Baird Brewery Single Take Session Ale
2026.01.15
飲み疲れしないのに飲み飽きない軽快クラフト
『ベアード・ブルーイング シングルテイク セッションエール』は、ベアードらしい“素材の個性を素直に引き出す”哲学がそのまま形になった、軽快でアロマ豊かなセッションエールです。ベルギー酵母を用いた発酵によって生まれるスパイシーで爽やかな香りが最大の特徴で、口に含んだ瞬間から軽やかなエステル香が立ち上がり、続いて柔らかな酸味と軽快なボディが心地よく広がります。アルコール度数は4.5%と低めで、長く飲み続けても疲れない“セッション”らしい飲みやすさを備えています。
このビール名の「シングルテイク」は、音楽家ニール・ヤングの“ノーカット・無編集の一発録り”スタイルへのオマージュであり、ベアードの「手を加えすぎず、素材のままの魅力を届ける」という姿勢を象徴しています。実際にこのビールも、ホールフラワーホップのみを使用し、ペレットや抽出物を使わないことで、ホップ本来の香りと質感をそのまま表現しています。
味わいは、軽やかな発泡とともにスパイスのニュアンスが弾むように広がり、後味は驚くほどクリーン。IBUは16と控えめで、苦味が主張しすぎず、ベルギー酵母由来のアロマが中心に据えられています。モルト構成にはフロアモルテッド・ピルスナーやライモルト、サワーモルト、キャラメルモルトなどが使われ、軽快さの中に複雑さと奥行きを持たせています。
総じて、「シングルテイク セッションエール」は「軽やかでありながら、単調ではない」ベアードらしいバランス感覚が光る一本です。爽やかさ、スパイス感、アロマの豊かさが一体となり、日常のどんな瞬間にも寄り添うような、飽きのこない魅力を持っています。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
8~11℃位で。 ベルジャン酵母由来のスパイシー&フルーティなアロマが最も綺麗に立つ温度帯。冷たすぎると香りが閉じ、温かすぎると酵母のエステルが重く感じられるため、この帯が最もバランス良い。
おすすめのマリアージュ:
● 白身魚のカルパッチョ(柑橘ドレッシング):
酵母のエステル香と柑橘の酸味が美しく重なり、軽いボディが魚の繊細さを邪魔しない。
● ハーブチキン(ローズマリー・タイム):
ハーブの香りがホップのアロマと共鳴し、軽い苦味が鶏肉の旨味を引き締める。
● 生春巻き(スイートチリソース):
スパイシーな酵母香と甘辛いソースが好相性。フレッシュな野菜の食感とビールの軽快さがマッチします。
▶「合資会社ベアード・ブルーイング」のこと
「合資会社ベアード・ブルーイング」は、2000年にブライアン・ベアード氏と妻のさゆり氏によって静岡県沼津市で創業された、日本のクラフトビール黎明期を象徴するブルワリーである。創業当初は「沼津フィッシュマーケット・タップルーム」を併設した小規模醸造所としてスタートし、30L規模の極めて小さな設備で丁寧な手造りのビールを提供していた
。2003年には250Lシステムへ拡張し、瓶商品の販売を開始。これを機に東京市場へ進出し、「合資会社ベアード・ブルーイング」の名は全国へ広がっていく
。
その後、タップルームの多店舗展開や海外輸出を進めながら、2014年には伊豆市修善寺に大規模な農園型ブルワリー「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」を開設。自然豊かな環境の中で、よりスケールの大きな醸造とホスピタリティを両立させる拠点として機能している
。現在では東京・横浜を含む複数のタップルームを展開し、日本のクラフトビール文化を牽引する存在となった 。
「合資会社ベアード・ブルーイング」のビール造りの特徴は、創業者夫妻の「ビールへの深い愛情」と「伝統への敬意」を軸にした哲学にある。彼らは“ビールを祝福する”というモットーを掲げ、人生の豊かさをビールとともに分かち合うことを目指している
。醸造においては、モルト・ホップ・酵母といった原材料をできるだけ加工せず、素材の個性を最大限に引き出すことを重視。特にホップはフロアモルテッド麦芽やホールフラワーホップ(生ホップ)を使用し、煮沸終盤に大量投入することで、スパイシーかつフルーティなアロマを際立たせている。また、多くの銘柄でドライホッピングを採用し、熟成中にも生ホップを加えることで、漂うように豊かな香りを生み出している
。
さらに、敷地内の地下水を用いた醸造や、自然な発泡を活かす最小限の処理など、クラフトマンシップに満ちた工程が特徴的だ。大量生産では失われがちな“ビール本来の個性と威厳”を取り戻すことを使命とし、複雑で奥行きのある味わいを追求し続けている
。
こうした哲学と技術の積み重ねにより、「合資会社ベアード・ブルーイング」は日本のクラフトビール文化を支える象徴的存在となり、多くのブルワーやファンに影響を与え続けている。
▶「合資会社ベアード・ブルーイング」の歴史(年表)
2000年(平成12年):
静岡県沼津市にて、ブライアン・ベアード氏と妻のさゆり氏が「ベアード・ブルーイング」を創業。30L規模の極めて小さなマイクロブルワリーとして醸造を開始し、併設の「沼津フィッシュマーケット・タップルーム」で提供を始める。
2003年(平成15年):
醸造設備を250L規模へ拡張し、瓶商品の販売を開始。これにより沼津以外の地域でもベアードビールが流通し始め、東京市場への進出が進む。
2000年代後半(平成期):
輸出を開始し、国内外での認知度が上昇。東京・横浜を中心にタップルームの多店舗展開が進み、ベアードビールのファン層が拡大する。
2014年(平成26年):
静岡県伊豆市修善寺に大規模な農園型ブルワリー「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」を開設。自然豊かな環境での醸造とホスピタリティを融合させた新拠点として稼働を開始する。
2010年代後半〜2020年代(平成〜令和):
関東・関西を含む複数のタップルームを展開し、国内クラフトビール文化の発展に大きく寄与。ベアード出身のブルワーが新たなブルワリーを立ち上げるなど、業界全体への影響力が強まる。
Data
製造元:合資会社ベアード・ブルーイング
住所:静岡県伊豆市大平1052-1
創業:2000年(平成20年)
TEL:0558-73-1199
URL:https://bairdbeer.com/ja/(ベアード・ブルーイングオ公式サイト、通販可)
スタイル:セッションエール(上面発酵)
原料:麦芽、大麦、ホップ、糖類、酵母
アルコール度数:4.5%
内容量:330ml
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