キリンウイスキー富士山麓 50% シグニチャーブレンド

Kirin Whisky Fuji Sanroku 50% Signature Blend

富士山系の水が生む芳醇なハーモニー

『キリンウイスキー富士山麓 50% シグニチャーブレンド』は、日本の自然とクラフトマンシップが融合したブレンデッドウイスキーの逸品です。富士山麓・御殿場蒸溜所にて製造され、清冽な富士山系の伏流水を仕込み水に使用。国内で造られる複数のグレーンウイスキー(ディアジオ式、カフェ式、バーボン式)とモルト原酒が絶妙なバランスでブレンドされ、重層的な味わいを実現しています。

アルコール度数は50%と高めで、豊かで芯のある飲みごたえが特徴。それでいて口当たりは滑らかで、バニラや果実の甘さ、心地よい樽香、そしてほのかなスモーキーさが感じられます。ハイボールでもロックでも、飲み方によって表情が変わり、多彩な楽しみ方が可能です。

キリンが長年培った蒸留技術とブレンド技術の粋を集めたこのウイスキーは、まさに“シグニチャー”の名にふさわしく、日本のウイスキー文化を体現する一本として高く評価されています。日々の晩酌に、あるいは特別な語らいの時間に、心ほどける一杯としておすすめです。

■飲み方あれこれ!!

ストレート:

ウイスキーそのものの力強い香りと味わいが楽しめます。50%のアルコール度数が特徴なので、少しずつ味わいましょう。

加水(トワイスアップ):

水を少し加えることで香りが開き、より繊細なフルーツやスパイスの香りが感じられます。

ロック:

氷で冷やして飲むと、口当たりが柔らかくなり、甘みやフルーティーさが強調されます。

ハイボール:

ソーダ水で割ると爽快感のある一杯に。マーマレードのような甘みと少しのほろ苦さが活きてきます。

変わったところでバニラアイスにかけて:

甘さとウイスキーの香ばしい香りがデザートとして楽しめる意外な組み合わせです。

 

▶「富士御殿場蒸溜所」のこと

富士御殿場蒸溜所は、1973年に静岡県御殿場市に誕生した、日本を代表するウイスキー蒸溜所のひとつです。その設立は、キリンビール(日本)、シーグラム社(アメリカ)、シーバスブラザーズ社(イギリス)という日英米3社の合弁による「キリン・シーグラム社」によって実現しました。この国際的な連携により、スコッチ、カナディアン、そしてジャパニーズの技術が融合した、世界でも稀有な蒸溜所としてスタートを切ったのです。

当初から富士山の伏流水を仕込み水に使用し、冷涼な気候と豊かな自然環境を活かしたウイスキー造りが行われてきました。特筆すべきは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方を同一施設内で製造できる点で、これは世界的にも珍しい体制です。グレーンウイスキーにおいては、一般的な連続式蒸溜器に加え、ケルト式やバーボン由来のダブラーなど複数の蒸溜器を使い分け、3種類の異なるグレーン原酒を造り分ける高度な技術を有しています。

2002年にはキリンビールの完全子会社となり、蒸留所名も「キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所」へと変更。以降はキリン独自のブレンディング技術と設備投資により、品質のさらなる向上が図られています。代表銘柄「富士山麓」シリーズは、国内外の品評会で数々の賞を受賞し、特に「富士山麓 ブレンデッド18年」や「シングルグレーン25年」は世界的な評価を獲得しました。

現在では、製造から熟成、ボトリングまでを一貫して行う体制を整え、見学施設やシアタールームも併設するなど、ウイスキー文化の発信拠点としても注目を集めています。富士御殿場蒸溜所は、伝統と革新を併せ持つ日本のウイスキー造りの象徴として、今なお進化を続けています。

▶富士御殿場蒸溜所(年表)

1972年:

キリンビール(日本)、シーグラム社(米国)、シーバスブラザーズ社(英国)の3社が合弁で「キリン・シーグラム社」を設立。

1973年:

静岡県御殿場市に「富士御殿場蒸溜所」が操業開始。モルトとグレーンの両方を製造できる世界でも稀な複合型蒸溜所としてスタート。

1980年代:

グレーンウイスキー製造において、カフェ式、ディアジオ式、バーボン式など複数の蒸溜方式を導入。独自の酵母選定や小樽熟成など、品質向上への取り組みが本格化。

2002年:

キリンビールが全株式を取得し、完全子会社化。蒸留所名を「キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所」に変更。

2005年:

「富士山麓 樽熟50°」を発売。高アルコール度数と芳醇な味わいで人気を博す。

2016年:

「富士山麓 ブレンデッド18年」がインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)で金賞を受賞。

2017年:

「富士御殿場蒸溜所 シングルグレーン25年」がISCでワールド・ベスト・グレーンウイスキーを受賞。

2020年代:

蒸溜所見学施設をリニューアルし、ウイスキー文化の発信拠点としての役割を強化。「富士」ブランドとしての再構築が進み、国内外での評価がさらに高まる。

2021年:

木桶発酵槽を新たに導入。

■蒸溜所の立地にまつわる選定秘話

御殿場が選ばれた理由は、富士山の伏流水、霧の多い冷涼な気候、そしてスコットランドのハイランド地方に似た環境が揃っていたから。さらに、東名高速道路や国道246号線に近く、物流面でも理想的だったことが決め手となりました。

■まるでアトラクションのような見学ツアー

蒸溜所見学では、12メートルの大スクリーンによるプロジェクションマッピングのシアター体験から始まり、まるでテーマパークのような演出でウイスキー造りの世界に引き込まれます。初心者でも楽しめる工夫が随所に施されており、ウイスキー文化の裾野を広げる役割も担っています。

Data

蒸留所:富士御殿場蒸溜所(キリンディスティラリー)

所在地:静岡県御殿場市柴怒田970

URL:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=1564&agechk=1(キリン公式商品ページール)

創業年:1973年

蒸留器:初留(バルジヘッド型)×2基、再留(ランタンヘッド型)×2基、連続式蒸溜機×3基(マルチカラム、ケトル、ダブラー)

アルコール度数:50度

容量:50度

 

 

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