ドランブイ

Drambuie

2026.02.23

食後のひとときを優雅に彩る一杯

ハチミツの甘さとスパイスの香りが織りなす、深く豊かな味わい──それが『ドランブイ』の魅力です。スコットランド生まれのこのリキュールは、スコッチウイスキーをベースに、ハチミツ、ハーブ、スパイスを絶妙にブレンドして造られています。アルコール度数は40度と高めながら、まろやかで飲みやすく、食後酒としても高い人気を誇ります。

その起源は18世紀にさかのぼり、スコットランドの王子チャールズ・エドワード・ステュアート(通称ボニー・プリンス・チャーリー)が、亡命の際に伝えた秘伝のレシピがもとになっているという伝説が残されています。「ドランブイ」という名も、ゲール語の「An Dram Buidheach(満足の一杯)」に由来し、その名の通り、ひと口で心を満たすような芳醇な味わいが特徴です。

1906年にマルコム・マッキノンによって商品化されて以来、ドランブイは世界中で愛され続けてきました。現在はスコットランドの名門酒造会社「ウィリアム・グラント&サンズ社」が製造を手がけており、伝統のレシピを守りながらも、現代の品質基準に合わせた製造が行われています。

そのままストレートやロックで楽しむのはもちろん、代表的なカクテル「ラスティ・ネイル(Rusty Nail)」のベースとしても有名で、スコッチウイスキーとの相性の良さを存分に味わうことができます。クラシックでありながらも、どこかモダンな気品を感じさせる「ドランブイ」は、まさに大人のためのリキュール。歴史と伝統、そして洗練された味わいが詰まった一杯は、特別な時間をより豊かに演出してくれることでしょう。

■飲み方あれこれ!!

ストレートまたはロック:

グラスにそのまま注ぐか、氷を加えて楽しむ。 ハチミツとスパイスの芳醇な香りが引き立ち、食後酒として最適です。

ラスティ・ネイル(Rusty Nail):

スコッチウイスキーとドランブイを1:1で混ぜ、氷を入れたロックグラスに注ぐ。 ウイスキーの力強さとドランブイの甘さが調和した、クラシックなカクテルです。

ドランブイ・ハイボール:

ドランブイを30ml注ぎ、氷を入れたグラスにソーダを加えて軽くステアする。 爽やかな飲み口で、食前酒やリフレッシュしたいときにぴったりです。

▶「ウィリアム・グラント&サンズ社」のこと

「ウィリアム・グラント&サンズ社(William Grant & Sons Ltd.)」は、1887年にスコットランドのダフタウンで創業された、家族経営の独立系酒造会社(※)です。創業者ウィリアム・グラントは、かつてモートラック蒸溜所で働いていた経験を活かし、自らの理想とするウイスキー造りを目指して「グレンフィディック蒸溜所」を設立しました。以来、5世代にわたって家族による経営が続けられており、現在では世界的なスピリッツ企業として知られています。

⇒家族経営の独立系酒造会社(※)

〇ウィリアム・グラントは、自らの夢を叶えるために7人の息子と2人の娘、そして石工の協力を得て、1年がかりで「グレンフィディック蒸溜所」を手作業で建設した。この“家族の手で建てた蒸溜所”というエピソードは、今も同社のクラフト精神の象徴として語り継がれています。

同社は「グレンフィディック」や「バルヴェニー」、「ティーニニック」などのシングルモルトウイスキーで名を馳せています(※2)が、リキュール分野でも高い評価を受けています。その代表格が、1906年に誕生したスコッチベースのハーブリキュール「ドランブイ」です。2014年に「ウィリアム・グラント&サンズ社」がこのブランドを買収し、伝統的なレシピと製法を守りながら、現代的な品質管理とブランディングを加えることで、再び世界市場での存在感を高めています。

⇒シングルモルトウイスキーで名を馳せています(※2)

〇当時、ウイスキーといえばブレンデッドが主流だった時代に、「グレンフィディック」を世界で初めてシングルモルトとしてボトリングし、国際市場に打って出た。今では当たり前の“シングルモルト”というカテゴリーを確立した立役者といえます。

同社のリキュール造りの特徴は、クラフトマンシップと原料へのこだわり、そしてブランドごとの物語性にあります。たとえば「ドランブイ」は、スコッチウイスキーにハチミツ、ハーブ、スパイスを加えた複雑で芳醇な味わいが特徴で、18世紀のスコットランド王家に伝わる秘伝のレシピに基づいています。このように、単なる甘味酒ではなく、歴史や文化を背景に持つリキュールを丁寧に仕上げている点が、同社の大きな魅力です。

また、「ウィリアム・グラント&サンズ社」は、製品ごとに異なる蒸溜所や熟成庫を活用し、香味の個性を最大限に引き出す技術力にも定評があります。リキュールにおいても、ベースとなるスピリッツの品質を重視し、香料や甘味料のバランスを緻密に設計することで、飲みやすさと奥行きを両立させています。

伝統を守りながらも革新を恐れない姿勢、そして家族経営ならではの一貫した哲学(※3)が、「ウィリアム・グラント&サンズ社」のリキュール造りに深みと信頼を与えているのです。今後もそのクラフト精神は、世界中のグラスに新たな物語を注ぎ続けていくことでしょう。

⇒家族経営ならではの一貫した哲学(※3)

〇多くの酒造会社が大手資本の傘下に入る傾向が強まる中にあっても、「ウィリアム・グラント&サンズ社」は現在に至るまで家族経営を堅持している希少な存在である。同社は創業以来、5代にわたり経営が継承されており、企業規模の拡大にもかかわらず、創業時からの“家族の精神”を重視する姿勢を貫いている。このような経営方針は、スピリッツ業界内においても高く評価されている。

▶「ウィリアム・グラント&サンズ社」の歴史(年表)

1887年:

創業者ウィリアム・グラントがスコットランド・ダフタウンにて「グレンフィディック蒸溜所」を設立。家族とともに手作業で蒸溜所を建設し、最初のウイスキーを蒸溜する。

1892年:

グレンフィディックに続き、隣接地に「バルヴェニー蒸溜所」を設立。異なるスタイルのウイスキーを生み出す体制を整える。

1963年:

「グレンフィディック」が世界で初めてシングルモルトウイスキーとして国際市場に向けて販売される。これにより、シングルモルトというカテゴリーが世界的に認知されるようになる。

1999年:

「ヘンドリックス・ジン(Hendrick’s Gin)」を発売。バラとキュウリの香りを特徴とする革新的なジンとして、世界中で高い評価を得る。

2014年:

スコッチベースのハーブリキュール「ドランブイ」を買収。伝統的なレシピを継承しつつ、ブランドの再構築とグローバル展開を進める。

現在:

「ウィリアム・グラント&サンズ社」は、世界中に蒸溜所と販売拠点を持ち、グレンフィディック、バルヴェニー、ティーニニック、ヘンドリックス、ドランブイなど多彩なブランドを展開する独立系スピリッツ企業として、家族経営を守りながら成長を続けている。

Data

生産者:ウィリアム・グラント&サンズ社

生産地:スコットランド・ベルシル

創業:1906年

URLhttps://www.williamgrant.com (ウィリアム・グラント&サンズ社公式サイト)

原料:スコッチ・モルトウイスキー、ハチミツ、ハーブ、スパイス(具体的なハーブやスパイスの種類は非公開)

アルコール度数:40%

容量:750ml(瓶)

 

【広告】楽天/日本酒通販

 

【広告】Amazon/日本酒通販

 

・ご指定以外の商品も表示されます。

・お酒は二十歳になってから。