Budweiser

世界中で愛されるKING OF BEERS
『バドワイザー』は、スムーズで爽快な味わいのアメリカンラガービールですね。控えめな苦味とほんのりした甘さがバランス良く、軽く飲みやすいのが特徴。
アンハイザー・ブッシュ・インベブ社は、ドイツ系アメリカ移民のアドルファス・ブッシュが、1876年にミズーリ州セントルイスで創設。世界初の冷蔵技術でアメリカンラガーを生み出した。
同社のフラッグシップ・ブランドであり日本(※)は勿論、世界80ヶ国以上で「バド」の愛称で親しまれるアメリカンラガーの代表的ブランド。「KING
OF BEERS」をキャッチコピーとしている。
厳選された二条大麦、六条大麦に米を使用し、伝統的なピーチウッド製法(※2)で熟成されている。
苦みが少なくすっきりと洗練された味わいを持ち、トロピカルフルーツのようなほのかな甘い香りが魅力。また、刺激的な強めのカーボネーション(※3)と心地よい喉ごしの爽快感は、アメリカンラガーならでは。
バドワイザーの特徴的なアロマは微かな若草香と甘い香りが広がる。
フレーバーとしてはパイナップルのような淡い甘さで、透明でライトなイエローの外観でミディアムボディ。
飲み頃はキンキンに冷やした2〜3℃位で飲むと、バドワイザーのうまさが一層引き立つ。夏には最高の一本。
日本(※)におけるバドワイザー
日本ではかつてサントリーがライセンス生産を行っていた時代もあったが、その後、麒麟麦酒がアンハイザー・ブッシュ社とのあいだで合弁企業であるバドワイザー・ジャパンを設立し生産を担当した。
しかし、バドワイザー・ジャパンが解散した後は、麒麟麦酒が引き続きライセンス生産や米国製バドワイザーの輸入を行っていた。
2018年末、キリンによる日本版バドワイザーの生産が終了、2019年からはアンハイザー・ブッシュ・インベブによる輸入販売が行われるようになり、現在では製造設備の変更に伴い、アメリカ・韓国製のバドワイザーが提供されるようになった。
「ピーチウッド製法(※2)」とは?
ピーチウッド製法とは、一部のビールで使われる、ピーチウッド(桃の木)から作られた樽を使用してビールを熟成させ方法。
通常、ビールの熟成にはオーク樽が使用されますが、ピーチウッド製の樽を使用することで特徴的な風味を生み出しています。
ピーチウッドはオークよりも柔らかく、香りが豊かな木材であり、ビールに独特の風味を与えることができます。
ピーチウッド製法による熟成では、ビールが木樽の中で時間をかけてゆっくりと熟成される。この過程で木材から抽出される風味やタンニンがビールに移り、味わいに深みと複雑さをもたらします。
この醸造法により、バドワイザーは他のビールとは異なる個性的な風味を持つことができるのです。
「カーボネーション(※3)」とは?
