込む伝統的な手法を守っています。ボーヌにある最先端設備を備えた「ラ・サブリエール醸造所」を中心に、ジヴリ、シャブリ、ボージョレなど各地に醸造施設を構え、品質の安定と地域性の表現を両立させています。

また、「ルイ・ジャド」のラベルには、ローマ神話の酒神バッカスの顔が描かれており、淡いイエローの背景とともに一目で同社のワインと分かるデザインとなっています。このラベルは、グラン・クリュからAOCブルゴーニュまで、すべてのワインに共通して使用されており、「すべてのアペラシオンに同等の価値と情熱を注ぐ」というジャド社の哲学を象徴しています。

「ルイ・ジャド」は、ドメーヌ(自社畑)としての顔と、ネゴシアン(買い付け・醸造業者)としての顔を併せ持ち、ブルゴーニュの多様性と奥深さを世界に伝える存在です。そのワインは、初心者から愛好家まで幅広く支持されており、ブルゴーニュの魅力を知るうえで欠かせないブランドと言えるでしょう。

▶ルイ・ジャドの歴史(年表)

1794年:

ジャド家がシュヴァリエ・モンラッシェ「レ・ドゥモワゼル」の一部畑を取得 。

1826年:

ボーヌ・ヴィーニュ・フランシュのプルミエ・クリュ畑を取得 。

1859年:

ルイ・アンリ・ドゥニ・ジャドが「メゾン・ルイ・ジャド」を創設 。

1985年:

ジャド家からガジェ家へ経営権が移る(ファミーユ・ガジェが現在のオーナー) 。

1996年:

ボージョレの名門「シャトー・デ・ジャック」を買収(※)し、南ブルゴーニュへ進出 。

2009年:

ボーヌに最新鋭の「ラ・サブリエール醸造所」を開設 。

2012年:

40年間醸造責任者を務めたジャック・ラディエール氏が引退 。

2012年:

フレデリック・バルニエ氏が新たな醸造責任者に就任 。

2019年:

環境価値重視認定「HVE(High Environmental Value)」の最高ランク(レベル3)を取得 (※2)

2020年代〜現在:

ブルゴーニュ全域に約240haの自社畑を所有し、グラン・クリュやプルミエ・クリュを中心に高品質なワインを世界に展開。

■ボージョレの名門「シャトー・デ・ジャック」を買収(※)

〇1996年、南ブルゴーニュのボージョレ地区にある名門ワイナリー「シャトー・デ・ジャック」を買収。これにより、ルイ・ジャドはボージョレ・ヴィラージュやクリュ・ボージョレの高品質ワインも手がけるようになり、ラインナップの幅を大きく広げました。

■環境価値重視認定「HVE(High Environmental Value)」の最高ランク(レベル3)を取得 (※2)

〇ルイ・ジャドは20年以上前から化学肥料や農薬の使用を排除し、オーガニック栽培やビオディナミ農法を一部導入しています。その成果として、2019年にはフランス政府が認定する環境価値重視制度「HVE(High Environmental Value)」の最高ランクであるレベル3を取得しました。

Data

生産者: メゾン・ルイ・ジャド

生産地: コート・ド・ボーヌ地区/アロース・コルトン村

創業年: 1859年

URL:-

使用品種: ピノ・ノワール

アルコール度数: 14.0%

容量: 750ml

 

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