ますいずみ じゅんまいだいぎんじょう
海山の幸に合うしっかりした味わいの純米大吟醸
『満寿泉 純米大吟醸』は、ボディがしっかりとしたきれいな味わいで喉越しもなめらか。コクがあって程よいキレもあり、冷からぬる燗まで楽しめる。自家製米と能登杜氏の匠の技で醸され、料理の味を邪魔しないよう香りは控えめ。スムーズな味わいで、バランスのとれたコスパ純米大吟醸。
日本海と立山連峰に挟まれた地にあって、カニ、エビ料理から山菜料理まで幅広く合う。名前だけでなく実力も兼ね備えた一本。
・桝田酒造店のこと
初代・枡田兵三郎氏が北海道旭川で酒造業を創業。「都松」という商標で、年間1500石と当時としては規模の大きな造り酒屋に成長するが、1905(明治38)年に富山に戻り、かつて北前船の寄港地として賑わった現在の地で酒造りを始める。
当初は「岩泉」という銘柄だったが、港の芸者衆に飲んでもらおうと、名字の桝田にちなんだ「満寿泉」という別銘柄で発売。おめでたいネーミングのおかげもあって好評を博し、現在では主力ブランドとなった。蔵のモットーは「ハイカラで常によりよく」。ヤマタノオロチを退治した八塩折(やしおり)の酒を醸酒で再現するなどの試みも行っている。
四代目当主・桝田敬二郎氏は、父の急逝により22歳の若さで蔵を継いだ。大学では発酵工学を専攻していた若き当主は生き残りをかけ、昭和40年代半ばに当時まだ市場では認知されていなかった吟醸酒造りにのめり込んでゆく。成果は早くから現れ、1972(昭和47)年からは、鑑評会における金賞受賞の常連蔵となる。
酒米も厳選したものを使い、山田錦が誕生した多可郡八千代地区・加美地区で全量契約栽培、白萩地区では富山県開発の酒米「富の香」を契約栽培していて、古代米の復活にも取り組んでいる。
富山県は海山の幸とも食材豊富な土地柄で、ただの淡麗辛口では役不足と考え、目指したのは味わいがキレイでしっかりしてうま味のある酒。最上級酒から定番酒まで、食に合うように設計されている。飲む人の感性で酒を味わい、楽しんで欲しいという思いから、造られる酒のデータは基本的に非公開となっている。
Data
生産者:株式会社桝田酒造店
住所:富山県富山市東岩瀬町269
創業:1893(明治26)年
TEL:076-437-9916
URL:http://www.masuizumi.co.jp/ (直接注文不可)
特定名称:純米大吟醸
原料米&精米歩合:麹米、掛米ともに山田錦50%
アルコール度数:15~17%
酵母: MS-9
日本酒度:非公開
酸度:非公開
容量:720ml、1800ml
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