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Domaine de la Romanée-Conti
2025.10.13
時を超えて愛されるブルゴーニュの至宝
『ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ』は、フランス・ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村に位置する、世界で最も高価かつ希少な赤ワインのひとつです。通称「DRC」と呼ばれるこのドメーヌは、1.814ヘクタールのロマネ・コンティ畑をモノポール(単独所有)しており、ピノ・ノワール100%で造られるワインは、極めて繊細で複雑、そして長期熟成に耐える構造を持っています。
畑は東南東向きの緩やかな斜面にあり、鉄分を含む石灰質土壌と平均樹齢約60年の古木が、唯一無二のテロワールを形成しています。収穫量は非常に少なく、年間平均で約450ケース(約5,500本)しか生産されない(※)ため、世界中のワイン愛好家が争奪する幻のワインとされています。
⇒年間平均で約450ケース(約5,500本)しか生産されない(※)
〇DRCのロマネ・コンティは、収穫量が極めて少なく、1本のワインを造るのに平均3本のブドウ樹が必要とされます。これは品質を最優先し、過度な収穫を避ける哲学の表れです。
醸造は伝統的な全房発酵を採用し、新樽100%で熟成。ビオディナミ農法を導入しており、自然との調和を重視した栽培が行われています。その結果、ロマネ・コンティは単なる飲み物ではなく、香り・味・余韻のすべてにおいて芸術的な完成度を誇り、「飲む神話」と称されるほどの存在感を放っています。
歴史的にも格式が高く、18世紀にはコンティ公がこの畑を所有し、王侯貴族の間でのみ振る舞われていたという逸話も残されています。その名残が「ロマネ・コンティ」という名称に刻まれており、ワインの背景にある物語性もまた、飲み手の感性を刺激します。
このワインは、ブルゴーニュの魂を体現する究極のピノ・ノワールであり、ワインの世界における頂点のひとつといえるでしょう。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
ロマネ・コンティはピノ・ノワール100%で造られるフルボディの赤ワインで、飲み頃の温度は15〜17℃が理想です。この温度帯では、果実味、酸味、スパイス香がバランスよく開き、繊細な香りと余韻が最大限に引き立ちます。
お勧めのマリアージュ:
このワインは非常に複雑でエレガントな味わいを持つため、鴨のロースト、仔羊のグリル、牛フィレのステーキなどの赤身肉料理と相性が良いです。また、トリュフやポルチーニ茸を使った料理、熟成チーズ(エポワス、コンテなど)とも見事に調和し、ワインの深みを引き立てます。
美味しく飲むためのワンポイント:
ロマネ・コンティは最低でも10〜15年の熟成が推奨される長期熟成型ワインです。若いヴィンテージでは1〜2時間の軽いデキャンタージュを行うことで香りが開き、味わいが滑らかになります。熟成されたヴィンテージでは、抜栓後30分ほど空気に触れさせてから飲むことで、芳醇な香りと複雑な余韻を堪能できます。ブルゴーニュ型のグラスを使うことで、香りの広がりを最大限に楽しめます。
▶「DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)」のこと
「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(通称DRC)」は、フランス・ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村に位置する、世界最高峰のワイン生産者として知られています。その歴史は非常に古く、起源は13世紀にまで遡ります。1232年、サン・ヴィヴァン修道院が現在のロマネ・コンティの畑を取得したのが始まりとされ、以降、貴族や著名な人物の手を経て受け継がれてきました。
特に1760年、フランス王ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人とコンティ公ルイ・フランソワ1世の間で畑の所有権を巡る競売が行われ、最終的にコンティ公が落札したことで「ロマネ・コンティ」という名称が誕生しました。その後、フランス革命によって畑は没収され、幾度かの所有者変更を経て、20世紀にジャック=マリー・デュヴォー=ブロシュが現在のドメーヌの基盤を築きました。1942年には法人化され、現在はド・ヴィレーヌ家とルロワ家による共同経営のもと、伝統を守りながら革新を続けています。