カーボネーションは、炭酸ガスが液体中に溶解して生じる現象を指す。具体的には、液体中に溶け込んだ炭酸ガスが気泡として放出されることで、液体が発泡し、泡立つ状態を形成します。
カーボネーションによる泡立ちや発泡は、飲み物の口当たりや飲みごたえに影響を与えるため、泡立ちが良く、適度なカーボネーションがあると、飲み物は爽快感や活気を与え、口内での感触や味わいも変化します。
また、炭酸ガスは飲み物中の香り成分をも強調させる効果もあります。
ビールの場合、アメリカンラガーなどのスタイルでは、刺激的な強めのカーボネーションが特徴とされます。これにより、ビールの味わいが爽やかで軽快なものになります。
従って、カーボネーションは飲み物の特徴や飲みやすさに大きく寄与する重要な要素となっています。
・アンハイザー・ブッシュ・インベブ社のこと
アンハイザー・ブッシュ・インベブ社は、ご存じのように世界最大級のビール会社として知られます。
ベルギーを拠点とし、多国籍の企業として、世界中で人気のブランドを展開しています。この企業の歴史は非常に興味深く、いくつかの重要な時点を通じて成長を遂げました。
その起源は、1240年にベルギーの修道院で誕生したビール「Leffe(レフ)」にまで遡ります。
その後、1366年にベルギーのルーヴェンでデ・ホールン醸造所が設立され、「アルトワブランド」が生まれました。
その後1860年には、アメリカでアンハイザー・ブッシュが創業されました。
「バドワイザー」の発売は1876年。ミズーリ州セントルイスにあるアンハイザー・ブッシュ社の創設者、アドルファス・ブッシュが誕生さました。
「バドワイザー」は、「KING OF BEERS」をキャッチコピーに、当時アメリカで造られるラガーよりも滑らかな口当たりと洗練された味わいを目指したことで、アメリカのみならず、世界中で親しまれるブランドへと成長していきました。
「バドワイザー」という名前は、中世以来ビールの名産地として知られるチェコ・ボヘミア地方の「ブドヴァイス」という都市(現在のチェスケー・ブジェヨヴィツェ)に由来しており、ヨーロッパの伝統的なビール文化からインスパイアされたといわれます。
しかし、ここでどうしても記しておかなければならない、「バドワイザー」の名称に関する訴訟の話があります。
「バドワイザー」の名称を巡る訴訟は、チェコとアメリカの両ビール会社間で長年続いている有名な商標紛争です。
バドワイザー(Budweiser)というブランド名は、チェコ共和国のビール名産地「ブドヴァイゼル(Budvar)」にあやかったもので、アンハイザー・ブッシュ社の創業者アドルファス・ブッシュが、1876年に勝手に命名・商標登録したものでした。
しかし、この時すでにチェコのブジェヨヴィツェ市民醸造が「ブドヴァイゼル・ベルゲブロイ」を販売していたため、両社の間で商標を巡る訴訟に発展しました。
結果は、チェコ側が北米および米国保護領に限り商標権を放棄することで合意。そのため、現在ヨーロッパの主な国でアンハイザー・ブッシュ社は「バドワイザー」というブランド名を使用できず、「Bud」(バド)とか「Busch」(ブッシュ)という名称で販売されています。
逆にチェコ側はアメリカ、カナダで別のブランド名で販売しており、日本でも同様の訴訟は起こされたが、チェコ側の商標権放棄範囲を北米などに限定した合意の有効性を認めた上で両者が混同される恐れはないと判断。
そればかりかアンハイザー・ブッシュ社側の訴えは商標権の濫用であるとして、チェコ社製ビールの輸入・販売は制限されないとの判決が下っています。
この訴訟は、19世紀後半から始まり約100年以上にもわたって続いており、現在も世界各地で約40件の訴訟が進行中とされています。チェコ側が「地理的表示」に基づいて主張を展開している一方、アメリカ側は商標権の長年の使用による正当性を訴えています。
どちらも強いブランド価値を持つため、解決にはまだ時間がかかりそうです。
2008年にはベルギーのインベブとアメリカのアンハイザー・ブッシュが合併して誕生しました。この合併は、約5兆8000億円というビール業界史上最大の買収として注目を集めました。
さらに、2012年にはメキシコのビールメーカー、グルポ・モデロの未保有株を201億ドルで買収し、完全子会社化を達成。また、2016年にはイギリスのSABミラーを買収し、世界のビール市場におけるシェアをさらに拡大しました。
このような積極的なM&A戦略により、現在では500以上のブランドを展開し、世界150カ国以上で製品を販売しています2。
同社はまた、持続可能性と社会貢献においても積極的に取り組んでいます。未来の乾杯(Future with more cheers)をテーマに掲げ、水資源の保護や地元コミュニティ支援を重点的に行っています。
その豊かな歴史は、単なるビールメーカーの枠を超え、世界のビール文化に大きな影響を与えてきました。
Data
製造元:アンハイザー・ブッシュ・インベブ社
スタイル:ピルスナー(下面発酵)
原料:麦芽、ホップ、米
アルコール度数:5.0%
内容量:330ml(瓶、缶)、500ml(缶)
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