DRCのワイン造りの最大の特徴は、「テロワールの純粋な表現」を追求する姿勢にあります。畑はすべてグラン・クリュ(特級畑)で構成され、ロマネ・コンティをはじめ、ラ・ターシュ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、エシェゾー、グラン・エシェゾー、そして白ワインのモンラッシェなど、いずれもブルゴーニュの中でも最上級の区画です。
栽培には有機農法とビオディナミ(バイオダイナミック農法)を導入しており、化学肥料や農薬は一切使用せず、自然環境との調和を重視しています。畑の耕作には馬を使い、収穫はすべて手作業。収穫量は極めて少なく、ロマネ・コンティに至っては年間約6,000本しか生産されません。
醸造では、100%除梗したブドウを使用し、新樽100%で18〜22か月間熟成。その結果生まれるワインは、ピノ・ノワールの繊細さと力強さを兼ね備え、香り・味わい・余韻のすべてにおいて芸術的な完成度を誇ります。熟成ポテンシャルは非常に高く、50年以上の熟成にも耐えるヴィンテージも存在します。
DRCのワインは、単なる嗜好品ではなく、歴史・哲学・自然が融合した「飲む文化財」とも言える存在です。その希少性と品質の高さから、世界中のワイン愛好家やコレクターにとって、永遠の憧れであり続けています。
▶「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」の歴史(年表)
1232年:
サン・ヴィヴァン修道院(※2)が現在のロマネ・コンティの畑を取得。
⇒サン・ヴィヴァン修道院(※2)
〇DRCの精神的ルーツとも言えるサン・ヴィヴァン修道院は、かつて放置されていましたが、オベール・ド・ヴィレーヌが修復活動を主導。ワインの売上の一部を修道院の保存に充てるなど、文化遺産への敬意を示す取り組みが続けられています。
1631年:
クローネンブール家が畑を購入し、「ロマネ」と改名。隣接するラ・ターシュも取得。
1760年:
コンティ公ルイ・フランソワ1世が畑を競売で落札(※3)。畑は「ロマネ・コンティ」と呼ばれるようになる。
⇒コンティ公ルイ・フランソワ1世が畑を競売で落札(※3)
〇ロマネ・コンティの畑は、フランス王ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人とコンティ公ルイ・フランソワ1世の間で競売にかけられました。結果的にコンティ公が落札し、畑のワインはすべて自家用とされ、宮廷で芸術家や貴族に振る舞われたといいます。この出来事が「ロマネ・コンティ」という名称の由来となりました。
1791年:
ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑がニコラ=ジョゼフ・マレーにより取得。
1815年:
ナポレオンの将軍ルイ・リジェ=ベレールがラ・ターシュを含む40haの畑を取得。
1869年:
ジャック=マリー・デュヴォー=ブロシュがロマネ・コンティの畑を購入。DRCの基盤が築かれる。
1933年:
ラ・ターシュの畑がDRCに売却され、モノポールとして確立。
1942年:
ドメーヌが法人化。アンリ・ルロワが株式を取得し、ド・ヴィレーヌ家とルロワ家による共同経営が始まる。
1974年:
オベール・ド・ヴィレーヌとラルー・ビーズ・ルロワが共同経営者に就任。
1986年:
有機農法への転換を開始。
2000年:
ロマネ・コンティとラ・ターシュの畑でビオディナミ農法を導入。
2007年:
全所有畑にビオディナミ農法を拡大。
2018年:
醸造責任者ベルナール・ノブレが引退。後任にアレクサンドル・ベルニエが就任。
2021年:
オベール・ド・ヴィレーヌが引退。甥のベルトラン・ド・ヴィレーヌが共同代表に就任。
Data
生産者: ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)
生産地: ブルゴーニュ地方/コート・ド・ニュイ地区/ヴォーヌ・ロマネ村
創業年: 実質的な創業は1869年(ジャック=マリー・デュヴォー=ブロシュが畑を取得)
URL: -
使用品種: ピノ・ノワール
アルコール度数: 約13〜14%( ヴィンテージによって異なる)
容量: 750ml
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